Home > CD & DVD > Labels > Naxos
レーベル別検索
Search results:6603 件 見つかりました。
フォーレ、ラヴェルという超強力師弟コンビによるフランス室内楽の精華です。フォーレ作品は作曲者最晩年の「白鳥の歌」であり、複雑な和声と対位法といった技法の充実と、濃密でありながら全てを悟りきったような寂寥感と肩の力の抜けた軽みさえ感じさせる筆致は、フォーレ究極の到達点を示すものです。一方ラヴェル作品は、一瞬耳にしただけでも「おシャレ!」と快哉を叫びたくカッコよさで、特にピチカート奏法の面白さを極限まで引き出した第2楽章のように、ときにオーケストラ、あるいはピアノ曲を想起させるような楽器用法の見事さには舌を巻かされます。もちろん旋律や和声の美しさと印象深さも申し分無しの超傑作です。(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.554722 |
ベルリン生まれのフォスは地元で初期の音楽教育を受け、1933年パリに留学。その後、1937年にアメリカにわたりフィラデルフィアのカーティス音楽学校に入学しフリッツ・ライナーから指揮法を学ぶとともに、イェール大学ではパウル・ヒンデミットから作曲を学んでいます。彼の作品には様々な作曲スタイルが混在しますが、1940年代の3作品は新古典派的なスタイルで書かれており、自身の言葉である「未来に大きく足を踏み入れるには、過去に大きく足を踏み入れなければならない」を具現化したものといえるでしょう。とりわけ交響曲第1番は抒情的かつ田園的な雰囲気の中に、微妙にジャズの影響が感じられるユニークな作品です。「オード」は第二次世界大戦中に失われた命への追悼曲。「3つのアメリカの小品」はヴァイオリンとピアノのために書かれましたが、後に管弦楽伴奏に編曲された作品。コープランド風の親しみやすい雰囲気に満ちています。1985年の「ルネッサンス協奏曲」はフォスが“世紀を超えた握手”と呼んだ曲。ラモーやモンテヴェルディ作品を借用しながらも、巧みな転調を採り入れたモダンな曲調が魅力的です。表現力豊かなジョアン・ファレッタの指揮でお聴きください。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559938 |
ドイツからの移民であったフォスですが、渡米後たちまちアメリカに魅了されてしまったそうです。それゆえ「アメリカ的なもの」に対するこだわりは大変なものがあり、収録曲の多くの部分から容易にジャズの影響を聴き取ることができます。10のレニーとはもちろん、友人だったバーンスタインのことで、彼のミュージカルの旋律を美しく編曲したものです。また、タイトルからしてそうなっている6~10は特に象徴的ですが、バッハに対する傾倒も示し、対位法的、線的な書法による独特のクールな響きも、彼の音楽の大きな特色となっています。なおピアニストのスコット・ダンは、作曲者とも親交があり、いわばお墨付きの演奏と申せましょう。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559179 |
作曲当時の楽器、スタイルで演奏すると、その楽曲の「らしさ」が聞えてくるというのは、何も古楽に限った話ではありません。当盤は、「草競馬」「夢みる人」「主人は冷たい土の中に」など、「世界の愛唱歌」といってもよいフォスターの名旋律の数々を、19世紀の楽器を用いたブラスバンドで演奏したものですが、アレンジの効果はまさに絶大、写真による記録や映画で目にする「古き佳きアメリカ」そのものの世界に、トリップしたような気分にさせてくれます。古い楽器ならではのナチュラルな音程感、ややのんびりとしたテンポ設定などが、何とも懐かしく、レトロな雰囲気を醸し出しています。(2005/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559124 |
古楽ファンの方はもちろん、バッハ以前の(特に鍵盤)音楽はちょっと・・・といった向きの方にも是非オススメしたいのが、このフォルクレのクラブサン組曲集です。実はこの曲集、アントニオ・フォルクレの息子、ジャン=バプティスト・フォルクレが、優れたヴィオール奏者であった父親のヴィオール作品を、クラブサン用として編曲したものを出版した、というものですが、中低音というヴィオールの音域をそのまま活かしているのが大成功で、この楽器の持つ豊穣な響きが、存分に楽しめるものとなっています。さらに華やかな和声の妙や、編曲作品とは思えない鍵盤技巧の豪華さも加わり、聴き応えは満点です!(2003/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553717 |
明治・大正・昭和と、日本の激動期に生を受けた深井史郎。彼はとりわけ、ストラヴィンスキーやラヴェルに強い影響を受け、そのスコアを次々と暗記するなど、作曲技術を学んでいきました。最初は5楽章の作品として発表された「パロディ的な四楽章」は鮮烈な出世作。これが世界初録音となる「創造」は、ラヴェル的な響きが頻出するも、他の誰のものでもない、独自の個性の刻印があります。「ジャワの唄声」は、「ボレロ」のアジア版とも言える名作。3曲の管弦楽曲は、知性派モダニスト深井の音楽が、今日聴いても、こんなにも新しかったことを再認識させてくれます。この偉大な先人の名前、忘れられている場合じゃありません。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557688 |