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Search results:1589 件 見つかりました。
ベートーヴェンやリストで素晴らしい演奏を聞かせるピアニスト、ミヒャエル・コルスティック。彼の知的な解釈はこのシューベルト(1797-1828)でも存分に生かされています。決して音を弾き飛ばすことはなく、いつものようにゆったり目のテンポをとり、じっくりと音を紡いでいくコルスティック。彼のシューベルトに漂う渋さは、あの「ハンマークラヴィーア」ソナタ第3楽章での「伝説的な遅さ」にも通じるものがあります。数多くのピアニストたちが愛奏している「楽興の時」も一筋縄ではいかない堅固な演奏。シューベルトに対しての見方ががらっと変わってしまうかもしれない演奏であることは間違いありません。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777766-2 |
ご存じシューマンのかみさんクララのピアノ曲です。しかも、全集(収録時間225分)というのだから、恐れ入ります。わずか9歳の時のポロネーズ(やはり天才少女だったんですね)から60歳の時の行進曲まで、多彩な曲が収められています。その大多数は夫の影響が感じられる小品ですが、変奏曲やフーガも立派にこなしています。バッハの主題に基づいてフーガを作るのは大した度胸ですし、夫の主題(色とりどりの小品第4曲)による変奏曲には麗しい夫婦愛を感じます。「海賊」による演奏会用変奏曲は、クララが名ピアニストであったことを示す華麗な曲(かなり弾きにくそう)ですし、「ウィーンの思い出」はワルツにあらず、何とハイドンの「皇帝賛歌」のパラフレーズです。それにしても、名ピアニストで作曲もこなし、しかも良妻賢母、いやはや実によくできた大した女性です。(2001/08/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999758-2 |
ドイツのザクセン州出身の作曲家ゲオルク・シューマン。ライプツィヒ音楽院でピアノと作曲を学び、指揮者として経験を重ねた後、1907年にベルリンのプロイセン芸術アカデミーに招かれて、ブルッフの後任として作曲科の教師に就任。1934年から45年まで院長を務めつつ、ベルリン・フィルにソリスト及び指揮者として繰り返し出演、ベルリン音楽界の大立者として活躍しました。葬儀の際はベルリン・フィルが演奏したと伝えられています。このオラトリオ「ルツ」は彼の最高傑作と目される大作。聖書の『ルツ記』を基にダビデ王の詩篇や伝道の書、雅歌などのテキストを用いてシューマン自身が台本を作成。4人の独唱者、合唱団、管弦楽団によってナオミ、ルツ、ボアズらの登場人物の物語を生き生きと描き出しています。1908年12月9日にハンブルクで初演されたこの作品は大成功を収め、その熱狂は大西洋を越えて米国にまで急速に広がったものの、ナチスの圧力を受けて改変されまます。1946年のシューマン80歳の誕生日に元の形に戻して再演されましたが、その後は演奏されることがありませんでした。この作品、シューマンの同時期に活躍したリヒャルト・シュトラウスの退廃的な《サロメ》に対抗するかのような、純粋な愛の賛歌として再度注目されるのではないでしょうか。(2025/04/18 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555666-2 |
ゲオルク・シューマン(1866-1952)と言えば、美しいピアノ三重奏曲集(777712-2)が既にリリースされていますが、今回はもっと大規模な管弦楽作品をご紹介いたします。指揮者でもあり教育者としても活躍したシューマンは、ベルリンのジンクアカデミーの監督やプロイセン芸術アカデミーの院長などを歴任し、ベルリンの音楽界に強い影響力を持っていました。若い音楽家たちにも援助を惜しまず、数多くの若手作曲家が彼の薫陶を受けています(日本からの留学生である諸井三郎の師匠としても知られています)。今回収録の2つの作品のうち、交響曲は彼の最初の管弦楽作品で、1886年にカール・ライネッケの指導の下に書かれ、ベルリン・コンチェルトハウスのコンクールで一等賞を受賞、ゲオルク・シューマンの名前を飛躍的に有名にした曲です。セレナードは1904年に出版された5つの部分からなる大規模な作品です。(2012/11/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777464-2 |
同じファミリー・ネームではありますが、このゲオルク・シューマン(1866-1952)は、かのロベルトの子孫ではありません。しかし、音楽的な家庭に生まれたゲオルクも、若い頃からコンチェルトを楽々演奏するほどの才能あるピアニストに育ち、その音楽的才能を嘱望されたのです。とはいえ、彼はソロストとしての活動には興味を持たず、学友たちと室内楽を演奏することを好み、また、生涯を通じて室内楽の作曲に力を注いだのです。この第1番のピアノ三重奏曲は、彼がブレーメンで指揮者として経験を積んでいた頃の作品で、若々しい情熱に満ちた楽想を持っています。第2番は1916年頃の作品で、後期ロマン派の特徴を前面に押し出した濃厚な作風となっています。(2011/11/09 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777712-2 |
素晴らしい録音で聴くシューマン(1810-1856)のシリーズ第2弾です。以前交響曲全集(777365-2)できびきびとした演奏を聴かせたベールマン。今回は序曲集と、珍しい「ツヴィッカウ交響曲」の録音です。序曲は割合聴く機会もありますが、こちらの「ツヴィッカウ交響曲」は若きシューマンによる未完の作品で、1832年に着手され、ひとまず第1楽章を作曲初演、とは言え全く評判にならず、改訂を繰り返しながら第2楽章を書き終えるも、結局そのままお蔵入りになってしまったというもので、録音も数えるほかありません。このベールマンの演奏はマティアス・ヴェントによる校訂版を用いたもので、ゆったりとした序奏も削除することなくシューマンが構想した最初の形を見せてくれるものです。この作品の失敗後、シューマンはピアノ曲に力を注ぐことになるのです。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777719-2 |
ドイツの女性ヴァイオリニスト、アンティエ・ヴァイトハース。ベルリン、ハンス・アイスラー音楽大学で学び、ハノーファー国際コンクールで優勝、ドイツを中心にヨーロッパ各地のオーケストラと共演し、そのカリスマ性と知的な演奏が高く評価されています。このアルバムでは、シューマンの晩年の名作であるヴァイオリン協奏曲と、室内楽でも度々共演を行うマキシミリアン・ホルヌングとのブラームスの二重協奏曲を披露しています。どちらの作品も、ヴァイオリンの名手ヨーゼフ・ヨアヒムのために書かれていますが、シューマン作品はヨアヒムに演奏されることはなく、譜面もしまい込まれてしまうなど現代では考えられないほどの扱いを受けました。しかし1937年に初演されてからは、数々の名演奏家たちがこの曲を取り上げ、多くの録音も発表されています。ブラームスの協奏曲も初演は失敗しましたが、現在では作品の真価が見直され、やはり数多くの名演が生まれています。今回、伴奏を務めるのはベテラン、アンドルー・マンゼ。もともと優れたヴァイオリニストであるマンゼらしく、独奏楽器の響きを強調しながら、作品のポイントを心得た演奏を聴かせます。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555172-2 |
ロマン派の作曲家の中で、シューマンほど「幻想」という言葉が似合う人物はいません。感情の奔流のままに吹き出す楽想、自己陶酔の極にあるような熱気・・・。彼が好調な時には、それらが崩れそうで崩れない不思議な均衡の中で最上の音楽を奏でるのです。そうした意味では、幻想曲Op.17の第1楽章が最もシューマンの「幻想」が美しくそして熱く開花した作品のような気がします。傑作と言う事なら、ずっと堅固にまとまった幻想小曲集Op.12も負けません。バンフィールドは、概して早めのテンポとクリアな造形でシューマンの幻想世界を彫琢していきます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999431-2 |
デンマークから届いた眩しい輝きに満ちたシューマン(1810-1856)の交響曲集です。若きスイスの指揮者サイモン・ガウテンツによる斬新なアプローチによるこれらの交響曲は、これまでに演奏されたものとは一線を隠した出来栄えであり、SACDのハイスペックを生かした高音質は、シューマンの繊細な世界をきっちり捉えています。サイモン・ガウデンツ…彼の祖母から最初のピアノのレッスンを受け、ルツェルン音楽大学ではクラリネットを学びました。その後グラーツ、フライブルク、ザルツブルクで作曲と指揮を学び、レオン・フライシャー、クルト・マズア、デニス・ラッセル・デイヴィスらの薫陶を受けています。ロジェストヴェンスキー国際指揮者コンクールで一位を獲得したのを皮切りに、数多くの賞や奨学金を獲得、また多くのオーケストラに客演を行っています。現在はハンブルク室内管弦楽団と、オーデンセ交響楽団の首席客演指揮者を務める期待の俊英です。(2015/06/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777925-2 |