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天上のオルガン ~ バロック音楽を中心にパイプオルガンとポジティフオルガンで聴く大ホールと礼拝堂の響き<配信限定>

4organs


※ハイレゾ配信サイト「e-onkyo music」 にて、
アルバムDLランキング1位になりました!(2014年1月21日)







ひとつのアルバムで4台のオルガンを聴き較べる、高音質録音ならではの愉しみ。

元NHKチーフエンジニアで、世界中のエンジニアから憧憬の眼差しを集める
深田晃氏の手によって、国内有数の響きを誇る二つの会場、
「ミューザ川崎シンフォニーホール」と東久留米市「聖グレゴリオの家」の
パイプオルガン、ポジティフオルガンそれぞれの魅力が最大限に引き出されています。

大ホールならではの空間を揺るがす荘厳なサウンド、
北ドイツのバロック様式そのままのアーレント・オルガンの
清澄な響きを心ゆくまで楽しめるアルバムです。







アルバム「天上のオルガン」のここがおススメ!

【熱いご要望にお応えして、2月19日よりサラウンド及びDSDの配信を開始!】
【ハイレゾ(ステレオ Wav/Flac )も引き続き配信】
【マスターは驚異の PCM 32bit/384kHz Recording】
【オルガンのメカニカルな操作音まで味わいつくせる高音質録音】
【ハイレゾ市場に不足している「定番名曲の新録音」】
【世界的にも珍しい、2つの会場、計4台のオルガンを聴きくらべ】
【NHK-FM「西村由紀江の古楽器さんぽ~クリスマス編~」オンエア曲収録】








contents contents







4organs

■ 商品タイトル:
天上のオルガン ~ バロック音楽を中心にパイプオルガンとポジティフオルガンで聴く大ホールと礼拝堂の響き

■ 仕様:
24bit/192kHz, 96kHz Stereo
Wav, Flac

■ 発売日:
2013年12月26日

※全てハイレゾ(ステレオ)
配信情報。ハイレゾサラウンド,
iTunes Store,
Amazon MP3ほか
配信準備中。

● ダウンロードはこちらから

eonkyo/バナー
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※PCM 24bit/192kHz

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※DSD

● DVD-Rによるファイル販売はこちらから

iTunes/バナー

● mora Hi-Res Music Cardは
こちらから

mora

■ 収録楽曲:

  • J.S.バッハ: トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
    塚谷水無子(パイプオルガン)
  • J.S.バッハ: 協奏曲 ヘ長調 BWV978 – 第1楽章
    塚谷水無子(ポジティフオルガン)
  • ヘンデル: オラトリオ「メサイア」 HWV56 – ハレルヤ・コーラス
    塚谷水無子(パイプオルガン)
  • J.S.バッハ: G線上のアリア BWV1068
    塚谷水無子(パイプオルガン)
  • ヴィドール: オルガン交響曲 第5番 Op.42-1 – トッカータ*
    塚谷水無子(パイプオルガン)
  •   ~以上『ミューザ川崎シンフォニーホール』にて収録

  • ヨハン・ミヒャエル・バッハ: 甘き喜びのうちに
    菅哲也(パイプオルガン)
  • J.ブル: 御子がわれらに生まれたもう
    菅哲也(ポジティフオルガン)
  • J.S.バッハ: 小フーガ ト短調 BWV578
    菅哲也(パイプオルガン)
  • ブクステフーデ: 暁の星のいと美しきかな BuxWV223
    菅哲也(パイプオルガン)
  • J.S.バッハ: 最愛のイエスよ、われらここに集い BWV633*
    菅哲也(パイプオルガン)
  • J.S.バッハ: 最愛のイエスよ、われらここに集い BWV731
    菅哲也(パイプオルガン)
  • J.S.バッハ: パストラーレ ヘ長調 BWV590 – 第1楽章
    菅哲也(パイプオルガン)
  • J.S.バッハ: パストラーレ ヘ長調 BWV590 – 第2楽章
    菅哲也(ポジティフオルガン)
  • J.S.バッハ: パストラーレ ヘ長調 BWV590 – 第3楽章
    菅哲也(パイプオルガン)
  • J.S.バッハ: パストラーレ ヘ長調 BWV590 – 第4楽章
    菅哲也(パイプオルガン)
  • ブクステフーデ: プレルーディウム ハ長調 BuxWV137*
    菅哲也(パイプオルガン)
  •   ~以上『聖グレゴリオの家』にて収録

    *印は未放送音源


    ■ 写真・動画もたっぷりのレコーディング・レポートはこちら

    ■ 販売ファイル一覧

    【2014/2/13現在】
    ※サラウンド音源につきましては
    [Track 01-05 = 5.1ch / Track 06-16 = 5.0ch] となります。
    ※DSD音源につきましては Stereo (2ch) のみの配信となります。

    ハイレゾ ダウンロード配信 ハイレゾ DVD-R販売
    e-onkyo music
    mora VICTOR HD
    NAXOSミュージック
    ストア(楽天)
    Stereo
    (2ch)
    Surround
    (5.1/5.0ch)
    Stereo 
    (2ch)
    Surround
    (5.1/5.0ch)
    DSD 1bit/5.6MB DSF
    PCM 32bit/384kHz WAV
    24bit/192kHz WAV, FLAC WAV, FLAC,
    Dolby HD
    FLAC FLAC
    24bit/96kHz WAV, FLAC WAV, FLAC,
    Dolby HD
    FLAC FLAC


    ■ レコーディングデータ

    ・日時・会場:
    2013年11月15日(ミューザ川崎シンフォニーホール)
    2013年11月26日(東久留米市 聖グレゴリオの家)
    ・使用楽器:
    クーン社パイプオルガン、ガルニエ社ポジティフオルガン(ミューザ川崎シンフォニーホール)
    アーレント製パイプオルガン、ポジティフオルガン(東久留米 聖グレゴリオの家)
    ・レコーディング&ミキシングエンジニア:
    深田晃(dream window inc.)
    ・マスター:
    PCM 32bit/384kHz Recording

    ・録音機材リスト
    録音機材 ミューザ川崎 聖グレゴリオの家
    Microphone DPA-4006A x 5 DPA-4006A x 5
    DPA-4015A x 2 DPA-4015A x 2
    DPA-4011C x 1
    Head Amp. Millennia HV-3D (8ch) Millennia HV-3D (8ch)
    RME Octmic XTC(8ch)
    A/D Converter Merging Technologies HORUS Merging Technologies HORUS
    Fireface UFX Fireface UFX
    Recorder Merging Technologies Pyramix 8.1 Merging Technologies Pyramix 8.1
    MAGIX Sequoia 12 MAGIX Sequoia 12
    Monitor Speaker Eclips TD-712Z x 5 Eclips TD-M1(prototype)
    Head Phone Sennheiser HD-700 Sennheiser HD-700
    Ultrasone Pro 2900 Ultrasone Pro 2900






■使用オルガンについて

○聖グレゴリオの家

パイプオルガン
現代ドイツにおける最高のオルガンビルダーの一人と言われているユルゲン・アーレント氏によって製作されたこのオルガンは、北ドイツ初期バロックの様式を基本に構想されている。アーレント氏のオルガンは、個々のパイプが非常に優れた質感を持ち、且つ良く融合する。彼の熟達した技術と芸術性が反映したこのオルガンは、世界中のオルガニストから賞賛されている。2段手鍵盤とペダル、14個のストップ(音栓)で、小規模ながらそのデザイン、音色の構成等バランスの整った美しい楽器である。
オルガンケースの彩色は、オランダの修復家ヘルマー・フート、扉の装飾は彫刻家の橋本裕臣(やすおみ)氏がデザイン、陶芸家橋本民子(たみこ)氏によって天平の天女の姿が七宝焼で製作された。1986年設置。

ポジティフオルガン
アーレント氏が製作したもう一台のオルガンは、5個ストップの移動可能なポジティフオルガンである。手のこんだ美しい木彫りの装飾が施され、その高いクオリティはソロ、アンサンブルいずれで用いても表現力豊かな楽器である。1996年設置。


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○ミューザ川崎シンフォニーホール

パイプオルガン
スイスの名門オルガンビルダー・クーン社によるこのオルガンは、柔らかで繊細なピアニッシモから堂々としたトゥッティまで、多彩な音色変化と幅広いダイナミックレンジを持ち合わせており、バロックから現代に至るまで、あらゆるジャンルの作品演奏に対応。オルガニストの意思を的確に反映するキーアクションや、繊細なレジストレーションの切り替えが可能な5500通りのコンビネーション数など、現代のコンサートホールオルガンにふさわしい高い機能と操作性を兼ね備えている。

ポジティフオルガン
フランス・ガルニエ社製。手だけで演奏する移動可能な小型のオルガン。自由に持ち運ぶことができるため、オーケストラ内での演奏や他楽器との共演の際に活躍する。ミューザのポジティフオルガンは4つのストップを持っている。

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■ 演奏者プロフィール

4organs 菅 哲也 (かん・てつや)
国立音楽大学器楽学科オルガン専攻を卒業。同大学院音楽研究科修士課程を修了後、ドイツ学術交流会(DAAD)給費留学生として渡独。ドイツ国立ケルン音楽大学を卒業。オルガンを吉田實、P.ノイマンの両氏に師事。これまでに、日本及びヨーロッパ各地で演奏、録音を行っている他、オーケストラ、合唱団との共演、通奏低音奏者としてバロックアンサンブルへの参加も数多い。 現在、国際基督教大学オルガニスト。同大学教養学部及び宗教音楽センター講師。国立音楽大学講師。聖グレゴリオの家宗教音楽研究所講師。




4organs 塚谷水無子(つかたに・みなこ)
東京藝大楽理科卒業後オランダへ。パイプオルガンを今井奈緒子、ジャック・ファン・オールトメルセン、ジャン・ボワイエに、 即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイ、ピアノと室内楽をヴィム・レーシンクに師事。 アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。CD《聖なるパイプオルガン》《愛と祈りのパイプオルガン》《癒しのパイプオルガン》(キングレコード)、 《Whispering Winds(風のささやき)第1集&第2集》(キングインターナショナル)、CD《ゴルトベルク変奏曲》(Pooh’s Hoop)発売中、音楽エッセイ「ゴルトベルク変奏曲を聴こう!」(音楽之友社)を出版ほか。現フィリア美術館(小淵沢)音楽ディレクター。
http://www.minakotsukatani.net/



■エンジニアプロフィール

4organs 深田 晃 (ふかだ・あきら)
作曲活動、CBS/SONY(現Sony Music Entertainment)録音部チーフエンジニア、NHK放送技術局制作技術センター番組制作技術部チーフエンジニアを歴任。アーティストのCD制作、ドラマ、ドキュメンタリーなどの音楽録音、N響などのオーケストラレコーディングを主に担当。また、テクニカルディレクターとして大型中継番組やウィーンフィルニューイヤーコンサートなどのサラウンド伝送、海外中継などにも関わる。
1996年以降はサラウンド音響について研究をはじめ1997年のニューヨークでのAESコンベンションで「Fukada Tree」を発表、様々な文献で紹介されている。以降多くのサラウンド番組制作・国際共同制作などに関り、ドイツ・カナダ・アメリカ・中国などでも多数講演を行っている。 AES(Audio Engineering Society) Fellow, IPS 英国放送音響家協会会員、JPRS 日本音楽スタジオ協会個人正会員、洗足学園音楽大学 音楽・音響デザイン 客員教授、dream window inc. 代表。
http://dreamwindow.info/homepage/





■ 関連リンク
NHK-FM「西村由紀江の古楽器さんぽ」
http://www4.nhk.or.jp/period-instrument/

ミューザ川崎シンフォニーホール
オルガンについて: http://www.kawasaki-sym-hall.jp/organ_guide/
オルガンができるまで: http://www.kawasaki-sym-hall.jp/organ/index.shtml

聖グレゴリオの家
http://www.st-gregorio.or.jp/p/p4-1.html







■ レコーディング・レポート

○ミューザ川崎シンフォニーホール


2013.11.08(金)17:00
ミューザ川崎でオルガンのレジストレーション。

本番の一週間前にもホールをお借りしました。
オルガニストの塚谷さんが収録予定曲で指ならししながら各曲、各箇所で使用する音色のセッティングを探っていきます。
ここのように大きなパイプオルガンでも、持ち運び可能なポジティフオルガンでも、オルガンはすべて「一点もの」。たとえ弾きなれた曲でも、その楽器に合ったストップの設定(さまざまなパイプの組み合わせで音色を決める作業)をおこなわなければいけません。閉館までしっかりと時間をかけて調整します。



   

2013.11.15(金)09:00
ミューザ川崎集合。

エンジニア深田さんとそのアシスタント(女性2人)が早速機材のセッティングを開始します。今回は事前にこのような系統図が用意されました。


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2013.11.15(金)09:30
オルガン調律。

塚谷さんとポジティフオルガンの製作者、マテュー・ガルニエさんが調律について打ち合わせています。今回はバッハからクリスマスソングまで幅広い曲を演奏することもあり、 Valotti と呼ばれる曲を選ばずバランスの良い調律法を採用することで意見が一致したようです。


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2013.11.15(金)11:00
収録開始。ただし、、、

今回はラジオ番組の収録も兼ねているため、午前中はインタビュー部分が中心。番組案内役の西村由紀江さんが、塚谷さんとガルニエさんのお話を聞きながら実際に音を出してみます。この時パイプオルガンの演奏は写真のようなリモート型のコンソール(鍵盤やストップなどの操作部)をステージに設置して行われました。



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2013.11.15(金)13:30
ポジティフオルガン収録。

ランチ休憩をはさんで、いよいよオルガン演奏の収録。まずは小型のポジティフオルガンから。鍵盤やパイプのひとつひとつまで全てがガルニエさん親子による手作りで、美術品・工芸品のようにモノとしての魅力にあふれています。塚谷さんはひと目見て「かわいい~!」と惚れこんでしまった様子。



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2013.11.15(金)15:30
パイプオルガン収録。

今度はパイプオルガン。ミューザのような大規模ホールでのオルガン・ソロのレコーディングは珍しいため、深田さん、塚谷さんともに慎重な音作りに余念がありません。


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2013.11.15(金)17:00
メディア取材。

数曲録り終えたところで一旦休止して取材を受けます。深田さん、塚谷さんそれぞれ真剣な面持ちで今回のレコーディングのシステムや意義、オルガン奏者独特の心構えや楽器そのものについてお話されていました。


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2013.11.15(金)17:45
メディア向けデモンストレーション。

ひととおり取材が済んだところでステージへ移動。ガルニエ社様のご協力をいただき、普段なかなか見ることのできないポジティフオルガンの内部まで、メディアの皆様にご覧いただきました。 小さな筐体の中にパイプがびっしり並んでいる様子は必見!精密な自動車のエンジンルームを覗くような感覚で、魅入られる方も多いでしょう。塚谷さんによる即席のデモンストレーションと併せて是非動画でご覧ください。








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2013.11.15(金)19:00
再びパイプオルガン収録。

さて、夕食をとってひと休みしたら残りの楽曲を収録します。今回はラジオ番組のことやアルバムの親しみやすさを考慮して短めの楽曲を優先して選曲していますが、腰をすえて聴いていただきたいオルガンの名曲ももちろんきっちり採り上げます。ミューザ収録分の目玉と言える「トッカータとフーガ ニ短調」(J.S.バッハ)と「オルガン交響曲第5番~トッカータ」(ヴィドール)のリハーサルの模様を動画でご覧ください。











   

2013.11.15(金)20:30
収録終了! からの、撤収!!

取材をはさむ怒涛のレコーディングが終了して塚谷さんも深田さんもくたくたです。撤収作業を含めてスタッフがホールを後にしたのは22時。 親切にご対応いただミューザ川崎のみなさん、”RME Octmic XTC”などご機材を提供いただいたシンタックス・ジャパンの村井社長、モニタースピーカー”Eclips TD”をご提供いただいた富士通テン小脇さんにはこの場を借りてお礼申し上げます!

さて、11日後には全く環境の違う聖グレゴリオの家での収録が待っています。しかしそれだけではありません。その間にも深田さんは寸暇を惜しんでミックス作業に勤しまれるわけです。…頭が下がりますm(_ _)m





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「聖グレゴリオの家」篇につづく。。。