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交響曲第1番を秘匿してしまったペッテションにとって、交響曲第2番が最初に世に問うた交響曲でした。後年のような身を捩る悲痛さはまだまだ薄めで、普通の無調っぽい近代音楽が奏でられて行きます。ただ、途中で突然、モーツァルトの「フリーメーソンのための葬送音楽K.477」が、かき鳴らされたりするのは、なかなか一興です。「交響的断章」は、交響曲第11番と同じ1973年に作曲された作品で、ペッタションならではの身悶え悲痛系の音楽となっています。元来、スウェーデンのテレビ局の番組用音楽として書かれたものですが、ペッテションは遠慮会釈なく、痛恨の涙を絞り上げていきます。この曲はむしろ、彼の異常に長い傑作悲痛交響曲への短縮版ガイダンスとして活用すると最適のナンバーである事請け合いです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999281-2 |
自らの運命への絶望か、はたまた呪詛か。ペッテションの名を高めた中期の“悲痛”交響曲シリーズの開始を告げる第5交響曲です。ヴィオラ奏者でもあったペッテションの演奏家生命を絶ち、作曲をするためのペンを握る事すら不可能にした病苦に襲われる直前に作られたため、第6番以降のような透徹した悲しみよりは“脅迫的な程の不安感”が全曲を支配しています。一方、完成した最後の交響曲となった第16番は、アルトサックスとオーケストラのために書かれた協奏曲風の作品です。癌に冒されながらも、精神的には安定していたといわれる晩年の作品だけに、音楽は不屈の推進力を秘め、敢然と奏でられていきます。なお、この曲のサックス独奏部は異様な難曲としても知られています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999284-2 |
他のスカンジナヴィア諸国と比べて影の薄いスウェーデン音楽ですが、cpoファンの皆さんならラングストレムやペッテションはもうお馴染みでしょう。ここにご紹介するペッテション=ベリエルは、ピアノ小品や民謡風の歌曲で知られていますが、5曲の交響曲や4曲のオペラなど大曲も数多く作っています。交響曲第2番は、父の影響で古代ギリシャ・ローマの文学や哲学に強い関心を持っていたP.Bが、南国への熱い思いを込めて作曲したもので、北国の若者のギリシャへの旅を標題的に描いています。実は、作曲当時P.Bはドイツより南へ行ったことがなく、初めてイタリアを訪れたのは、その10年後のことでした。空想の中で膨らんだ南国への憧れが、この交響曲を一層美しいものにしたのかもしれません。ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンスも、心の込もった夢見るような美しい作品です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999564-2 |