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クロアチアの作曲家、パパンドプロ。cpoから既に発売されているピアノ協奏曲第2番(777829)の平易で明るい曲調でもわかる通り、彼の作品は「クロアチアの民族音楽をベースに、ジャズ風の味付けをした音楽」といった雰囲気を持っています。しかし、このアルバムに収録された「ピアノ協奏曲第3番」はかなり激しい曲調を持ち、第1楽章ではピアノとオーケストラの掛け合いが凄まじい、いかにも新古典派風の作品です。とは言え、不安を煽る第2楽章を経て、打楽器が大活躍する第3楽章はジャズ風とパパンドプロらしさも備わっています。この曲は一時失われていましたが、およそ10年前にクロアチアのピアニストによって復刻されました。また第二次世界大戦中に作曲されたヴァイオリン協奏曲は、後期ロマン派の様式を用いて書かれた豊かな響きを持った曲です。名手2人をソリストに迎え、パパンドプロの母国、リエカ歌劇場交響楽団の演奏で。(2017/03/17 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555100-2 |
20世紀の作曲家パパンドプロの作品集。ギリシア系の血を引いていますが、生まれも育ちもクロアチア、ザグレブで、地元の音楽院を卒業後は、オーストリアの「新ウィーン音楽院 Neues Wiener Konservatorium」(1938年、オーストリア併合により廃校)で作曲と指揮を学びました。400曲を越える多くの作品は十二音も含む新古典派主義の作風の中に、クロアチアの民族音楽と、ジャズの要素が融合されたユニークなもの。作品における楽器の選び方も独特で、このアルバムでもピッコロ協奏曲とチェンバロ協奏曲、弦楽オーケストラとハープ伴奏による歌曲を聴くことができます。なかでも「チェンバロ協奏曲」は、トッカータ風の音形による第1楽章、牧歌的な旋律を持つ第2楽章、再度トッカータ風の音形が登場する第3楽章で構成された古典的な性格を持つユニークな作品です。また、ハープの絶妙な響きが用いられた歌曲は印象派風の味わいを持っています。(2018/11/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777941-2 |
ハメリクはガーゼの親戚筋に当たる人で、彼のもとで学び、その後ベルリンでビューローに、パリでは何とベルリオーズに師事しています。彼の7曲の交響曲(他に番号なしのものが1曲)は、ベルワルドの様式で書かれ、つまりは初期ロマン派的です。最も広く知られている第6番は弦楽合奏のためのもので、副題の spirituelle は曲想からして、「精神的」ではなく「機知に富んだ」と解すべきでしょう。一部に見られる半音階進行を除けば、作曲年(1897)を考えると随分保守的ですが、快活で才気煥発な曲になっています。ゲーゼのノヴェレッテは、シューマンのような小品ではなく、4楽章からなる弦楽セレナードで、はっとするようなところはありませんが、淀みなく流れる爽やかな音楽です(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999516-2 |
近年再評価が高まるベルリン生まれの作曲家バルギール。その名前はほとんど知られていませんが、実は彼の母親マリアンネの前夫はフリードリヒ・ヴィークであり、この2人の間の娘がクララ・ヴィーク。従って、彼はクララの異父弟となります。彼は長年にわたり、ベルリン高等音楽学校作曲科の教授を務め、後進に作曲を教えるとともに、シューマンとショパン作品の校訂を手がけました。蒐集家としても知られ、彼の遺品の中には1500点を超える書簡や、切り抜きや論文、旅券など日常生活で集めたちらしなどがあり、これらは彼の生涯を研究するにあたり貴重な資料になっています。そんな几帳面な性格のバルギールの作品は、メロディよりも曲の構成が重要視されており、弦楽四重奏曲はベートーヴェンにも似た厳格さを備えています。
(2018/11/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555095-2 |
レオポルド・ファン・デア・パルスはサンクトペテルスブルク生まれのデンマーク/オランダの血を引く作曲家。幼時から作曲を行い、18歳までに少なくとも50点の作品を書いています。その後ベルリンに移住し、当地に留学していたグリエールに師事。彼の薦めで作曲した交響曲は1909年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演され、大好評を博しました。生涯に歌曲やピアノ曲を中心に250曲以上の作品を作曲、このアルバムには3曲の協奏的作品と、19世紀末の神秘思想家ルドルフ・シュタイナーの思想から触発された「修道士のさすらい人」が収録されています。初期作品であるヴァイオリン協奏曲は紛れもなくロマン派の様式で書かれていますが、愛する妻を失った1934年以降に書かれた2つの協奏曲は独自の神秘的な作風が見え隠れします。「修道士のさすらい人」は精神の自由、愛、光、勇気と強さ、知恵とミステリーなど様々な要素を組み込んだ組曲。全体的にゆったりとしたテンポによる瞑想的な雰囲気を持っています。(2020/06/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555316-2 |
cpoが注目している作曲家の一人、レオポルド・ヴァン・デア・パルス。オランダ人の父とデンマーク人の母の下にサンクトペテルスブルクで生まれ、同地で音楽を学びました。その後、ローザンヌを経てにベルリンでグリエールに師事。彼の薦めで作曲した交響曲第1番は1909年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によって初演され大好評を博しました。その交響曲第1番&交響詩集や協奏曲集のCDを出しているcpoが弦楽四重奏曲の録音を開始。これらの3曲はいずれも手の込んだ作曲法による複雑な作品です。パルスは、人智学やシュタイナー教育で知られる神秘思想家ルドルフ・シュタイナーの影響を受けており、特に弦楽四重奏曲第3番にはそれが顕著に見られるとされています。4曲目の「マリー・シュタイナーの思い出に」は、シュタイナーの2番目の妻マリー・フォン・ジーフェルスを偲んで書かれた作品です。作曲家の孫がチェロを担うヴァン・デア・パルス四重奏団の演奏。(2023/08/04 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555282-2 |
オランダ人の父と、デンマーク人の母を持ち、サンクトペテルブルクで生まれたファン・デア・パルスの管弦楽作品集。祖父から音楽の手ほどきを受け、12歳の時に作曲を始めた彼は、サンクトペテルブルク音楽院に入学し、対位法や指揮法を学びました。スイスの作曲家と交友を持ち、1907年まではローザンヌで学んだ後、ベルリンに移住。そこで師事したグリエールの勧めで作曲した「交響曲第1番」の初演が成功を収め、彼は作曲家として活動していく決意を固めました。300を超える作品はどれも独創的でアイデアに富んでいますが、このアルバムには比較的初期の管弦楽曲が収録されており、特に2つの交響詩「春」と「秋」ではデア・パルスの方向性が示唆された作品として知られています。 ( 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555117-2 |
( 発売)
レーベル名 | :2018.06.27 |
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カタログ番号 | :/sharedfiles/images/cds/others/555117-2.gif |
ブルガリア出身のピアニスト、アグリカ・ゲノヴァとリウベン・ディミトロフによるピアノ・デュオは、2台ピアノ用の作品と連弾作品のどちらにも素晴らしい成果を挙げているアンサンブルです。バッハから現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、cpoレーベルを中心とした10枚以上の録音はどれも世界中の音楽誌で高く評価されています。オーケストラとの共演経験も豊富な彼ら、これまでにもプーランクなどのフランス音楽やメンデルスゾーン、マルティヌー、シュニトケなどの録音がありますが、今回はバルトークと、ロシアの作曲家バビンの作品を収録。バルトークの「2台のピアノと打楽器のための協奏曲」は元々は室内楽曲だったものをバルトーク自身が改編、原曲よりも激しく音がぶつかりあい、刺激的な響きが生まれています。バビンはモスクワ生まれ。ベルリン高等音楽院に留学しアルトゥール・シュナーベルに師事。同じくピアニストのヴィクトリアと結婚し、夫婦で演奏するために何曲かの2台ピアノ用の作品を残した作曲家です。主に他の作曲家の作品を2台ピアノ用に編曲した作品で知られていますが、オリジナル曲も華やかな技巧が凝らされています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555001-2 |