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21世紀クラシックス

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    レンツ:「天は語る・・・」 III, IV/ビルンク(アンサンブル24/クーリー)

    ルクセンブルク生まれのレンツによる連作「天は語る・・・」は、「天は神の栄光を語り、大空は御手のわざを告げ知らせる」に始まる聖書の詩篇第19番と、(神話的なイメージというよりも)現代天文学的なイメージで捉えた「天」を結びつけ、かつ音楽のインスピレーションとしてしまうという、何とも大胆でユニークな企画モノです。期待通りというか予想通りというか、各曲ともにそれぞれの特異な編成(ボーイ・ソプラノとかシンバルとか)を活かした、神秘的にして宇宙的ともいうべき(そのまんまですが・・・)不可思議な響きの世界を現出させています。貴方も当盤を通じて、宇宙時代の神の声を聴くことができるかも!?(2003/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557019

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    カターン:歌劇「ラパチーニの娘」(抜粋)/ソプラノ、合唱と管弦楽のための「黒曜石の蝶」(メキシコ・シティ・フィル/ディアスムニョス)

    世界初録音。最初の1分で「吉松隆の新作かな?」と勘違いしてしまうほど繊細なハーモニーが響き、日本の抒情にも影響を受けたらしいネオ・ロマン風の音楽が続きます。作曲者はメキシコ生まれで、現在はカリフォルニアに在住。(2003/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557034

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    バラダ:室内オペラ「ハングマン、ハングマン!」/欲望の街(カーネギー・メロン現代音楽アンサンブル/ピアース)

    バルセロナ生まれで作曲をコープランドやパーシケッティに師事したバラダが、80年代以降に書いた2つの漫画チックな"トラジ・コメディ"をお届けします。かつてのアヴァンギャルドな作風から離れ、乾いた、諧謔的な楽想が面白いったらありゃしない、音楽だけでも十分に楽しめます。前作の後日談にあたる「欲望の街」では、やり手ビジネスマンになった主人公のカウボーイが日本皇室の使者と自動車を巡る取引を繰り広げる場面が要注目。「ハングマン、ハングマン!」では結局、街に大金をもたらす人物となり死刑執行を免れた主人公、最期は射殺され冷凍保存、更に後日談がありそうな結末を迎えます。(2002/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557090

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    ブルーザ:管弦楽作品集 2 (ウクライナ国立響/マストランジェロ)

    1954年ミラノ生まれの女流作曲家、ブルーザの音楽は難解さよりも、直感的な分かり易さが前面に出ており、本盤の収録作品は、いずれもそのタイトルから、内容がうかがえるようなものとなっています。例えば、機知に満ちた描写が面白いのが「寓話集」。子供向けを想定して作曲されたものですが、ギロやフレクサトーンといったやや特殊な打楽器まで動員しており、オーケストレーションの妙味ここにあり、といった感の作品です。またアルビノーニやマーラー、バーバーらにインスパイアされたという、弦楽のための「アダージョ」も、なるほどその通りの豊かな情感をたたえた、なかなかの佳曲です。(2002/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555267

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    ブルーザ:管弦楽作品集 1 (ウクライナ国立響/マストランジェロ)

    当盤1のタイトルを見て「もしや」と思った音楽通の貴方、これはまさに、シューマンの描いたフロレスタンを題材にした音楽で、作曲家の自叙伝でもあります。ミラノで活躍する女性作曲家ブルーザは自らの作品について、不確実で不安な今日にあって前向きで平和な未来への希望を表現するものと述べています。1~3はシューマン、イソップ寓話、ダ・ヴィンチがインスピレーションの源になった点も興味深いですが、何よりもわかりやすく力強い音楽がいい。交響曲は調性的には抽象度が高いものの決して難解ではありません。これらは21世紀にも残る現代管弦楽曲の模範型を示しているのではないでしょうか。(2002/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555266

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    キラール:祈り/出エジプト/クシェサニ(ポーランド国立放送響/ヴィト)

    最大の問題作3は必聴の20世紀音楽です。聴き始めてすぐ、ラヴェル「ボレロ」のパクリである(しかもいまいちノリが悪い)ことに気づきます。なかなか加わらないなと思っていた合唱は終わり近くで入り、クライマックスでは高らかに本物のボレロのリズムが登場(ここまでやるか...)。面白くなきゃ音楽じゃないという享楽的鑑賞派なら大感動間違いなし。4は3の短縮版の趣きです。2は合唱による詩の語りで始まり、難解な現代音楽かと思いきや、これが平穏で敬虔な曲想。真摯な感動を音楽に求める人でもOK。管弦楽だけの1がまた、ごった煮風の楽想が洪水の如く押し寄せ(音量注意!)モー大変。ポーランドのキラル、いとをかし。(2002/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554788

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    プラン:ディオスキューレ/束の間/イリスの息吹き(フランス放送フィル/フェランディ)

    これは新感覚の音楽、シリーズ名となっている「21世紀のクラシック」に相応しい音楽の登場です。どの収録曲も派手さはなく、どちらかといえば静謐ムードが支配的なのですが、それでいて躍動感や高揚感すら感じさせる場面も少なくないのがユニークです。様々な打楽器やピアノの硬質な響きを巧みに取り入れたオーケストレーション、ソロ楽器を中心に広く取り入れられた特殊奏法(フルートのキー打撃音やフラッター・タンギング奏法、弦楽器のポルタメントの連続など)が醸し出す、何とも不可思議な雰囲気は「フランス流ワビサビ」とでもいえばいいのか、独特の奥ゆかしい美を湛えています。新たな美に出会いたい向きには必聴の一枚です。(2001/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555347

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    バラダ:ピアノ協奏曲第3番/コンチェルト・マジコ(バルセロナ響&カタルーニャ管/セレブリエール)

    スペインの民族音楽と所謂クラシック音楽とのおつきあいの例は枚挙に暇ありませんが、その歴史に新たな1ページを付け加える、バラダの思いっきり個性的な協奏的作品3曲です。バリバリの前衛風というわけではなく、相当露骨に民族音楽的要素を取り込んでるのですが、かといって陳腐な異国趣味にに堕するどころか、いまだかつてない新鮮な音楽が生まれています。どの曲も粒ぞろいの出来栄えでそれぞれに独奏楽器の特色が生かされていて大変面白いのですが、やはりイチオシはギターをフィーチャーしたコンチェルト・マジコでしょう。情熱的なフラメンコギターと複雑に書き込まれたオーケストラパートの融合は、想像を超えるカッコよさです。(2001/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555039

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    コルギ:歌劇「ディヴァラ - 水と血」(ミュンスター市劇場合唱団/ミュンスター響/ハンバーグ)

    舞台は16世紀、ドイツの都市ミュンスター。宗教改革の時代、宗派間の闘争を背景に、真の神を求めて生きた女性ディヴァラを描くこの歌劇は、ミュンスターの都市創設1200周年記念に、現代イタリアの作曲家コルギに委嘱されました。全曲を通じ無調ながら、ライトモチーフの手法、或いはストラヴィンスキーなど既存の曲の引用が興味深く聴けます。音楽的なハイライト、CD2、4、6分過ぎからの過激な高揚の物凄さといったら!。現代のミュンスターを生きる人たちによる体当たり的熱演には、こちらのハートまで熱くなります。MARCOPOLO8.223706/7のナクソス移行発売盤。(2001/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554818-19

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    フェレーロ:ラ・ヌエバ・エスパーニャ

    題名を見ただけでピンと来た方は相当の世界史通です。16世紀前半、中米で隆盛を誇っていたアステカ王国が、コルテス率いるたった数百人のスペイン人に征服されるという人類の歴史に残る悲劇を題材にした、交響詩的作品です(世界史の勉強になりそうでしょ?)。現代イタリアの作曲家フェレーロが、メロディーや和声もわかりやすく、時には打楽器を爆発させたりして、各曲の情景を写真のような音楽に仕上げています。作曲者自身による解説付き。今やナクソスになくてはならない存在となった湯浅卓雄の棒が冴えわたります。(2001/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555044