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ブゾーニ, フェルッチョ(1866-1924)

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    ブゾーニ:ピアノ作品集 3 - 3つの小品/インディアン日誌第1巻(ハーデン)

    バッハの編曲は、多くのヴィルトゥオーゾ系ピアニストに愛奏されてきた逸品。トッカータとフーガの壮麗な響きと、アダージョのロマンティックな歌が好対照を織り成します。演奏機会が少なく、資料的価値も高いのは青年期の作品の数々「3つの小品」「バレエの情景 第2番&第4番」「2つの舞曲」で、バッハやリストといった、彼のアイドルからの影響も大きいですが、円熟後の姿を思わせる理屈っぽい響きも、すでに聴こえてきます。一方、民謡を基にしている「インディアン日誌」と、オーケストラ曲を高弟ツァドラが編曲した「踊りのワルツ」は、円熟期のブゾーニらしさが滲み出ており、一ひねりも二ひねりもある和声が、不可思議な魅力を醸し出しています。(2007/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570249

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    ブゾーニ:ピアノ作品集 4 - エレジー/バッハによる幻想曲/トッカータ(ハーデン)

    バッハ作品のトランスプリクションが知られるブゾーニですが、彼の本質はここに収録された「悲歌集」にあると言っても過言ではありません。過去の作品をリライトすることで培った土壌に、敬愛するリストのエッセンスを加え、さらにオリジナリティを加算した作品群は、シェーンベルクに連なる先鋭さを有しています。(2008/10/08 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570543

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    ブゾーニ:ピアノ作品集 5 - 6つの練習曲/6つの小品/ショパンの「ハ短調前奏曲」による10の変奏曲(ヴォルフ・ハーデン)

    イタリア生まれとはいえ、母方がドイツ系であったり、生涯ほとんどドイツで過ごしたせいもあったりでブゾーニの音楽に横溢するのは紛れもなくドイツの精神です。とりわけバッハの音楽への傾倒が知られ、オルガン曲の編曲のような直截的なものから、明らかに影響を受けたと思われる対位法を駆使した作品まで数多くのバッハの残り香が感じられる曲を残しています。このアルバムでは、ブゾーニらしいバッハの編曲物と、ショパンの前奏曲による変奏曲、そしてオリジナルの曲を楽しむことができます。ブゾーニらしい多彩な表現をお楽しみいただけます。(2009/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570891

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    ブゾーニ:ピアノ作品集 6 - ピアノ・ソナタ ヘ短調/前奏曲と練習曲/リスト - コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ(ハーデン)

    ブゾーニのピアノ作品集第6集は、彼の初期の作品から2つの大きな作品を中心に収録しています。リストの「幻想曲とフーガ」はもともとリストがマイアベーアの「予言者」のメロディを基に作曲したオルガン曲で、リスト自身「2台ピアノ」での演奏は想定していたようですが、まさかピアノソロに編曲されるとは思いもよらぬものだったのではないでしょうか。ブゾーニの編曲はリストの原曲にほとんど忠実なもので、もちろん技術的にも困難なものを要求していることは間違いありません。彼の編曲の腕前を存分に堪能できるはずです。ピアノ・ソナタはブゾーニが10代半ばに書きあげた大作ですが、1980年代まですっかり忘れ去られていました。ロマン派後期の音楽の特徴溢れる意欲的な曲で、ブラームスと、アントン・ルービンシュタイン双方の影響を感じさせる劇的で壮大なロマンティシズムに溢れています。前奏曲とアルペジョの練習曲は、不安気な音が交錯する晩年の作品。飛び交う音の粒を支える不気味な低音部が一種異様な雰囲気を醸し出しています。(2010/01/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572077

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    ブゾーニ:ピアノ作品集 7 - 歌劇「マーリン」の主題による協奏的トランスクリプション/ソナチネ第3番、第6番(ハーデン)

    ブゾーニはイタリアの作曲家として認知されていますが、その生涯のほとんどをドイツで過ごし、晩年はベルリン芸術アカデミーで作曲の教鞭もとっていました。彼はピアノのヴィルトゥオーソとして活躍、そのピアノ作品もリストに負けず劣らず絢爛たるものばかりです。このアルバムに収録された曲は、全てオペラとの関係を持っていて、それは直接的なトランスプリクションの時もあれば、華麗なパラフレーズの時もあります。あまりにも華麗になってしまった場合は、演奏時の困難さを考慮してか、「練習曲」としての体裁を取っているところも面白いものです。モーツァルトのセレナードを基にした練習曲は、ちょっと聴くととても軽やかで簡単そうに聴こえますが、実は5声部を弾き分けなくてはいけないという、ゴドフスキーもびっくりの難しい曲だったりします。ジークフリートの葬送行進曲は、ほぼ原曲を忠実になぞっていますが、やはりブゾーニらしくひねった編曲をしています。「この曲をもしリストがピアノ独奏に編曲していたらどんな風になっていただろう?」と考えながら聴くのも楽しいものです。ブゾーニのピアノ作品のシリーズを全て受け持つハーデンの冴えた技巧は、ここでも光ります。(2011/02/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572422

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    ブゾーニ:ピアノ作品集(ペンティネン)

    ブゾーニはイタリアの作曲家ですが、母方の祖父はドイツ人であり、彼自身もバッハとモーツァルトに深く傾倒していました。ピアニストとしても才能に恵まれた彼は、先人の作品を研究し、自分自身の創造性を高める目的で、これらを編曲。新たな表情を持たせたのです。中でもよく知られているのが、J.S.バッハ作曲「無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ」のピアノ編曲でしょう。この曲は、ブラームスなど他の作曲家もピアノ独奏への編曲を試みていますが、やはり絢爛たる超絶技巧を駆使したブゾーニ版は一歩抜きんでた存在であり、ピアニストの憧れの1曲と言ってもよいだけの風格を備えています。その他のバッハ作品を始め、モーツァルトやショパンのトランスクリプションは、原曲の要素を残しながらも、全く新しいものとして捉えてみてください。ピアニスト、ペンティネンは正統派のレパートリーを極めながらも、このような編曲物も得意とする、「超絶技巧マニア」にとっては嬉しい存在です。ここでも、芯の通った素晴らしい演奏で聴き手を魅了します。(2011/12/14 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777427-2

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    ブゾーニ/モーツァルト/アンダーソン/ロー/リスト:ピアノ・デュオ作品集(アンダーソン/ロー)

    現在、世界のピアノ・デュオ界で最も注目されているのが、このアンダーソン&ロー・ピアノ・デュオです。Steinwayレーベルにおける前作「When words fade」(STNS-30006)で、華麗かつ斬新な世界を見せてくれた彼ら。今作では「麗しいモーツァルト」の世界を多面的に掘り下げます。彼らは連弾も得意ですが、今作は全て2台ピアノ用の曲。中でも有名なK448などは、極めてオーソドックスに演奏しており、却って意外な印象を受けたりします(もちろんツボはばっちり押さえてます)。しかしながら、他のブゾーニやリストの作品や、彼らのオリジナル曲では個性炸裂。とにかく面白い1枚です。(2014/06/25 発売)

    レーベル名:Steinway and Sons
    カタログ番号:Steinway30022

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    ブゾーニとその弟子たち(1922-1952)

    ブゾーニにとって、ピアノは常に自己の芸術理念をあらわす手段でした。学究の徒であった彼は後期ロマン派の渦中にいながら、従来の手垢に染まった作品に対するアプローチを再考し、現代に至る解釈・奏法において先鞭をつけたのでした。その結果彼の演奏は「バッハにおいては後ろ向き、ショパンにおいては前向き」と称せられる一種過渡期的な趣を示していますが、いかなる作品においても巨匠的なアプローチ、曲全体を大きく統合する力が失われることはありませんでした。(2004/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110777

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    ブゾーニによるピアノのためのパラフレーズとトランスクリプション集 2 (グロショップ)

    (2009/04/01 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C67135

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    ブゾ-ニ:ピアノ・トランスクリプションズ(グロショップ)

    (2010/04/01 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C7015