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21世紀クラシックス

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    パヴロワ:交響曲第6番/サンベリーナ組曲(モスクワ・チャイコフスキー響/ベイトン)

    ロシア生まれで、現在アメリカで活躍している女性作曲家、アラ・パヴロワの最新録音です。彼女はとてもロマンティックな音楽で幅広い称賛を得ていて、既にNAXOSからも4枚のアルバムが発売されており、そのどれもが聴き手を魅了してやみません。今回の作品は、大画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホに捧げられた「交響曲第6番」と、北欧の童話作家アンデルセンのおとぎ話「おやゆび姫」に基づいたバレエ「サンベリーナ」からの組曲です。苦渋の生涯を送ったゴッホの代表作「星月夜」からインスピレーションを受けたという交響曲は、哀しみを表す「ト短調」の調性を得て、臆面もなく身悶えする姿を晒すのです。対して、サンベリーナはもっと快活な作品。彷徨うサンベリーナが優しい王子と出会い、幸せをつかむまでが描かれます。これでまた彼女のファンが増えるかも知れません。(2010/08/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.579003

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    カサブランカス:ハムレットの7つの情景/ニュー・エピグラム/パッサカリアの旋法による(ユトスム/バルセロナ 216/バルディビエソ)

    カタロニアの作曲家カサブランカスは、音の持つ官能性を徹底的に追及します。この特性は彼の代表作である「ハムレットの7つの情景」にも顕著に表れ、曲を構成する全ての音には命が宿り、登場人物と背景をたくさんの音で塗り重ねていくのです。第1の情景の冒頭はチェレスタが用いられ、幽玄な雰囲気を醸し出します。また怯える弦の音色は、薄氷を踏むような脆い人生を表しているかのようです。ハムレットの最も有名な独白は、複雑な対位法に織り込まれてしまいます。そして無垢の象徴オフェーリアは、柔らかい叙情性を帯びた旋律で表されます。シェーンベルクの影響もかすかに感じられる、そして、救いようもないほど悲劇的な物語の結末には、不可解な響きと深い静寂が用意されていました。(2010/08/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.579004

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    ランジバラン:弦楽のための作品集 - 覚醒/6つのカプリース/弦楽四重奏曲第1番/エレジー(セジョン)

    イラン生まれでアメリカにベースを置く作曲家、ランジバランの作品集です。「とても高貴で光り輝く思いつき」とアメリカの音楽ガイドでも大絶賛された彼の音楽は、好奇心に溢れた聴衆の心をうまく刺激するようです。戦争に関する平和の勝利を祝す「覚醒」、活発なエネルギーの放出が気持ちよい「常動曲」、命の循環を音で描いた「チェロと弦楽合奏のためのエレジー」そして、そこから派生したチェロのためのエレジー。どれもが何かに突き動かされるような煽情的な音楽です。ヴァイオリンの技法と音色を徹底的に追及した、「6つのカプリース」、生命と夢、その他儀式めいたもの全てを包括する弦楽四重奏曲も、屈強なる意志の力を感じさせる逸品です。(2010/08/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570353

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    柳済準:シンフォニア・ダ・レクイエム/ヴァイオリン協奏曲第1番(ボロヴィッツ/ボルコフスキ)

    1970年生まれの若き作曲家柳済準はソウルで生まれ幅広い音楽教育を受けました。作曲を姜碩煕とペンデレツキに学び、数多くの賞を受賞、韓国で最も才能ある作曲家の一人と目されています。08年に初演された「シンフォニア・ダ・レクイエム」はペンデレツキにも傑作と評価され、初演時には10分ものスタンディング・オベーションで迎えられました。荒れ狂うかの様な感情表現は若き才能をストレートに伝えるものでしょう。ロマン派の香り漂うヴァイオリン協奏曲の美しさにも耳が奪われます。  (2009/09/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570599

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    ランペル:室内楽作品集 - 弦楽四重奏曲/弦楽六重奏曲/ピアノ・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ/前奏曲とシャコンヌ「バッハへのオマージュ」(ウプサラ・チェンバー・ソロイスツ)

    スウェーデンの現代作曲家、ランペルの作品集です。「音楽は聴く前から始まっていて、最後の音が消えてもずっと続いている」という考えを持つ彼の説を具現化したとも言える作品群は、それぞれ「既にある作品への敬意を示すこと」としての体裁を持っています。例えばそれは、タイトル通りのバッハへの賛辞であったり、弦楽六重奏はあからさまにシェーンベルクの影をなぞっていたり、古典派の形式の再現であったりと、なかなか興味深いものを備えています。聴きながら「何かを探す」ことに熱中しそうな48分をお届けいたします。(2009/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572106

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    ニエミネン:パロマー/クラリネット協奏曲(ガロワ/ラーサッカ/シンフォニア・フィンランディア)

    フィンランドの現代作曲家、ニエミネンの作品集です。彼の音楽はどんな「主義」とも一致することはありません。見たまま、経験したままを音として表わす、いわば「音楽による絵画」です。このフルート協奏曲はパトリック・ガロワのために書かれた作品で、古代のメロディが現代的なフォルムを纏って立ち現れます。庭でさえずる鳥の声、星のささやきなどを歌うフルートの音色を柔らかく包み込む多彩な楽器群。この親密で透明な空気感がたまりません。(2009/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572061

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    エル=コーリー:メディテーション・パシティーク/ピアノ協奏曲/詩曲第1番、第2番(プーレ/ライヴリー/コロンヌ管/デルヴォー)

    (2009/03/12 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557692

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    ムーン:ピアノ作品集(ベアタ・ムーン)

    韓国系アメリカ人の女性作曲家ベアタ・ムーンの自作自演集です。どれも過去の慣習にとらわれることのない自由な作風による音楽で、瞑想的な部分はとことん静かに、躍動的な部分は驚くほどに暴力的にと、さまざまな情感を湛えた小品の集合体はまるで大都市の風景のようにめまぐるしくその姿を変えて行きます。1996年から2006年までの10年間、彼女の素晴らしい成果を味わってください。(2009/01/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570347

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    レンディーネ:交響曲第1番、第2番「アンドラ」(オルケストラ・ナショナル・クラシカ・ダンドラ/コンティ)

    声楽作品集「受難と復活」(8.557733)が、その斬新な作風で一部のファンの間に衝撃を与えたイタリアの作曲家レンディーネ。今作では管弦楽作品でその真価を問います。交響曲第1番は、まるで映画音楽のように色彩的で迫力ある音楽が展開する作品。もちろんメロディも調性もしっかり有しています。第2番は、フランスとスペインに挟まれた小国アンドラ政府からの委嘱作。この国の自然、文化、伝統を音で表現した意欲作です。(2008/09/10 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572039

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    シマク:弦楽四重奏曲第2番、第3番/独白 I - III (クロイツァー弦楽四重奏団)

    20代にアルバニアのティラナに赴き、研究生活と音楽活動を行った作曲家シマク(1958-)。彼自身、「その時に触れたその土地の民謡と古謡の数々はその後の創作活動に多大なる影響を与えた」と語るほどです。とは言え、そのメロディを作品中に引用することはなく、特質のみを音楽のイディオムに組み込んだそう。その心意気、耳を澄まして聴きとってください。(2008/07/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570428