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モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキー。ハイドンの『天地創造』やベートーヴェンの交響曲第1番を指揮するなど指揮者としても高く評価されました。また彼は1790年代後半のウィーンで最も重要な交響曲作家とみなされていましたが、その死後に作品が演奏されることはほとんどありませんでした。近年再評価が進み、交響曲や歌劇などの演奏が増えてきましたが、室内楽の取り組みは遅れており、その分未知の作品との出会いが期待されています。このアルバムにはヴラニツキーの3つの弦楽四重奏曲を収録。作曲年代は異なりますが、どれも古典的なスタイルによるバランスの良い音楽で、時には民謡の断片が登場するなど隅々まで工夫が凝らされています。スイスのアルマヴィーヴァ弦楽四重奏団による演奏は作品の魅力を引き立てています。(2023/12/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555466-2 |
モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキーの交響曲集。20歳の時に活躍の機会を求めウィーンに移住しハイドンやモーツァルトと交流を深め作曲家として活動。彼の作曲様式はベートーヴェンの初期の交響曲にも影響を与えるなど、1770年代後半のウィーンにおける最も重要な交響曲作曲家の一人としてみなされました。最近の研究によると、彼は少なくとも47曲の交響曲を作曲したとされており、このアルバムに収録されたOp.50とOp.51は1804年末、オッフェンバッハにある出版社アンドレから出版された最後のシリーズに属するものです(Op.37は1799年に同出版社から出版)。この3曲はどれも第1楽章の冒頭にはゆったりとした序奏が置かれるなど、楽章構成、主題の形成などハイドンをモデルしたものと考えられますが、主題の用い方における統一感などにはヴラニツキーの独自性が感じられます。ロルフ・グプタはノルウェー出身の指揮者。現代作曲家としても活躍する彼は、バロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持っています。(2022/10/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777943-2 |
【吹奏楽ファンにはおなじみ、ヴィクトル・エヴァルドの金管五重奏曲をゴマラン・ブラス・カルテットが演奏!】ヴィクトル・エヴァルドはロシア生まれのチェロ奏者、作曲家。彼はの本業は建築技師でしたが、当時サンクトペテルブルクで音楽家たちを支援していたミトロファン・ベリャーエフを中心とした集まりである「ベリャーエフ・サークル」に属し、チェロを演奏するなどアマチュア音楽家としても活躍していました。また、もともとはコルネットを演奏していたこともあり、1912年までに3曲の金管五重奏曲を作曲しました(弦楽四重奏曲からの編曲とされる第4番もあり)。これらは金管五重奏というジャンルにおける最初期の作品であり、その演奏技術を駆使した作風が高く評価されています。とりわけ第3楽章にロシア民謡の旋律が用いられた第1番 Op. 5は現在でも演奏機会の多い作品です。アルバムにはアレクサンドル・チェレプニンが1970年に作曲した金管五重奏曲も収録、ロシア革命を逃れパリに亡命したチェレプニンの、祖国へのオマージュが詰まった陽気な作品です。演奏は1999年、イタリアの金管楽器奏者5名によって結成されたゴマラン・ブラス・クインテット。ルネサンスから現代音楽まで幅広いレパートリー卓越したアンサンブル能力を誇り、25年以上にわたり世界中の評論家と聴衆を魅了し続けています。(2024/08/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555680-2 |
少年時代よりモーツァルトに才能を認められていたというエーベルル。彼の音楽はハイドンをはじめ、ウィーンの人々の多くに好意的に迎えられ、一時期にはベートーヴェンよりも名声を獲得していたとも言われています。残された作品も数多く、そのどれもが多彩な楽器の響きを駆使した明るい雰囲気を持っています。このアルバムでは2台ピアノのための協奏曲と、連弾のためのソナタを2曲収録。楽器の性能を存分に生かしたこれらの作品は、モーツァルトの作品にも似た華やかさを持ち、エーベルル自身もコンサートツアーでしばしば演奏したと言われています。福田理子は東京に生まれ、オランダでフォルテピアノを学んだベテラン。18世紀から19世紀の作品を得意としています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777733-2 |
少年時代から天才ピアニストとして名を馳せ、9歳年上のモーツァルトからもその才能を高く評価されたというエーベルル(1765-1807)。そのまま彼らは友人となり、1791年にモーツァルトが亡くなった時は「モーツァルトの墓前にて」というカンタータを作曲したほど、親しい関係を保っていました。モーツァルトの死後も音楽教師、作曲家として活動を続け、ピアノ協奏曲や交響曲を数多く作曲、一時はベートーヴェンよりも聴衆の人気を得ていたといいます。そんな彼の作品、やはりモーツァルトとの親和性が高く、いくつかの曲は「モーツァルト作」として出回ったこともあるようです。とは言え、ここで聴ける彼の変奏曲やソナタは、その緻密な構成と粘り強さの面で、どちらかというとベートーヴェン風の力強さを備えています。魅力的な作品です。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777605-2 |
ウィーン生まれの作曲家、ピアニスト、教師エーベルルのピアノ協奏曲です。彼は幼い頃からピアノの才能に恵まれ、モーツァルトを始めとした大音楽家たちの指導もあって、まずは一流のピアニストとして活躍。ヨーロッパ中を演奏旅行して評判となりました。作曲家としても200以上の作品を書いたのですが、残念ながらそれらはほとんど残存しておりません。作品によっては、モーツァルトの名前で公表されたものもあったりで、彼の全貌を知るにはまだまだ資料が不足しているのが残念です。このピアノ協奏曲は、当時「ベートーヴェンのライバル」と評された彼の資質を最もよく表すもので、18世紀末に特有な典雅なスタイルを保ちながらも、独創的な部分も感じさせるという優れた作品です。フォルテピアノの美しい響きも聞きものです。(2012/02/08 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777354-2 |
スウェーデン出身の作曲家ハンス・エクルンド(1927-1999)の交響曲集。1947年から1952年まで、王立音楽院でラーシュ=エリク・ラーションに指導を受け、ベルリンとローマに留学し作曲家として活動を始めたエクルンド。ダルムシュタット夏季現代音楽講習会で、スウェーデン人として初めて作品が演奏され注目を集めましたが、最後まで無調を採用することはありませんでした。彼は生涯に13曲の交響曲を書き、第4番を除く全ての作品にイタリア語のタイトルを付しています。このアルバムには、バルト海周辺の風光明媚な「ゴットランド島」の風景と民謡に触発された豊かな響きをもつ第3番、破壊的な戦争を主題とし、全体的に暗い雰囲気が支配する、鋭いリズムが特徴的な第5番、「シンフォニア・ピッコラ(小さい交響曲)」と題されているものの、実質上、彼の最長の作品の一つであり、恩師ラーシュ=エリク・ラーションへの追悼の意も込められている第11番、この3つの交響曲が収録されています。(2020/08/07 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555087-2 |