Home > CD & DVD > Labels > CPO
レーベル別検索
Search results:1582 件 見つかりました。
たった24歳という短い生涯を全速力で駆け抜けた作曲家、オルガニスト、ピアニスト、ユリウス・ロイプケを御存知でしょうか?彼はオルガニストの父親のもとで育ち、ベルリン音楽院で学びました。ハンス・フォン・ビューローの薦めで、22歳の時にフランツ・リストに師事するためにワイマールへ出立。しかし、元々病弱であった彼は肺の病を得て、転地療法を繰り返すも、24歳の若さでこの世を去ってしまいます。その時リストは、若くして散った才能を悼み、ロイプケの父親に心のこもった手紙を書いたと言われています。彼の残した作品は数少ないものの、どれもが素晴らしい才能の昇華であり、とりわけピアノ・ソナタは管弦楽作品かと思うほどの色彩豊かな概念に彩られた音楽です。オルガン・ソナタはリストやワーグナーの影響がありありと見て取れるユニークな作品。もっと聴かれてもよい名作です。(2009/11/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777467-2 |
ヨハン・ローゼンミュラーはライプツィヒで音楽家として活動していましたが、1655年に不祥事によりヴェネツィアに逃亡。そこで彼はサン・マルコ大聖堂やピエタ慈善院で働き、結果的にイタリアの音楽スタイルを取り入れた新しい教会音楽を生み出しました。彼の作品にはドイツの厳格な対位法とイタリアの情感豊かな表現が融合されており、独唱アリアからアンサンブル、二重合唱を用いた豊かな音のコントラストが特徴的です。彼のラテン語の詩篇や教会音楽の多くはドイツに保存されており、これらはドイツの庇護者のために書かれたと考えられています。特に「Laetatus sum」と「Dixit Dominus」は平和と力を象徴するテーマを持ち、ハノーファー公ヨハン・フリードリヒとの関係からカトリック宮廷での演奏を意図していた可能性もあります。彼の作品の革新性と表現力は当時から称賛され、今日でも彼の作品は聴衆に強い影響を与え続けています。(2024/12/13 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555657-2 |
「偉大なる映画作曲家」として知られるイタリアの作曲家、ニーノ・ロータ(1911-1979)。しかし彼自身は「本業はクラシックの作曲家である」と言い、数多くのクラシック作品を書き上げていました。ただし、それらはあまり陽の目を見ることなく、彼が亡くなるまでは演奏される機会も少なかったのはまことに残念なことでした。最近ようやく、いくつかの作品が録音、演奏されはじめ、聴き手もその完成度の高さに驚かされることとなります。このアルバムもそんな1枚。ロータのピアノ曲の中から比較的知られる作品が収録されています。収録曲の中で最も大作である「バッハの名による~」は、序奏の華麗な響きだけでなく、レーガーに比肩するほどの精緻な対位法にも耳を澄ませてみてください。ロータが目指した理想の音楽と、バッハへの尊敬の念を知ることができる見事な作品です。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555019-2 |
歴史の中に埋もれてしまった名作を積極的に発掘することに意欲を燃やすcpoレーベルの、また新たなシリーズが始まります。“Musikerbe Thuringen(チューリンゲンの音楽的遺)”と題されたこのシリーズの第1作目は、中部ドイツに残存する最も古いと思われる「マタイ受難曲」です。作曲家ローテに関する情報は、「ロスヴァインのカントールであった父と、ゾンダースハウゼンのオルガニスト、ルードヴィッヒ・ゲルバーに音楽の教えを受け、作曲家、ヴァイオリニストとして活躍した」くらいしか残っていません。彼の書いた「マタイ」の音楽語法は、恐らく当時のチューリンゲンのスタイルの典型的なものであったであろう、と考えられます。ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、そして通奏低音(ここではオルガン)の簡素な響きと、決して声を荒げることのない歌手たちの歌は、ひしひしと胸に迫ってきます。最後の合唱の澄み切った美しさは感涙ものです。(2010/04/07 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777554-2 |
NAXOSからアクセル・シュトラウスの演奏で同曲が発売されたばかりの市場に、息つく暇もなく、CPOからのリリースをお届けいたします。演奏するのはバロック・ヴァイオリンの名手ウォルフィッシュ。前回のクロイツァーでの示唆に富む演奏で、多くの学習者と聴衆に新しい道を開いた人です。ローデのこの作品は、ヴァイオリン演奏に必要な奏法を全て備えた上、高い音楽的表現も要求される難曲。これが完璧に弾けたらパガニーニも恐くない。という代物です。そんな興味深い作品なので、もちろん聴いているだけでもOK。ピアノで言うとショパンの練習曲のような位置づけでしょうか。バロック・ヴァイオリンの渋い響きも心地良さを高めています。(2010/03/17 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777129-2 |
ドイツでは良く知られているバロック時代の作曲家J.H.ローレ(1716-1785)。彼はマグデブルクのアルトシュタット・ギウナジウムで30年以上カントール職にあり、当時多大なる名声を得ていました。このアルバムは彼の生誕300年を記念して、「マタイ受難曲」の世界初演を記録したものです。この作品は「マタイの福音書」をルターが翻訳したテキストをエヴァンゲリストたちが歌い、その間にソリストが新たに作られた歌詞によるアリアを歌うという、バッハの作品とは基本的に同じ構成をとっています。しかしバッハとは聖書からの引用部分が違い、ローレは「ペテロの否認」から物語を始めているのが面白いところです。演奏はケルン・アカデミーとヴィレンズによる手馴れたもの。この時代の作品を生き生きと描きだしています。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555046-2 |