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cpoレーベルならではの珍しい1枚。オスナブルックの知られざる作曲家、クリスチャン・ヴェスターホフの作品集です。モーツァルトと同時代に生まれた彼、早い時期からヴァイオリニストとコントラバス奏者として、近郊の裁判所の礼拝堂演奏家の地位を得ました。当時のオスナブルックは、数多くの小さな宮殿があり音楽家たちも思い思いの活動をしていて、ベントハイム=シュタインフルトの王子ルートヴィヒ・ヴィルヘルムもこの地で宮廷音楽を身に着けました。1790年頃、ヴェスターホフはこの礼拝堂を去り、何年かの旅の末、ビュッケブルクに定住。この地でバッハの息子J.C.F.バッハの後継者としてコンサートマスターの職を得て、「ビュッケブルクのバッハ」と呼ばれるようになります。彼の作品は、ディーター・クロッカーが数年前に演奏した「クラリネット協奏曲」くらいしか知られていませんでしたが、最近になって、ブルクシュタインフルトのコレクションから見つかり、今回の録音が実現したのです。演奏は若き奏者セバスチャン・マンツです。(2012/07/11 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777598-2 |
ドイツ初期バロックの作曲家、マティアス・ヴェックマンがハンブルクのコレギウム・ムジクム(民間の音楽愛好団体)のために書いた11曲のソナタ集を収めた1枚。この作品の自筆譜は現在、リューネブルク市立図書館に残されており、2つのソナタ以外は4種の楽器と通奏低音の組み合わせで書かれています。どの曲でもすべての楽器に見せ場があり、とりわけトロンボーンとコルネッティーノ(ツィンク、木管コルネット)には過酷ともいえるほどの高度な技巧が求められます。音楽は、テンポ、リズム、音域の急激な変化が強烈なコントラストを生み出し、全曲を通して聴いても「似ている」という印象を与えません。この分野の第一人者であるローランド・ウィルソンとムジカ・フィアタの奏者たちの妙技でお楽しみください。(2022/04/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555217-2 |
いくつかの交響曲で知られるヴェッツ(1875-1935)のクリスマス・オラトリオです。生まれた時代は後期ロマン派に属するものの、「目指したのはブルックナーやワーグナーであっただろう」と想像させる作風が持ち味のヴェッツ。ここでもその方向性は変わることがありません。この作品は1927年から1929年の2年間に渡って書かれ、1929年12月3日に彼自身の指揮で初演されました。その後、ドイツの各都市で演奏されましたが、1945年以降は忘れ去られてしまい、一切演奏の記録はありません。cpoは今までにもヴェッツの作品を取り上げていますが、作曲家の没後75周年に、このオラトリオを録音することで、一層認知度を深めることに成功したといえるでしょう。用いられているテキストや、随所に認められる見事な対位法の処理など、聴きどころ満載。ブルックナー好きはもちろんのこと、典礼音楽好きの方にもたまらない贈り物と言えそうです。(2011/11/09 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777638-2 |
ヴェッツもお見事な「時代後れのロマン派」です。音楽の近代化に背を向け、ひたすらにブルックナーを崇拝し、コテコテのロマン派音楽を書き続けたのです。1917年に初演された第1交響曲は、音楽の求心力の不足とドラマティックな展開の下手さは否めないものの、随所に美しい音楽が聴ける佳作です。特に叙情的な部分は素晴らしく、第2楽章の中間部や第3楽章など思わずポーッとなってしまうような陶酔感を与えてくれます。全体的な印象は「往年のハリウッド恋愛映画音楽に感動した勢いで、大好きなブルックナーみたいな長大ロマン派交響曲を書いちゃいました。」といった感じです。感動の名作!には今一ですが、美曲ハンターのマル秘アイテムにはうってつけでしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999272-2 |
音楽を聴く時、それが作曲された時期を意識して聴くのは、必ずしも幸せなことではありません。ヴェッツの第2交響曲が1919年の作だと聞いて否定的な見解を述べる人も、もしこの曲が19世紀初頭の作だと言われたら、美しく壮大な名作だと思うでしょう。実際、春の日差しの中のまどろみにたゆたう幻想のような冒頭から、美しい音楽があふれています。全体としては、田園情緒と雄大さが混ざり合って、メンデルスゾーンとブルックナーが交互に顔を出しています。最後に第1楽章の第1主題が高らかに現れるところなど、「夕映えの平原でついに結ばれる二人」風な映画のラスト・シーンのようでなかなか感動モノです。クライスト序曲はオペラなどの序曲ではなく、不幸な生涯を送った劇作家クライストを描いた交響詩です。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999695-2 |
ヴェッツはR.シュトラウスやシェーンベルクと同時代に生きながら、ドイツの片田舎で一生を送り、音楽の様式の激動の時代とは無縁だった日陰中の日陰の作曲家です。ブルックナーを敬愛していた彼の音楽は、交響曲冒頭のトレモロをはじめとして、確かにその影響を強く感じさせるものですが、後期ロマン派風の神秘的な要素も多分に含まれ、決して時代遅れのマイナー作曲家として片づけられない複雑な面を見せています。ほとんど無名の作曲家がこれほど重量級の交響曲を3曲も残したとは、さすがドイツ音楽界の層の厚さを感じさせます。ドイツ・ロマン派フリークやドイツの田舎が大好きな方に特にお勧めします。(2002/01/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999818-2 |
ヘルマン・ハンス・ウェッツラーは1870年にフランクフルトで生まれて、アメリカで成長しました。研究のため一度ドイツに戻り、その後はニューヨークに行き、アメリカの音楽界になくてはならない人となったのです。1904年に指揮者としてデビュー、1905年にヨーロッパに戻りましたが、1935年にナチスの迫害のため彼の作品が演奏禁止となり、再びアメリカへと逃れざるを得ませんでした。現在では彼の作品はほとんど忘れ去られてしまいましたが、今回のリリースによりこの素晴らしい作品が復興されるのを目の当たりにできることでしょう。(2009/10/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777412-2 |