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New Releases - 2020年04月 発売タイトル

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    スティーヴンス:弦楽四重奏曲第1番、第2番、第3番「3つのポートレート」/弦楽五重奏曲(ボルトル/ベーン四重奏団)

    イギリス、マンチェスター出身、1958年生まれのロビン・スティーヴンスによる弦楽作品集。刺激的で表現力豊かな作風は、ロマン派の音楽や数学、自身の信仰など様々なものに霊感を得て生み出されています。偉大なチェリスト、トルトゥリエのマスタークラスをテレビ番組で見てプロの音楽家を志したチェリストでもある彼は、17年にも及ぶ闘病生活を克服した2008年に、“1つの主題が進化し続ける”単一楽章の「弦楽四重奏曲第1番」を書き上げました。また、2011年作曲の「第2番」では、3人の性格の違う架空のキャラクターが登場するという「第1番」とは全く性質を異にするものです。学生時代の作品である弦楽五重奏曲は、印象的な力強いハーモニーや複雑な対位法など、現在の作品にも受け継がれる手法が発揮されています。病を乗り越えてからは、様々な楽器のための多数の作品を書き上げ、CDもリリースされるようになりました。2015年に結成された現代音楽を得意とするベーン弦楽四重奏団による演奏です。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDA25203

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    カウイー:弦楽四重奏曲第1番「ダンジネス・ノクターン」、第2番「クリスタル・ダンス」、第6番「4つの風」/GAD (クロイツェル四重奏団)

    1943年、イギリスのバーミンガム生まれのカウイーの作品集。カウイーはポーランドでルトスワフスキに学び、ティペットを指導者としながら、大学では物理や絵画も学び、これらの背景が作風に反映されています。1975年にBBCプロムスより大規模なオーケストラ作品を委嘱されたことで、その名が知られるようになりました。自然を愛し、音、色彩、秩序と無秩序、形、パターン、形式などを自由に操り作品に反映させます。優れたビジュアル・アーティストとしても知られており、作曲する際には絵を描いてイメージを構築しますが、その音楽は決して映像的なものではなく、独特な音の世界を生み出しています。演奏は、イギリスで1988年に結成され、ハイドンやベートーヴェンから現代曲までの幅広いレパートリーを誇り、意欲作を取り上げることで知られるクロイツェル弦楽四重奏団です。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Metier
    カタログ番号:MSV28603

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    チュルリョーニス:交響詩「海」/交響詩「森の中で」/交響的序曲「ケーストゥティス」(リトアニア国立響/ピトレナス)

    リトアニアを代表する作曲家チュルリョーニス。生前は画家としての活動が知られており、その幻想的な作風はカンディンスキーにも影響を与えるほど高く評価されていました。作曲家としては、音楽的なタイトルを持つ絵画と連動するかのように、300作を超える管弦楽作品や、室内楽曲、ピアノ曲などを手掛けましたが、そのほとんどは未完成の状態で残された上、2つの世界大戦によって多くが失われてしまい、絵画ほどの人気を獲得することはありませんでした。しかもチュルリョーニスの死後に初演された2つの交響詩「森の中で」と「海」の2曲は当時の慣習にならい、どちらもカットやオーケストレーションの変更が行われるなど、作曲家の構想とは若干違うものになってしまっていました。とりわけ「海」はクライマックスの部分で46小節もカットされるなど大きく改変された版のみが知られています。また交響的序曲「ケスティス」は、師ライネッケの好みに合わせて民謡部分を取り去るなど、チュルリョーニス自身が改変し、オーケストレーションが施された版が存在していますが、このアルバムでは原曲であるピアノ版に基づき、リトアニアの現代作曲家ユルギス・ユオザパイティスが新たにオーケストレーションを敢行した版が演奏されています。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1344-2

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    ブラームス:ピアノ協奏曲第2番/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ(フォークト/ロイヤル・ノーザン・シンフォニア)

    2019年にリリースされたブラームスの「ピアノ協奏曲第1番」で、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアを見事に操り、ピアノと指揮の両面で圧倒的な演奏を聴かせたラルス・フォークト。今作では、更に演奏困難とされる「第2番」でも素晴らしい弾き振りを成し遂げました。 ブラームスのピアノ協奏曲第2番は、1881年の初演以来、数多くのピアニストや評論家たちが「最も難しいピアノ曲の一つ」と数えるほど、雄大な楽想の中に分厚い和音と複雑なパッセージが続出、ピアノ・パートを演奏するだけでも大変な作品です。もちろんオーケストラ・パートも極めて緻密に書かれています。ここでのフォークトは、ピアノもオーケストラも対等に扱い、息もつかせぬ展開を繰り広げる怒涛の音楽を聴かせます。イタリア旅行で得た印象が映し出されているという変幻自在な楽想を持つ第1楽章を難なくこなし、ユニークな味わいを持つ第2楽章での諧謔的な表現を経て、独奏チェロを伴う第3楽章アンダンテでは、チェロをたっぷりと歌わせながら、ゆったりとした美しい旋律を楽しませ、軽やかな旋律で始まる終楽章では密度の高い演奏を聴かせます。同時収録されているのは「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」。バロック時代の巨匠への尊敬の意が込められたこの作品には、ブラームスの巧みな作曲技法が示されており、とりわけフーガでの対位法の扱いが見事です。ベートーヴェンを得意とするフォークトならでは考え抜かれた演奏が作品を引き立てています。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1346-2

  • OPUS111

    モーツァルトのレクイエムとアフリカのビートを合わせて自由に再構成した『L.のためのレクイエム』(OUT663)が大きな話題となったファブリツィオ・カッソルが、今度はベートーヴェン最後のピアノ・ソナタにインスパイアされたアルバムをリリースします。既存のピアノ・ソナタの枠組みを大きく広げた革新的な作品に敬意を表し、フレーズ、リズム、そしてその精神性をテーマに自由に構成しました。小気味よいリズムとフェンダーベース、アフリカの大地を連想させるヴォーカルが心地よいアルバムです。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Outhere Music
    カタログ番号:OUT664

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    コンソートの記念碑 - フェラボスコ2世/モンテヴェルディ/ウォード(ジュベール=カイエ/ラシェロン)

    【凝った再現楽器が奏でる、瑞々しいヴァイオル合奏】多彩な音楽家であり音楽理論家であったトーマス・メイスが1676年に著した『音楽の記念碑 Musick’s Monument』は、ヴァイオル(ヴィオール)の合奏が全盛期を迎えていた当時のロンドンで聴かれた様々な音楽の形がまとめられているほか、演奏にむけての練習法や楽器の作り方までが書かれた大変貴重な資料です。ジュベール=カイエ率いるラシュロンは、この記述に沿って1セット6挺のヴァイオルを作り、さらに今回新たにヴァージナルとコンソート・オルガンも新調し、ヴァイオル合奏黄金期の作品に取り組みました。モンテヴェルディのマドリガーレ以外は、イタリア風の名前も含めて全て当時イギリスで活躍した作曲家たち。ともすると、しめやかな表現に終始してしまうコンソート・オブ・ヴァイオルズですが、ここでのラシュロンの演奏は時に躍動的なまでの動きが感じられ、鍵盤楽器も大変効果的で音楽の流れが実に鮮やか。これらの作品の新たな魅力を発見できる、美しくも楽しいアルバムです。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC413

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    レーガー: 弦楽三重奏曲第1番、第2番(イル・フリボンド)

    2011年に結成されたトリオ、イル・フリボンドによるレーガーの弦楽三重奏曲集。古楽アンサンブルのイル・ジャルディーノ・アルモノコやル・コンセール・デ・ナシオンとの共演も多く、バロックから20世紀前半までの多岐にわたる作品をレパートリーとしています。アンサンブル名の「Il Furibondo イル・フリボンド」は、イタリア語で“ワイルドな、怒れる熱血漢”といった意味を持ち、かつてタルティーニが大ヴァイオリニスト、ジェミニアーニの演奏について使った形容詞。その名の通り、斬新で、卓越した解釈で結成後すぐに頭角を現し、ヨーロッパ中のラジオやコンサートホールで演奏を披露、高く評価されています。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM323

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    カステルベルク:歌曲とモテット集(ポシオ/ヒュム/ハーバーフェルト/ブルネンス/ポルガー/ラリンクス声楽アンサンブル/ピルグラム)

    スイスの女性作曲家、マルタ・フォン・カステルベルクの声楽作品集。カステルベルクは個人銀行家の父を持ち、幼い頃からチューリッヒ音楽院のヴァイオリン教師エプネルに学び、その後ピアノ、作曲を独学で習得した才媛ですが、19世紀の終わりに生まれた女性作曲家にとって、音楽家として認められること、とりわけ作曲家として人生を全うするのは至難の業で、本人も自身の曲が人前で演奏されることはないだろうと悟っていたと言います。今回、彼女の作品をCDに収録したいと立ち上がったのが、本CDのプロデューサーで歌手としても演奏に参加しているイギリス出身のメゾ・ソプラノ、ヘイバーフェルド。カステルベルク財団の協力を得て録音が実現しました。アルバムには2005年に結成されたラリンクス・ヴォーカル・アンサンブルによるモテットと、ソリストとピアノ伴奏による歌曲集が収録されており、カステルベルクが生涯取り組んでいたクリエイティブな作曲活動が明らかにされます。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM334

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    モーツァルト・バイ・アレンジメント 3 - オルガンのための編曲集(ビアンキーニ/ランブール)

    知られざる作曲家や作品を紹介して注目を集めるToccataレーベルの人気シリーズ、「モーツァルト・バイ・アレンジメント」第3弾はさまざまな作品をオルガン用に編曲した曲集。現代のような録音技術が登場するまでは、巨匠たちの音楽を知るには自分で演奏するのが一番の方法でした。そのため、19世紀初頭に流行したのが人気の作曲家たちの編曲版です。これらはほとんどが独奏ピアノか連弾用のもので、モーツァルト作品は特に人気がありました。ここに登場する作曲・編曲家のゼヒターは、サリエリに師事した作曲家兼オルガニスト。ネーフェはベートーヴェンにピアノを教えた人物です。また、リストによる「アヴェ・ヴェルム・コルプス」も興味深い編曲です。当時の伝統的な編曲とともに、この録音の演奏者であるオルガニスト、ビアンキーニによる現代の先進的な編曲の世界観も併せてお楽しみいただけます。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0381

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    フュルステンタール:室内楽作品集 2 - 夜想曲集/オーボエ・ソナタ/ヴィオラ・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ/フルート・ソナタ(ロゼッティ・アンサンブル)

    フュルステンタールは1920年にウィーンのユダヤ人家庭に生まれた作曲家。1938年のドイツのオーストリアへの侵攻の際にアメリカに亡命し、音楽の道を捨てて会計士として生活。彼が若き日に音楽家であったことは忘れられていました。ところが、亡命から35年たったある日、偶然、初恋の人に再会すると、恋の炎と同時に創作への意欲に火が付いたのです。それ以来、歌曲や室内楽が彼のペン先からあふれるように流れ出し、2016年に96歳で亡くなるまで、たくさんの曲を書き続けました。ウィーン世紀末の雰囲気とカリフォルニアの太陽の両方を感じさせる作風で、「作曲をすると、私の心はウィーンに帰る」という印象的な言葉を残しました。室内楽作品集第1集(TOCC-519)と同じく2018年に結成された、ピアノのジョン・レネハンを中心としたロセッティ・アンサンブルによる演奏です。 (2020/04/10 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0542