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18世紀クラシックス

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    ドゥシェク:3つのシンフォニア(ヘリオス 18/オーシャッツ)

    鍵盤奏者としての業績で名前が残っているボヘミア出身のドゥシェク(より有名な、姓が似ているヤン・ラディスラフ・ドゥシークとは別人)。彼が残した多数の交響曲から、ここに聴く3曲はいずれも、これぞ正統的18世紀交響曲という美しい形式を誇ります。18世紀音楽にも力を注ぐナクソスで、ヴァンハル、ディッタースドルフ、ホフマンらと聴き比べてみてください。ドゥシェクが彼らとどう違うか、そして同時代のハイドン、友人モーツァルト、その後の音楽界で革命を起こすベートーヴェンらにも想いを巡らせば、音楽史を眺めるのがずっと楽しくなるでしょう。女性指揮者オシャッツが設立したピリオド楽器を使うアンサンブルによる溌剌演奏で。(2002/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555878

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    ヴァンハル:ミサ・パストラーリス/ミサ・ソレムニス(アラディア・アンサンブル/グロット)

    これは参りました!ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの時代に、パトロン無しで作曲だけで生計を立てたヴァンハルの人気が納得できる一枚。教会で音楽活動をしたわけでもないのに多数の宗教的声楽曲がありますが、まずは1を聴いてみてください。これほど心が躍る楽しい音で描かれたキリエは、そうそうありません。天才の周辺だからこそ、教会べったりではなかったからこそ書けた音楽かもしれません。そしてそう思えるのは、演奏家たちの力、特に合唱団の洗練度の高さは(失礼ながら)非常に驚き。演奏家や作曲家の知名度と音楽の良さは正比例しないことを証明するアルバムです。(2001/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555080

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    サン=ジョルジュ:ヴァイオリン協奏曲集(西崎崇子/ケルン室内管/ミュラー=ブリュール)

    ハイドンやモーツァルトとほぼ同時代を生きた、サン=ジョルジュは作曲家、ヴァイオリニスト、指揮者(ハイドンのパリ交響曲を初演)にして剣士でも軍人でもあったという変り種の経歴の持ち主ですが、その作品もなかなか才気に溢れたユニークなものとなっています。いずれの曲においても、ヴァイオリン独奏パートはヴィルトゥオジテの披瀝を指向しており、ハイドンやモーツァルトの協奏曲と比しても、より高い音域が好んで使われていますし、目まぐるしく動き回るパッセージも随所で耳にすることができます。特に最終楽章での快刀乱麻、自由闊達ぶりは鮮やかといえるでしょう。その一方、緩除楽章での旋律の美しさも味わい豊かなものとなっています。(2001/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555040

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    シュペルガー:弦楽のための交響曲集(ムジカ・エテルナ/ザジチェク)

    18世紀後半のウィーンなどで様々な貴族に仕えたシュペルガーはコントラバス奏者として名を馳せただけでなく、ベートーヴェンの作曲の師でもあったアルブレヒツベルガーに師事し、様々なジャンルで多数の作品を残しました。当盤では45曲ある交響曲から3楽章形式の3曲を選びました。ここには刺激的な物は何もありません。でも代わりに、18世紀後半のオーストリア音楽ならではの約束された美があります。特に終楽章の高揚は注目に値します。交響曲の系譜の研究には是非チェックしておきたい一人と言えるでしょう。スロヴァキアの弦の名手たちが古楽器で奏でます。(2001/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554764

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    ホフマン:フルート協奏曲全集 1 (瀬尾和紀/ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ドラホシュ)

    爽やかな弦楽主体の伴奏に乗って、伸びやかなフルートが朗々と翳りのない明るく美しいメロディーを奏でる、ときにはコロコロと転がるように細かな装飾的な音型を挟んで、さりげなく独奏者の名人芸も披露される、これを極上の耳の御馳走といわずに何といいましょう? 余りに素直で屈託が無さ過ぎると感じられるかもしれませんが、それはむしろ後世の刺激的な音楽に慣れすぎてしまった結果とはいえないでしょうか? ハイドンと同時代にウィーンで活躍した名職人、ホフマンの手による優雅で上品、そして快活なフルート協奏曲。この罪のない音楽には、聴き手の感性の素直さが試されるのかもしれません。(2001/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554747

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    ホフマン:フルート協奏曲全集 2 (瀬尾和紀/ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/ドラホシュ)

    ハイドンと同時代にウィーンを本拠に活躍したホフマンは60程の協奏曲を残した器楽の大家ですが、フルート協奏曲もフルートの明るく素直な音色と、小回りの利く特性をうまく生かした傑作ぞろいです。抜けるような明るさを持った長調の作品は当然のこと、たとえ短調の作品であっても明朗な活発さを第一に嬉遊感が横溢しており、リラックスして耳を傾けてみれば、これらの音楽を堪能していた当時の王侯貴族の気分を味わうような気分です。瀬尾和紀の自然体にして流麗な演奏は、こうした純粋で嫌味のないホフマンの音楽の美しさ・楽しさにぴったりマッチしており、世界初の全集録音に一層華を添えています。(2001/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554748

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    ヴァンハル:交響曲集 2 (シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア/ワトキンソン)

    音楽史上初の、パトロンに頼らず作曲だけで飯を食った人物ヴァンハルの確かな才能を発掘するシリーズとなる、70曲を超える交響曲(当時は大流行、アメリカでも演奏されたとか!)からの選集、絶賛で迎えられた第1集の続編をお届けします。急速な楽章では抜群の愉悦感、緩徐楽章では澱みの無い旋律美を誇り、同時代のハイドンと間違えられても仕方ないほどの完成度の高さ。そういえば、第3楽章にメヌエットを置くのもハイドンの発明です。ト長調の交響曲は特に優れており、混じり気なしの楽しさいっぱいの音楽に触れる幸福感を与えてくれます。(2001/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554138

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    クラウス:交響曲集 3 (スウェーデン室内管/スンドクヴィスト)

    既出盤が世界の音楽ジャーナリスト絶賛の、「スウェーデンのモーツァルト」クラウスの交響曲全集、第3集は何と全曲短調、ただならぬ雰囲気が漂います。中でも特異なのが、快速楽章が無い「葬送交響曲」で、友人でもあった国王グスタフ三世の暗殺(作曲者も同じ年に没)への悲嘆の叫びとなりました。本家モーツァルトが大嫌いだった調性の嬰ハ短調を用いたベートーヴェン的世界の創出、序曲ニ短調9での押しの強いフーガの展開、ホ短調のフィナーレ12での一気呵成のたたみかけ、まさに本物の才能です。交響曲ファンの貴方には、一日でも早くクラウスを知っていただきたいのです。(2000/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554777

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    プレイエル:交響曲集(カペラ・イストロポリターナ/グロット)

    今日までパリのホールや楽器メーカーに名を残し、存命当時は出版でも名を馳せたオーストリア出身のプレイエルは、何よりも作曲家として特別な存在でした。ハイドンに見出され、19世紀前半にはベートーヴェンを凌ぐ知名度を誇ったのです。ここで聴ける3つの交響曲のうち、まず「ハ長調」の2はプレイエルの最も美しい音楽です(歌詞付き版も出版されたほど)。「ヘ短調」の5、このリズム・パターン、どこかで聴いたような…そう、ベートーヴェンの「運命」ですね。実質的に長調の「ハ短調」の12の猪突猛進ぶりは聴き物、これはハイドンが気に入るわけです。(2000/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554696

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    カンナビヒ:交響曲第47番 - 第52番(ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア/グロット)

    ウィーン古典派を生んだ18世紀の音楽には、どれを聴いても同じに聴こえる欠点があります(かなりの愛好家にとってさえ!)。カンナビヒ作品も、旋律にモーツァルトほどの才能が無いため、一度聴いただけだと平凡な印象かもしれません。そこで止めては勿体無い、反復鑑賞なさってみて下さい!管弦楽の色彩を熟知した上での職人芸。1や10など幸せ一杯の弾む冒頭、18のエレガンスなど特に忘れ難く、モーツァルトに「自分の知る最高の指揮者」と言わしめた才能に病みつきになるかも。チェリビダッケの弟子による入念な指揮も、最高の人選と言えるでしょう。(2000/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554340