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非常に活力に満ちた3つの作品。これらを作曲したのはアイルランドの作曲家ジェローム・ド・ブロムヘッド。アイルランド王立音楽院で学び、ダブリンではセオアーズ・ボドリーに師事、ギタリストとしても活動した人です。宇宙の規模とエネルギーを示唆した「A Lay for a Light Year」の爆発的な音楽、エレガントで抒情的な雰囲気とストラヴィンスキーを思わせる激しさが同居する「ヴァイオリン協奏曲」、広大な空間感覚を提示する「交響曲第2番」はどれもコンサート向きの華やかさを持っています。(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0422 |
音楽的な家庭に生まれ、幼い頃からピアノの才能を発揮し、モスクワ音楽院でミヤスコフスキーに学び、9曲の交響曲と、多くの管弦楽曲、弦楽四重奏曲やピアノ曲などに優れた作品を残したニコライ・ペイコ。教師としても優秀で、グバイドゥーリナも彼から指導を受けたことが知られています。しかし、当時のソビエトの作曲家の例に漏れず、彼も政権によってその活動を制限され、その作品のほとんどは現在忘れられてしまっています。しかし彼の作品からは、当時のロシアの文化の香りが確かに感じられます。ピアノ作品はオーケストラのような厚みを持つ音で構成されていますが、それは、まるで交響曲を書く間の息抜きのように、シンプルなフォームを持っています。もちろん高い技術を要する高度な手法で書かれています。1979年生まれのピアニスト、コロステリョフは現代ロシアの作品を得意とするピアニスト。鋭い打鍵と高い表現力を持つ人です。(2014/07/23 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0104 |
帝政ロシアからソヴィエトへと移り変わりつつあった1905年以降は、この国の芸術家たちにとっても厳しい時代でした。このニコライ・ペイコ(1916-1995)もそんな作曲家の一人です。「帝政ロシア」の良き文化を引き継ぐ音楽的な家庭に生まれ、幼い頃からピアノを学び、ショスタコーヴィチの助手を務め、ミヤスコフスキーに師事するというエリートであり、9曲の交響曲や数多くの管弦楽作品、ピアノ曲を書きましたが、他の作曲家たちにように政権によって活動を制限され、そのまま忘れられてしまったのです。彼のピアノ曲には重厚な響きと、時にはショスタコーヴィチのような皮肉があり、また仄かな郷愁も感じられます。この2巻からなるペイコのピアノ曲集は、この時代を映し出す鏡のようなものといえるでしょう。ピアニスト、コロステリョフは1979年生まれ。モスクワで学び、ペイコの第1集をはじめ、ヴァインベルクなど数々のロシア音楽を録音しています。共感に満ちた音が心に残ります。 第1集…TOCC-104(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0105 |
1952年、ロンドンで生まれたサイモン・ベインブリッジ。王立音楽院で学んだ後、タングルウッドに留学、この時に触れたアメリカの文化は彼に強い影響を与えました。その後はイギリスに戻り、王立音楽院の作曲科やロンドン大学で教えるなど後進の指導にも力を入れています。このアルバムには彼の様々な時代に書かれた4つの室内楽曲を収録。20歳の時に書かれた「弦楽四重奏曲第1番」は様々な素材を散りばめた抽象的な作品ですが、2016年に完成された第2番の弦楽四重奏のように、時代を追うに従いその作風は更に色彩的になっていきます。近現代作品を得意とするクロイツァー四重奏団の演奏で。(2021/02/12 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0573 |
スイスの作曲家コンラート・ベック(1901-1989)は7曲の交響曲、20曲の協奏曲と小協奏曲、4曲の弦楽四重奏曲、編成の大きな声楽作品及び歌曲など、多くの作品を残しました(彼は同郷のスイスの名指揮者、作曲家パウル・ザッハーからも支持され、彼の多くの作品はバーゼル室内管弦楽団で初演されています)。彼はユダヤの血を引いていたため、戦時中は作品の出版を拒否されましたが、1945年以降はショット社が再び作品を出版するなど、当時としては概ね幸運な生涯を送ったと言えるでしょう。晩年はバーゼルとフランスに交互に住み、現代音楽の普及、促進に努めました。彼の作品自体はすっかり忘れられてしまいましたが、ザッハーの生誕70周年記念の誕生日に、ベックを含むザッハーと親交のあった12人の作曲家の作品が上演されたことがきっかけで、またいくつかの作品が演奏、録音されるようになりました。このアルバムを演奏しているベック=リプシは名前の通り作曲家の関係者で、ベックの息子ハンス・ジェイコブ・ベックの妻です。パリでピアノを学びましたが、その後は30年間以上、ピアノに触れることもなく、1996年に再び演奏を始めてからは、多くの人の熱意と励ましにより印象派と現代音楽を録音するという変わった経歴の持ち主でもあります。(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0301 |
1957年、マサチューセッツ州ボストンに生まれた作曲家チャールズ・ローランド・ベリー。 カリフォルニア大学でピーター・ラシーン・フリッカーに作曲を学んだ後、ポール・クレストンに師事しました。フリーメイソンに惹かれ、マスターメイソンの地位を持つというベリー(彼によればモーツァルトやシベリウスも同様という)は、フリーメイソン由来の哲学や神秘的な思想と、現実的な考えを合わせ持ち、クラシック音楽の新作は「聴いて楽しく、弾いて楽しい音楽でなければ」を持論としています。ここに収められた3作品は、アメリカ人ならば「ビッグ・カントリー(大いなる田舎、故郷)」という言葉を連想させる、素朴でありながらも雄大な映画音楽風のサウンドを持っています。序曲「オリンピック・マウンテン」はワシントン州のオリンピック国立公園のイメージ。「交響曲第4番」は5という数を神秘的に解釈した標題音楽風の作品。2021年の作品である「交響曲第5番」は、不安げな音楽で始まり、管楽器や打楽器の活躍する中間部を経て、最後は賢者に擬せられたホルンの導きで皆が協和する世界に至るという筋書きを持っています。2つの交響曲を指揮するのはテオドレ・クチャルです。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0512 |
20世紀スウェーデンの個性的な作曲家モーセス・ペルガメントの録音プロジェクトがスタート。リトアニア系ユダヤ人の家系に連なるペルガメントは、フィンランドに生まれロシアで学んだ後、1919年にスウェーデンの市民権を得ました。民族主義的な表現と反ユダヤ主義が強まっていた当時、ペルガメントは複雑なアイデンティティゆえに苦悩し、ユダヤらしさとスウェーデンらしさを統合した表現を目指した結果、スウェーデン楽壇の反発を受けて黙殺同然の状態に置かれましたが、その作品は今、ダイバーシティの表現という観点から注目されつつあります。シリーズ第1集となるこのアルバムでは、ロマンティックな初期の作品からバルトークを思わせる攻撃的な響きを持つ後期の作品までを収め、その作風を概観します。大半は演奏時間3分前後の小品ですが、冒頭に収められたピアノ協奏曲は急緩急の3楽章構成で演奏時間27分を要する堂々たる力作です。(2024/10/04 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0728 |
ベルク自身の3つの編曲を含む、様々な作品の弦楽のための編曲集。クラヴェランによるピアノ・ソナタの編曲はこのアルバムのために用意されたものです。指揮者コヴァチクの編曲による初期の作品集は、シェーンベルクに師事していた時代に書かれたものですが、少しだけロマン派に回帰したマーラーにも通じる美しさを持つもので、この編曲は作品の持ち味を存分に生かした素晴らしいものです。ベルク作品の持つ不思議な魅力をダイレクトに味わうことができる興味深いアルバムです。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0247 |