5年の沈黙を経て、今ここに、チェロの女神が降臨する
〜新たなる一章。新生、新倉瞳が放つ慟哭の結晶 〜
幼少期を過ごしたドイツ、アメリカでは森中を駆け回る、素直で元気な子供だった。自分から求めるより、目の前に既に何か用意されている。以前の大手レコード会社からのCDデビュー話も、いつしか演奏家としてのレールまでもひいてもらった。全てのことから半ば逃げ出したと言っても過言ではない留学先のスイスでは、多く葛藤と向き合い、脱出し、素の自分を取り戻すことができた、と新倉瞳は語る。
そして今ここに、自身初のコンチェルト・アルバムを携え、新の「自分」を開示し、満を持して問う。
チェロ・コンチェルトの金字塔「エルガー:チェロ協奏曲」、新倉の情念を表出する「コル・ニドライ」、チェロ名曲の代名詞とも言える「鳥の歌」……。
このアルバムは、フルオーケストラをバックに新生、新倉瞳が放つ慟哭の結晶である。