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New Releases - 2024年11月 発売タイトル
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タイトルの『Magpie マグパイ』とは「カササギ、なんでも集めたがる人」を表す言葉。ケヴィン・ラフテリーのこのアルバムにはレオナルド・ダ・ヴィンチの芸術に触発された「Meditation in Brown」、パンデミック中に作られた「チェンバロ五重奏曲」、愛する人の喪失を表現した「2つの捧げもの」、そして個人的な絶望から生まれた「Naked Before God」など、アルバム・タイトルのとおり、自身の経験や家族の歴史などを反映させた多種多様な音楽が収録されています。アメリカ出身のラフテリーは1989年からロンドンで活動。現在はニュー・ロンドン室内合唱団で歌い、アンサンブルではファゴットを演奏、またリッチモンド・コンサート・ソサエティの音楽監督も務めています(2024/11/15 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MEX77107 |
このアルバムでは、イギリスの5人の現代作曲家が、イングランドの風景と文化史をテーマに作曲した音楽を紹介しています。中心となるのは、2022年にソプラノとアンサンブルのために委嘱された「South Downs Songbook」(トラック2、4、7、9)で、4名の作曲家がサウスダウンズの丘陵地を題材にした歌曲を提供したもの。他には、トマス・タリスのモテット「In ieiunio et fletu」を素材としたヒューズの曲や、ネルソン・マンデラへのオマージュであるトンプソンの「Mighty Mandela」、俳句を題材としたフィカラのピアノ曲、14世紀のアルス・スブティリオル(繊細な技法)に触発されたシーランの作品など、現代音楽の語法と歴史的要素を融合した作品が並べられています。ニュー・ミュージック・プレイヤーズとオーケストラ・オヴ・サウンド・アンド・ライトは、どちらもエド・ヒューズによって設立されたアンサンブル。バロックやクラシックからジャズ、現代音楽まで幅広いジャンルの作品を演奏し、高い評価を得ています。(2024/11/15 発売)
レーベル名 | :Metier |
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カタログ番号 | :MEX77131 |
【ハプスブルク家とフランス王家に仕えたジョスカンの高弟の至芸】活躍初期と後期はハプスブルク家が治めるネーデルラント(現ベルギー)の諸都市で活躍、生涯の大半を通じルイ12世やブルターニュ出身の王妃アンヌ、ルイ12世の後を継いだ広範な文化擁護者フランソワ1世らフランス王室に仕えた名匠ジャン・リシャフォール。恩師と言われる大家ジョスカン・デ・プレの死を悼むレクイエムがつとに有名なこの作曲家の至芸を、ここでは2曲の多声ミサ曲とその源流となる作品を通じて紹介。演奏は日本でもバッハ・コレギウム・ジャパンとの名演で知られるハナ・ブラジコヴァーを筆頭に、彼女との共演による中世作品の名演が多いバルバラ・カバートコヴァー、古楽と近現代歌曲に抜群の適性をみせてきたトマーシュ・クラールら実力派が揃う8人編成のア・カペラ声楽アンサンブル。SUPRAPHONやACCENTでのチェコ系プレイヤーの声楽録音に実績の多い技師アレシュ・ドヴォジャークの敏腕により、教会堂のほどよい残響のなか各パートの動きが明瞭に伝わる録音になっているのも魅力です。師ジョスカンも模索したパロディ・ミサ(既存の特定旋律を全ての楽章の根幹に使ったミサ曲)の技法を縦横無尽に展開、時に特定パートをソロ的に活かし自在にくりひろげられるポリフォニーの妙をお楽しみ下さい。(2024/11/15 発売)
レーベル名 | :Musique en Wallonie |
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カタログ番号 | :MEW2308 |
【世界がときめく古楽歌手と名匠フュジェらが聴かせる、フランスならではのバロック声楽】太陽王ルイ14世の治世前半に活躍したジョゼフ・シャバンソー・ド・ラ・バルは、1歳違いのリュリがイタリア出身で通奏低音ありきの外来音楽作法をフランス宮廷に根付かせたのと対照的に、歌詞の詩としての美がよく伝わる、文学的洗練と表裏一体なフランス古来の声楽芸術を大きく発展させました。彼の作品はエール・ド・クール(宮廷歌曲)を集めた録音盤でもよくとりあげられますが、単独でアルバムが編まれる機会は意外に貴重。待望のリリースとも言えるこの新しい録音は、ALPHAレーベル初期の名盤群を彩った稀代の古楽歌手クレール・ルフィリアトルの美声を軸に、近年のフランス古楽界で確たる信望を集める指揮者ステファーヌ・フュジェのアンサンブルによるもの。ラ・バル芸術との相性はきわめて良好で、物語が聞こえてきそうなフュジェのクラヴサンもさることながら、フランス語詩にそっと寄り添うヴィオールのガット弦の響きも、絶妙のタイミングで音を連ねるテオルボの繊細な音も息をのむ美しさ。気鋭男性歌手ベルタン=ユゴーの温もりある声も詩句の妙をよく伝えてやみません(このアルバムは録音後に若くして亡くなったニコラ・ワティンヌの思い出に捧げられています)。来日機会も増えてきたルフィリアトルやフュジェの妙技の最先端に触れられる充実盤です。(2024/11/15 発売)
レーベル名 | :Ramee |
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カタログ番号 | :RAM2302 |
6歳から音楽の勉強を始めたジャン=ニコラ・ディアトキン。1989年からクラウディオ・アラウの弟子ルート・ネイエに師事、1994年にはナディア・ブーランジェの弟子、ナルシス・ボネから教えを受け研鑽を積みました。長年歌曲の伴奏者として活躍してきたディアトキンですが、近年は自身で「歌」を奏でるべく、さまざまな作品を演奏しています。このアルバムは、ライヴ演奏に重点を置き、過去の音楽家たちが追求した「生きた音楽」の信条に基づいて制作されました。スタジオ録音や編集を避け、瞬間に生まれる音楽表現に焦点を当てています。演奏曲目はベートーヴェン晩年の作品「バガテル」とリストの「ロ短調ソナタ」他、ワーグナーに関係する2作品。これらは、2021年と2023年にパリのサル・ガヴォーでライヴ録音されました。(2024/11/15 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM474 |
【名手ニン・フェンによるショスタコーヴィチとプロコフィエフ】2006年パガニーニ国際コンクールの覇者で、中国出身で現在はベルリンを拠点に活動しているヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ニン・フェンが弾くショスタコーヴィチとプロコフィエフの協奏曲二題。美しいメロディと瞑想的な側面を持つプロコフィエフと、シニカルで先鋭的なショスタコーヴィチの大作を、切れ味鋭く高い技術力と歌心で見事に描き分けています。(2024/11/08 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS45924 |
【困難の時代、レドキンが奏でる「戦争ソナタ」】1991年ロシア生まれ。2015年チャイコフスキー・コンクール第3位、2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位など数多くのコンクールに入賞したセルゲイ・レドキン(レーディキン)2枚目のアルバムは、祖国の大作曲家プロコフィエフが第二次世界大戦開始前後の同時期に書いた、3つの所謂「戦争ソナタ」からの2曲。その持ち前のテクニックとダイナミックな表現力をいかんなく発揮しています。これらの作品についてレドキンは、「人間と機械、個と集団、複雑さと単純さの対立が物語の核心にあります。私とこの2つのソナタとの関係は長い年月をかけて築かれたものであり、現在の困難な時代において、この音楽がどのように私に共鳴するのかを瞬間的に捉えることに非常に興味がありました」と語っています。併せて、プロコフィエフが作曲家としての活動初期に書いた野心作、全5曲の「風刺」から前半の3曲を収録。(2024/11/08 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
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カタログ番号 | :FUG835 |
【ウィーンに暮らし、学んだ作曲家たちによるヴァイオリン作品集】1992年作曲家エディソン・デニソフの孫としてモスクワに生まれたヴィルトゥオーゾ、フョードル・ルディンと、1985年やはりモスクワ生まれのボリス・クズネツォフのコンビによる2枚目のアルバム。2019年から3シーズン、ウィーン・フィルの最も若い団員としてコンサートマスターを務め、現在は指揮者としても活躍するルディン。ここでは高いテクニックはもちろん、より深みを増した音楽性で「音楽の故郷ウィーン」をテーマに、そして彼ら自身の故郷への思いも滲ませる素晴らしい演奏を聴かせています。(2024/11/08 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
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カタログ番号 | :FUG838 |
【エヴァ・ザヴァロ、待望のソロ・デビュー・アルバム】1995年、フランス人とポーランド人の血を引きパリの音楽一家に生まれたエヴァ・ザヴァロ。14歳でガーディナー指揮ロンドン響のソリストを務めるなど活躍し、2018年にリリースされたヴィスメールの協奏曲集(Claves)でも注目されました。エリオス・トリオの一員として来日公演も成功させている彼女にとって初めてのソロ・アルバムは、自らのルーツであるフランスとポーランドを代表する2人の作曲家、一世代違いで同時代を生きたフォーレとシマノフスキを対置する興味深いプログラム。その冴えわたるテクニックと知的な表現を堪能できるアルバムです。(2024/11/08 発売)
レーベル名 | :La Dolce Volta |
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カタログ番号 | :LDV127 |
ケンブリッジ大学ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団による、その音楽監督マシュー・マーティンの作品集。オックスフォード大学と英国王立音楽院で学んだマーティンが2004年から2022年の間に作曲した作品は、伝統的なミサやモテットから複雑な讃歌や頌歌まで様々で、世界初録音も含まれています。彼の多様なスタイルは英国国教会とカトリックの伝統の両方を行き来し、オルガンの活躍する祝祭的な曲から、古いヨーロッパの聖歌やポリフォニーの要素を感じさせる曲まで幅広く、聴き応えのあるものです。(2024/11/08 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD743 |