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20世紀ロシアの作曲家ボリス・チャイコフスキーの甥にあたるアレクサンドル・チャイコフスキー。現代ロシアで最も尊敬される作曲家の一人であり、故マリス・ヤンソンスも彼の作品を愛し、演奏会のレパートリーとして取り上げていたことで知られています。普段は巨大なオーケストラのための作品を書く人ですが、2020年の最新作「交響曲第7番」は、“隔離交響曲”のタイトル通り、コロナ・ウィルス(Covid-19)の大流行下「各々の楽員たちがソーシャルディスタンスを保てるように」及び「社会的に隔離されてしまったオーケストラ」の2つの意味が持たされた小編成の作品です。ドミートリー・ヴァシリエフは、1972年生まれ。2005年からシベリア交響楽団の首席指揮者を務めています。(2021/02/12 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0587 |
もともとユダヤ系の家にロベルト・アンジェイ・クラウトハメル(1935-1982)として生まれるも、第二次世界大戦中に身分を隠すために潜伏、この時に使った偽名「チャイコフスキ」をそのまま芸名とし、音楽界に飛び込んだピアニスト、作曲家をご存知でしょうか?このアルバムはそんな「アンドレ・チャイコフスキ」の作品を収録したものです。もちろんあのピョートル・チャイコフスキーとは縁も所縁もありませんが、共通するのは溢れる音楽的才能であり、ここで聴ける作品にも鬼気迫るほどの素晴らしい熱気が満ち溢れています。彼は1955年にショパン国際ピアノ・コンクールで8位入賞し、ブリュッセルに留学、ステファン・アスケナーゼに師事します。やがてエリザベート王妃国際音楽コンクールで3位入賞、翌1957年にはパリでラヴェルのピアノ曲全曲演奏会も行う程でした。しかしながら47歳の若さで病を得て早世、その名声はほとんど忘れ去られてしまっています。そんな彼の作品はなかなか刺激的あり、新古典派の少し先を行く前衛的なもの。もちろんヴィルトゥオーゾ的な面も持つ見事な音楽です。これは一聴の価値ありです。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0204 |
チャイコフスキーの『くるみ割り人形』に、E.T.A.ホフマンの原作寄りの新解釈を持ち込んだバージョンが登場。華麗な音楽と振付によってファンタジー豊かなバレエ作品として世界的な人気を博す『くるみ割り人形』ですが、当盤の指揮者ジョン・マウチェリによれば、チャイコフスキー自身は完全に納得していたわけではなかったとのこと。その理由として、E.T.A.ホフマンの原作『くるみ割り人形とねずみの王様』が持っている社会の格差や不平等に対する視点が削ぎ落されてしまったことを挙げています。そこでマウチェリは4年以上の年月をかけて物語を再構築。そうした社会的な視点を加えつつ、主人公の少女マリーが成長し国王(かつてのくるみ割り人形)と結婚するまでを600年の歳月を経ながら描きました。音楽にはチャイコフスキーの様々な管弦楽作品を転用し、朗読(英語)を加えています。ジョン・マウチェリ1945年ニューヨーク生まれの指揮者。ハリウッド・ボウル管弦楽団の創立時から16年間音楽監督を務め、トリノやワシントンの歌劇場の音楽監督を歴任するとともに、ミラノ・スカラ座やメトロポリタン歌劇場にも客演。数多くの作品の初演を数多く手がけた他、レナード・バーンスタインとの長きにわたる交流や、Deccaの「退廃音楽」シリーズへの録音でも知られています。(2023/10/20 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0704 |
チャイコフスキーと言っても、あの「悲愴交響曲」の作曲家ではありません。モスクワ音楽院でピアノをレフ・オボーリン、作曲をヴィッサリオン・シェバリーン、ニコライ・ミャスコフスキー、ドミートリイ・ショスタコーヴィチに師事し、20世紀後半のロシアを代表する作曲家となりました。名チェリスト、ロストロポーヴィチは彼の作品を高く評価し、アメリカにも紹介したのですが、残念ながらアメリカでの評判はイマイチでした。しかし最近では復興の兆しが見え始め、日本でも彼の作品を愛するファンは多いようです。お聴きいただければわかる通りかなり硬派の作品が多いのですが、バラライカの小品で見せる想像以上の人懐こさを目の当たりにすると、彼に対する見方が180度変わるかもしれません。(2009/10/28 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0046 |
ラトヴィアの作曲家ヤーニス・チェピーティス。ラトヴィア音楽院でヤーセプス・ヴィートルスから作曲を、ヤーニス・メディンシュから指揮を学びました。その後パリでピアノをカサドシュとギーゼキングに師事、ラトヴィアに戻ってからは放送局で働きます。終戦後はラトヴィア国立音楽院の室内楽クラスの教授を務めました。彼の作品は母国ラトヴィアでもほとんど知られておりませんが、実は驚くほど多作家であり、6つの交響曲をはじめ、歌劇やバレエ、室内楽、カンタータや民謡編曲など数多くの作品を残しています。中でもピアノ曲は約100曲確認されており、その多くは小品です。このアルバムに収録されているのは、ピアニスト、ノラ・ルーセがチェピーティスの手稿譜を用いて演奏した様々な小品で、スクリャービンやラフマニノフの雰囲気を湛えながらも、ラトヴィア民謡の香りも感じられる美しい作品を聴くことができます。(2024/04/12 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0721 |
20世紀を代表するスロヴァキアの作曲家の一人ヤーン・ツィケル(1911-1989)のピアノ作品集。最初に母から音楽の手ほどきを受け、やがて作曲家フィグシュ=ビストリに師事します。プラハ音楽院ではヤロスラフ・クシーチカに作曲を学びながら、指揮をオルガンの勉強をし、大学院ではヴィーチェスラフ・ノヴァークの元で更に研鑽を積みました。1937年から1年間、ウィーンでフェリックス・ワインガルトナーに学び、その後はブラチスラバ音楽院で指導しながら、スロヴァキアの国立劇場でオペラのアドバイザーとして働きます。しかし、1948年の政変で職を失い、その後はブラチスラバの音楽演劇アカデミーで作曲を教えます。彼の作品は9つのオペラをはじめ、交響詩や管弦楽作品など多くが残されていますが、ピアノ曲もわずかながら存在していて、これらはスロヴァキア内では知られていますが、それ以外ではほとんど耳にする機会のないものです。これらの作品はシマノフスキやヤナーチェクのように民俗音楽から強い影響を受けていますが、時折、フランス印象派風の響きも感じられる、決然たる意思と不可思議な美しさを併せ持つ音楽です。(2014/08/27 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0270 |
かつては「練習曲の作曲家」として知られたツェルニー。しかし21世紀になってから、900作に及ぶ膨大な作品の研究が進み、ようやく19世紀初頭の重要な作曲家としての位置付けがなされるようになりました。ベートーヴェンの弟子、友人であり、リストの師でもあったツェルニーの作品は、古典派からロマン派への過渡期の様式を示す先進的な作風に拠っています。なかでもレパートリーの中核を占めるピアノ曲は、彼自身がサロンなどで演奏するために書かれたものが多く、当時流行の旋律を取り入れながら、華麗な変奏が施された技巧的な作品ばかりです。アルバム収録曲は全て世界初録音です。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0020 |
アテネで生まれ、現在パリを拠点に活躍する作曲家ニコラス・ツォルティスの作品集。2008年に開催された国際作曲コンクールの全てで優勝したという逸材で、現在では主に劇音楽や映像の分野で作品を発表しています。このアルバムに収録された作品のうち「Les myste?res du cha?teau du De?」と「.L’e?toile de mer」はマン・レイのモノクロ無声映画からインスパイアされた曲。「What the wave meant」はレッド・ホット・チリ・ペッパーズの“Can’t Stop”に由来し、「… de ce qui est en lutte」は古代ギリシャのヘラクレイトスの格言がもとになっています。どの曲もフランスのシュルレアリスム(超現実主義)と伝統的なポリフォニーの融合を目指して生まれたもので、もともとは4作ばらばらに構想されましたが、演奏家であるダス・ノイエ・アンサンブルが4曲からなる組曲として設定、コンサートなどで演奏していることから、今回のアルバムでもその方法が採用されました。各々の楽器の音が溶け合い、不思議な音響を創り上げています。(2019/11/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0493 |
20世紀のはじめ、マンチェスターの王立音楽大学でピアノの教師を務めていたアメリカ人、ウィリアム・ハンプリーズ・ディアス(1863-1903)のオルガン作品集。リストに師事し、またブゾーニとは友人だった彼は、マンチェスターに来る前にもヘルシンキ、ヴィーズバーデン、ケルンで教育者として活躍していましたが、書いていた作品はほんのわずかで、作曲家としてはそのまま忘れられてしまいました。ここでは彼のオルガン作品を全て収録するとともに、同じく忘れられてしまった作曲家、アーサー・バードのピアノのための作品「主題と変奏」をディアスがオルガンのために編曲したものも併せて録音することで、ディアスの作品の復興を試みています。演奏しているレヘトラはフィンランドの傑出したオルガニスト。国内外のオーケストラと共演し、また多くの現代作曲家から新作の演奏を委嘱される素晴らしい才能の持ち主です。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0285 |