ワーグナー, リヒャルト(1813-1883)
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【ラトルとバイエルン放送響の新時代開始を告げる《ジークフリート》!】任期中に急逝したマリス・ヤンソンスの後を受けて、2023/24シーズンからバイエルン放送響の第6代首席指揮者に着任するサイモン・ラトル。その新シーズン幕開けに合わせてリリースされるのがこの《ジークフリート》です。このコンビが2015年から進めてきた《ニーベルングの指環》演奏会形式上演のライヴ録音の第3作で、今回も実力のある歌手陣と世界最高峰の機能性を誇るオーケストラの妙技で聴きどころがいっぱいです。《指環》の中では少数の歌手で演じられる《ジークフリート》。それだけに歌手たちの表現力とアンサンブルの妙が成功のカギとなります。ここでは題名役ジークフリートを現代最高峰のワーグナー歌手の一人サイモン・オニールが歌い、ミーメには現代オペラを中心に演技力のある歌唱で人気を博すピーター・ホーレ、さすらい人には《ラインの黄金》でヴォータンを歌ったベテランのミヒャエル・フォッレ、ブリュンヒルデには人気と実力を兼ね備えたアニャ・カンペと、それぞれの役柄に合った歌手たちが登場します。森の小鳥役のダナエ・コントラの清冽な歌唱も注目です。前2作ではヘルクレスザールが会場でしたが、今回の会場「イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8」はより大きく、豊田泰久と彼の事務所「永田音響」が手掛けた音響設計の妙と相まって、更なる空間の広がりを感じられる録音となりました。 「《ジークフリート》には、ワーグナーが書いた音楽の中でも最もドラマティックで色彩豊かで魅惑的な音楽があります」というラトルの言葉通り、バイエルン放送響の精妙な音色、精緻なソロ、スケールの大きなトゥッティと響きを紡ぎ出しています。(2023/10/06 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900211 |
ジャマイカで生まれロンドン王立音楽大学で指揮を学び、2010年「カダケス国際指揮者コンクール」で優勝、世界的注目を集めたアンドルー・グーレイ。このアルバムはワーグナーの《パルジファル》でオーケストラが奏でる聴きどころを、グーレイ自身がコンサート・ピースとしてまとめたもので、前奏曲から終曲まで原作の物語に沿ってシームレスに各場面の音楽を並べ、楽器編成が自然につながるように僅かな調整が加えられています。45分間で《パルジファル》の精緻な音楽が楽しめます。(2022/11/25 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100207 |
ワーグナーの壮大な歌劇の名場面を、英国の指揮者ベン・ウッドウォードが彼の手兵リージェンツ・オペラの18人編成の室内オーケストラ(ヴァイオリン4/ヴィオラ2/チェロ2/コントラバス1/フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット各1/ホルン3/トランペット1/バス・トロンボーン1)と独唱者のためにアレンジ。その鮮烈な演奏を収録した1枚です。2022年から24年にかけてこのアレンジによる《ニーベルングの指環》全曲演奏が予定されていますが、ここでは《ワルキューレ》《ジークフリート》《神々の黄昏》《トリスタンとイゾルデ》の4つの演目から聴きどころが収録されており、ジークフリート役のモディノスをはじめとした歌手たちの熱唱も含め実に興味深いアルバムとなっています。(2022/12/23 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0673 |
両大戦間の時代から戦後にかけ、最高のイゾルデ歌いとしての名声をほしいままにしたノルウェーのソプラノ、キルステン・フラグスタート(1895-1962)は、戦争中は母国で時を過ごしました。彼女が名声を築いたアメリカで、戦後初めて歌劇場の舞台に立ったのは49年9月30日、サンフランシスコ歌劇場で《トリスタンとイゾルデ》を歌ったときでした。このCDはそれから9日後、同じ歌劇場で行われたラジオ・コンサートを完全収録したものです。共演は《トリスタン》でもコンビを組んだスウェーデンのヘルデン・テノール、セット・スヴァンホルム(1904-64)です。(山崎浩太郎)(2001/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110143 |
ワーグナー歌いとして世界中のオペラハウスで活躍するソプラノ歌手、レイが圧倒的な声で演じるイゾルデとブリュンヒルデをお楽しみいただくアルバム。トリスタン・マニアに嬉しいのが、「おお、永遠の夜」の演奏会用エンディングで、録音されるのが極めて珍しいものです。通常の全曲上演では、トリスタンとイゾルデの"愛の二重唱"が頂点に達したところで、そのまま第2幕第3場になだれこみますが、ここに収録のバージョンでは、全曲の終結部"イゾルデの愛の死"のエンディングとシンクロしますから、聴き終えた後の余韻がたまりません。「神々の黄昏」は第3幕第3場の途中から全曲の最後までをお聴きいただけます。(2004/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555789 |
コヴェント・ガーデンやメトロポリタンなど、世界中のオペラハウスで絶賛を浴び続ける貴重なヘルデン・テノール、マーレイがワーグナーの2つの名作で力いっぱい咆えます。エルザ役で参加するレイもまた、ドラマティック・ソプラノとして注目を浴びる存在。キャラクター・テノールとして存在感を示すクラインも加わり、全体をミュージカル指揮者としても有名なマクグリンが締めという、ユニークなワーグナー・アルバムとなりました。2つのオペラ入門盤としても好適で、「ローエングリン」では、あの「結婚行進曲」も聴けます。(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555788 |
このオペラ「恋愛禁制」はワーグナー(1813-1883)がマクデブルクで指揮者としての修業を重ねていた時代の1834年-1836年に書かれ、その直後、彼自身によってマクデブルクで初演されています。物語は16世紀のシチリア島パレルモ。総督フリードリヒは恋愛を禁じ、違反したものは死刑に処すとし、手始めに貴族クラウディオを捉えます。それを知った彼の妹の修道女イザベッラはフリードリヒに助命を乞いますが、フリードリヒは「それなら恋愛の素晴らしさを教えてくれれば許してやろう」と彼女に言うのです。そこでイザベッラは、昔フリードリヒに捨てられたという修道女仲間のマリアーナを使ってフリードリヒを懲らしめる作戦を立てるのです。さて、物語の行く末は???ワーグナー唯一のオペラ・ブッファ的な作品であり、音楽も多分にヴェルディ風ではありますが、なかなか楽しめる軽いオペラです。歌手たちも伸び伸び歌い、ヴァイグレも幾分力を緩めた楽しい音楽を奏でています。(2013/07/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC942 |
キルステン・フラグスタート(1895~1962)とラウリッツ・メルヒオール(1890~1973)の二人は、20世紀最高のワーグナー・コンビとして知られます。1935年から41年にかけて、アメリカのメトロポリタン歌劇場を中心に行なわれたこの二人の顔合わせは、イタリア・オペラをしのぐほどの高い人気を得ました。このCDに収められたのは、その時期にRCAレコードによってスタジオ録音された二重唱集です。当時のアメリカではオペラ全曲の商業録音が行なわれていなかったため、これらの抜粋がこのコンビによる貴重なスタジオ録音となりました。(山崎浩太郎)(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110723 |