Home > CD & DVD > Labels > CPO
レーベル別検索
Search results:1556 件 見つかりました。
999278-2これまた素晴らしく美しい歌にあふれたチェロ協奏曲の登場です。第1楽章、第2楽章ともにゆったりとした歌謡楽章で、特に第1楽章は美しい調べが次から次へと繰り出される幻想曲風の逸品です。この曲になぜ「祈り」という副題がついたかは定かではありませんが、愛する調性音楽を書いた先人たちへの崇拝の念を込めて作曲したためとも考えられているようです。シンフォニア・ブレヴィスも1943年に作られたと考えれば相当なアナクロです。ただ、4つの楽章の中で、第2楽章「カプリッチオ」は高く評価されており、歌劇でヒット作を飛ばしていた若い頃の作風を彷彿とさせる楽曲と言われています。実際、ペーソスとユーモアが絶妙に合体したこの曲は、チャップリン映画の音楽や往年のアニメ音楽を想起させ、一度耳にしたら癖になりそうな魅力があります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :999278-2 |
「ヴォルフェンビュッテル城」は神聖ローマ帝国の名家ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル侯の居城。1589年から1613年まで領主だったハインリヒ・ユリウスはカトリックの司教と大学の楽長を兼任し、特に文化振興に力を入れました。プレトリウスは1604年から13年までハインリヒ・ユリウスの宮廷オルガニスト兼楽長を務めています。またシュッツは1655年から少なくとも1666年までヴォルフェンビュッテル宮廷の楽長職を務めていました。このアルバムでは半世紀の時を隔てる2人の大作曲家が同じテキストに作曲した作品を並べ、その作風の違いを提示するものです。彼らが活躍した時代はイタリアに端を発したバロックの様式がドイツでも盛んになった頃で、ここでもその影響を聞くことができます。プレトリウスは後にプロテスタント音楽に取り組むようになったので、カトリックのテキストによる彼の作品という点でも貴重です。(2022/07/08 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555503-2 |
15世紀のフィレンツェで編纂されたイタリアの豪華装飾写本の一つである「スクアルチャルーピ写本」は、14世紀のイタリア「トレチェント音楽(イタリア最初の多声音楽文化で名前は1300年代を表す)」を伝える資料として貴重なものです。ここに含まれているのは353曲の世俗歌曲で、各々の作曲家は、ロレンツォ・ダ・フィレンツェ、フランチェスコ・ランディーニ、ドナート・デ・フィレンツェ、ヴィンツェンツォ・ダ・リミニ、ジョヴァンニ・ダ・カッシャ、バルトリノ・ダ・パドヴァ、ヤコボ・ダ・ボローニャ、そしてニコラ・ダ・ペルージャとなります。宗教作品とはまた違った、とてもシンプルでメロディアスな作品は、当時の文学と密接な関係を保ち、また上流階級の人々の暮らしをそのまま伝えてくれるものです。「パラティノ87」のきわめて親密なアンサンブルで、この贅沢な気分を味わってください。(2012/08/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777623-2 |
ベルギー出身のヴァイオリニスト、作曲家アンリ・ヴュータン(1820-1881)。その作品もほとんどがヴァイオリンのために書かれていますが、生涯の終わり近くになって、ヴァイオリンの演奏を断念してからは、このアルバムに収録されている2曲の「チェロ協奏曲」や弦楽四重奏曲など"他の楽器のための作品も残しました。このアルバムでは、珍しいチェロのための作品集を名手ウェン=シン・ヤンが演奏しています。華やかな作風で知られるヴュータンの一連の作品に比べると、このチェロ協奏曲が陰鬱な雰囲気を持っているのは、病のためにヴァイオリン演奏を断念せざるを得なかった晩年のヴュータンの境遇が反映されているようで、初期の作品とは一線を画した晦渋な音楽となっています。Op.55の奇想曲は当初ヴィオラのために作曲されましたが、チェロで演奏されると一層力強さが増幅され、パガニーニの原曲を超えるほどの完成度の高さを感じさせます。(2016/12/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777922-2 |
モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキー。ハイドンの『天地創造』やベートーヴェンの交響曲第1番を指揮するなど指揮者としても高く評価されました。また彼は1790年代後半のウィーンで最も重要な交響曲作家とみなされていましたが、その死後に作品が演奏されることはほとんどありませんでした。近年再評価が進み、交響曲や歌劇などの演奏が増えてきましたが、室内楽の取り組みは遅れており、その分未知の作品との出会いが期待されています。このアルバムにはヴラニツキーの3つの弦楽四重奏曲を収録。作曲年代は異なりますが、どれも古典的なスタイルによるバランスの良い音楽で、時には民謡の断片が登場するなど隅々まで工夫が凝らされています。スイスのアルマヴィーヴァ弦楽四重奏団による演奏は作品の魅力を引き立てています。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555466-2 |