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18世紀クラシックス

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    クラウス:交響曲集 4 (スウェーデン室内管/スンドクヴィスト)

    ハイドンやモーツァルトと同時代に活躍したクラウスは、所謂「疾風怒濤」様式により、なかなかにドラマティックな作品を残しています。例えばヘ長調の交響曲の第1楽章などに見られる、目まぐるしい転調などは素晴らしい効果を上げています。また、ディスク両端に置かれたシンフォニアと行進曲は、スウェーデン王グスタブ3世が、戦意高揚キャンペーンの一環としてクラウスに作曲を依頼した、いわばプロパガンダ音楽ですが、その色彩的・祝祭的な響きは楽しいものです。特にフーガの手法を大々的に取り入れた前者は威風堂々たる仕上がりで、その使命を存分に果たしているといえましょう。(2002/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555305

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    C.P.E. バッハ:フルート協奏曲全集(ガロワ/トロント室内管/マロン)

    大バッハの次男、カール・フィリップ・エマヌエルは、いわば対位法の権化であった偉大な父とは異なり、はるかにリラックスした、エンタテイメント重視路線の作風の持ち主でした。フルート協奏曲も、長調の部分は楽しげに、短調部分は情熱的にと、屈託のない明るさとセンスの良い旋律美に貫かれ、また独奏者の腕前を存分に発揮する華麗な仕上がりとなっています。伴奏が弦楽と通奏低音のチェンバロのみという簡素な編成となっているのも、フルートの輝かしさを一層引き立てています。現代最高のフルーティストの一人である、パトリック・ガロワの名人芸をどうぞお楽しみください。(2002/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555715-16

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    ホフマン:オーボエ協奏曲集(シッリ/ヤンドー)

    実に手堅い、そしてもちろん楽しく美しい作品達です。本盤ではオーボエを独奏とするコンチェルトを集めていますが、中でもやはり、さらにハープシコードを独奏として加えた二重協奏曲となっている2曲が、大いに注目されます。例えば、ヘ長調協奏曲の第2楽章の美しさはどうでしょう!伸びやかに旋律を歌うオーボエ、そしてアラベスク風のパッセージで絡みあうハープシコード、終盤では両者のみによるカデンツァも登場します。ありそうでなかなかない、まさにこの編成ならではの妙味と申せましょう。オーボエのみ協奏曲も愉悦感に溢れており、存命中はウィーンで大変な人気作曲家であったというのも納得です。(2002/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553979

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    ドゥシェク:3つのシンフォニア(ヘリオス 18/オーシャッツ)

    鍵盤奏者としての業績で名前が残っているボヘミア出身のドゥシェク(より有名な、姓が似ているヤン・ラディスラフ・ドゥシークとは別人)。彼が残した多数の交響曲から、ここに聴く3曲はいずれも、これぞ正統的18世紀交響曲という美しい形式を誇ります。18世紀音楽にも力を注ぐナクソスで、ヴァンハル、ディッタースドルフ、ホフマンらと聴き比べてみてください。ドゥシェクが彼らとどう違うか、そして同時代のハイドン、友人モーツァルト、その後の音楽界で革命を起こすベートーヴェンらにも想いを巡らせば、音楽史を眺めるのがずっと楽しくなるでしょう。女性指揮者オシャッツが設立したピリオド楽器を使うアンサンブルによる溌剌演奏で。(2002/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555878

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    ヴァンハル:ミサ・パストラーリス/ミサ・ソレムニス(アラディア・アンサンブル/グロット)

    これは参りました!ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの時代に、パトロン無しで作曲だけで生計を立てたヴァンハルの人気が納得できる一枚。教会で音楽活動をしたわけでもないのに多数の宗教的声楽曲がありますが、まずは1を聴いてみてください。これほど心が躍る楽しい音で描かれたキリエは、そうそうありません。天才の周辺だからこそ、教会べったりではなかったからこそ書けた音楽かもしれません。そしてそう思えるのは、演奏家たちの力、特に合唱団の洗練度の高さは(失礼ながら)非常に驚き。演奏家や作曲家の知名度と音楽の良さは正比例しないことを証明するアルバムです。(2001/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555080

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    シュペルガー:弦楽のための交響曲集(ムジカ・エテルナ/ザジチェク)

    18世紀後半のウィーンなどで様々な貴族に仕えたシュペルガーはコントラバス奏者として名を馳せただけでなく、ベートーヴェンの作曲の師でもあったアルブレヒツベルガーに師事し、様々なジャンルで多数の作品を残しました。当盤では45曲ある交響曲から3楽章形式の3曲を選びました。ここには刺激的な物は何もありません。でも代わりに、18世紀後半のオーストリア音楽ならではの約束された美があります。特に終楽章の高揚は注目に値します。交響曲の系譜の研究には是非チェックしておきたい一人と言えるでしょう。スロヴァキアの弦の名手たちが古楽器で奏でます。(2001/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554764

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    ホフマン:フルート協奏曲全集 1 (瀬尾和紀/ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ドラホシュ)

    爽やかな弦楽主体の伴奏に乗って、伸びやかなフルートが朗々と翳りのない明るく美しいメロディーを奏でる、ときにはコロコロと転がるように細かな装飾的な音型を挟んで、さりげなく独奏者の名人芸も披露される、これを極上の耳の御馳走といわずに何といいましょう? 余りに素直で屈託が無さ過ぎると感じられるかもしれませんが、それはむしろ後世の刺激的な音楽に慣れすぎてしまった結果とはいえないでしょうか? ハイドンと同時代にウィーンで活躍した名職人、ホフマンの手による優雅で上品、そして快活なフルート協奏曲。この罪のない音楽には、聴き手の感性の素直さが試されるのかもしれません。(2001/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554747

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    ホフマン:フルート協奏曲全集 2 (瀬尾和紀/ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ドラホシュ)

    ハイドンと同時代にウィーンを本拠に活躍したホフマンは60程の協奏曲を残した器楽の大家ですが、フルート協奏曲もフルートの明るく素直な音色と、小回りの利く特性をうまく生かした傑作ぞろいです。抜けるような明るさを持った長調の作品は当然のこと、たとえ短調の作品であっても明朗な活発さを第一に嬉遊感が横溢しており、リラックスして耳を傾けてみれば、これらの音楽を堪能していた当時の王侯貴族の気分を味わうような気分です。瀬尾和紀の自然体にして流麗な演奏は、こうした純粋で嫌味のないホフマンの音楽の美しさ・楽しさにぴったりマッチしており、世界初の全集録音に一層華を添えています。(2001/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554748

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    ヴァンハル:交響曲集 2 (シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア/ワトキンソン)

    音楽史上初の、パトロンに頼らず作曲だけで飯を食った人物ヴァンハルの確かな才能を発掘するシリーズとなる、70曲を超える交響曲(当時は大流行、アメリカでも演奏されたとか!)からの選集、絶賛で迎えられた第1集の続編をお届けします。急速な楽章では抜群の愉悦感、緩徐楽章では澱みの無い旋律美を誇り、同時代のハイドンと間違えられても仕方ないほどの完成度の高さ。そういえば、第3楽章にメヌエットを置くのもハイドンの発明です。ト長調の交響曲は特に優れており、混じり気なしの楽しさいっぱいの音楽に触れる幸福感を与えてくれます。(2001/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554138

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    クラウス:交響曲集 3 (スウェーデン室内管/スンドクヴィスト)

    既出盤が世界の音楽ジャーナリスト絶賛の、「スウェーデンのモーツァルト」クラウスの交響曲全集、第3集は何と全曲短調、ただならぬ雰囲気が漂います。中でも特異なのが、快速楽章が無い「葬送交響曲」で、友人でもあった国王グスタフ三世の暗殺(作曲者も同じ年に没)への悲嘆の叫びとなりました。本家モーツァルトが大嫌いだった調性の嬰ハ短調を用いたベートーヴェン的世界の創出、序曲ニ短調9での押しの強いフーガの展開、ホ短調のフィナーレ12での一気呵成のたたみかけ、まさに本物の才能です。交響曲ファンの貴方には、一日でも早くクラウスを知っていただきたいのです。(2000/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554777