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Search results:1556 件 見つかりました。
ボヘミアで生まれ作曲家デビューを果たしたあと、ウィーンに移りピアニストとしても活躍したコジェルフ。楽譜出版業を始めたり、モーツァルトの死を受けてオーストリア帝室宮廷楽長と宮廷作曲家の職を引き継ぐなど、大きな名声を手に入れました。残された作品の数も多く、ピアノ三重奏曲は60曲以上が出版されています。このアルバムで聴けるのは1798/99年に出版された40曲の中の3曲。この時期、エジンバラの出版者ジョージ・トムソンがウィーンで活躍する作曲家たちに「スコットランド民謡に基づく作品」を依頼し、ベートーヴェンやハイドンがこれに応え数多くの歌曲を書きましたが、このコジェルフの三重奏曲もそのプロジェクトに属するもの。親しみやすい旋律に満たされた美しい作品です。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555035-2 |
現代では愛らしいヴァイオリンの小品「ガヴォット」のみで知られる作曲家フランソワ=ジョセフ・ゴセック。しかし彼は30曲近くの交響曲や管弦楽作品、室内楽曲、声楽曲、歌劇まであらゆるジャンルの作品を遺しており「フランス交響曲の父」としても讃えられています。このアルバムで聴ける彼の宗教作品は、当時としては画期的な作風で知られ、中でも1774年に初演されたクリスマス・オラトリオ「キリスト降誕」は、緻密なオーケストラ・パート、聖歌隊が歌う羊飼いや天使の生き生きとした描写が聴衆や批評家たちに絶賛され、コンセール・スピリチュエルで9回以上も再演された記録が残っています。1760年作曲の「死者のためのミサ曲」は荘厳な序奏で始まる堂々たる作品。初演時には教会の外に管楽アンサンブルを置くなどして話題となりました。(2021/01/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777869-2 |
19世紀フランスの作曲家ゴダール(1849-1895)。パリ音楽院でルベに和声法、ヴュータンにヴァイオリンを師事し、彼に同行して2回ドイツを訪れています。かなり多くの曲を書きましたが、そのほとんどは現在忘れられてしまい、いくつかの作品のみが愛奏されているのみです。彼の作品は「サロン風」と言われていますが、確かにメロディはマスネを思わせる優美なものですが、実はかなり堅固な構成を持った曲も多く、このアルバムの「交響曲」もサン=サーンスを凌駕する見事なものであり、フランス音楽の伝統を受け継ぐ偉大な作品の系譜に加えてもよいものです。また「3つの小品」も当時の批評家たちが絶賛した作品です。また、もう1曲の「ゴシック風交響曲」こそゴダールの真価が発揮されたともいうべき作品で、巧みなオーケストレーションは、彼が単なる「サロン風の小品」の作曲家ではなかったことを物語っています。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555044-2 |
デンマークの王家オルデンブルク家の分家にあたる貴族の家系であったホルシュタイン=ゴットルフ家は、16世紀から18世紀にかけてシュレスヴィヒ公国とホルシュタイン公国を、オルデンブルク家と共同で統治していました。強大な力を持ち、数多くの君主を輩出したこの土地では、宮廷音楽家も教会も重要な役割が与えられ、折々の音楽を演奏していたことで知られています。これまでもコルデスとブレーメン・ヴェーゼル=ルネサンスは色々な音楽を録音していますが、今作では厳粛な「葬送のための音楽」に取り組みました。当時シュレスヴィヒ大聖堂で演奏された作品を、ほとんどそのまま再現したこの録音は歴史的にも価値あるものです。(2016/06/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555010-2 |
ヤコブ・ゴトヴァツは現代クロアチアを代表する作曲家の一人。ウィーンでヨーゼフ・マルクスに師事、ザグレブ歌劇場の指揮者として歌劇を演奏しながら、作曲家として歌劇、管弦楽、ピアノ曲、歌曲など多数の作品を残しました。作風は後期ロマン派の様式を踏襲しており、どれも民俗的要素に溢れた聴きやすいもので、日本では、彼の作品を愛した巨匠マタチッチがNHK交響楽団とともに、いくつかの舞曲を演奏したことでも知られています。1935年に作曲された歌劇《いたずら者エロ》は、ユーモアに満ちた物語とクロアチアの民族性が融合したゴトヴァツの最も成功した作品。ザグレブ歌劇場で初演されたのち、作品は9か国の言語に翻訳され、ヨーロッパ中の80を超える歌劇場で上演され続け、2018年には700回目の記念すべき上演が行われるほどの人気作となっています。700回目の上演時にはドイツ語版での演奏でしたが、このアルバムに収録されたミュンヘンでの上演はオリジナルのクロアチア語版が用いられており、指揮者のレプシッチを始め、主役の歌手たちは全てクロアチアのネイティブ・スピーカーを起用、合唱団はクロアチアからわざわざ呼び寄せるという念の入った演奏です。(2020/03/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555080-2 |
バルカン半島の音楽には他の東欧諸国の音楽とは異なる独特の味がありますが、国外ではほとんど知られていません。そこで、いわゆる音楽の中心地以外の音楽もくまなく発掘するcpoが今回お届けするのは、クロアチアのゴトヴァツ。彼の作品中最も有名な「交響的コロ舞曲」(昔マタチッチがN響で演奏した)もさることながら、聴きものは「オラチ(農夫たち)」と「グスラ弾き」(グスラとは1弦の弓奏民族楽器)でしょう。暗い情念と時折東洋的な要素が混じり合った音楽に秘められた熱さに魂を揺さぶられずにはいられません。「バルカンの歌と踊り」の前半の「歌」も、大地が奏でる癒しの音楽のようで涙が出ます。タイツェヴィッチのローカル色豊かな舞曲も思わぬ拾い物です。(2001/02/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999724-2 |
ポーランドで初めて十二音技法を取り入れた”とされる作曲家ユゼフ・コフレルのピアノ作品集。彼は当時オーストリア=ハンガリー二重帝国領で現在はウクライナ領であるストルィーに生まれ、1918年から1924年にウィーンで音楽を学びました。その後はまたウクライナのリヴォフに戻り音楽教師として活躍しましたが、ドイツ軍が侵攻した際、家族とともに囚われの身となり、恐らくホロコーストによって命を落としたと推測されています。そのため彼の作品も散逸してしまい、現在は戦前に出版された僅かな作品のみで、彼の業績を確認する以外ありません。十二音の技法を自由に用い、また独自に発展させた挑発的な作品です。アルバムの最後に収録されているシェルホルンの「Spur」(奨励という意味を持つ)はコフレルの作品の独創性にインスパイアされた作品で、そのままコフレルに捧げられています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777979-2 |
「ユダヤの血を引くがために、住み慣れた地を追放された作曲家たちの作品集」の第2集。演奏しているウォルフィッシュの両親もホロコーストを生き延び、イギリスに逃れた人たちであり、両親の激動の人生を知るウォルフィッシュにとっては、この問題は避けて通ることはできないほどに身近なものとして捉えているといいます。第2集に登場する2人の作曲家もユダヤ系で、ナチスの迫害を受けベルリンからイギリスに亡命し、それぞれ独自の活躍をしました。ライゼンシュタインはヒンデミットの教え子であり、十二音技法には否定的だったため、調性感ある音楽を好み、このチェロ協奏曲も抒情的な雰囲気が感じれらます。比較的演奏機会の多いゴルトシュミットのチェロ協奏曲も、前衛的な手法を用いることはなく、シニカルな表情を湛えた旋律的な作品です。ウォルフィッシュは作曲家たちの想いを丹念に洗い出し、納得の行く演奏をしています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555109-2 |