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ドイツに生まれ8歳で作曲を始めたという早熟な少年ドレーゼケは、この時代の作曲家たちと同じく、ワーグナーを聴いてその魅力に取り付かれてしまいます。そしてワーグナー風の8曲のオペラを作曲しましたが、残念なことにほとんど演奏される機会はありません。現在では交響曲、宗教曲の作曲家として名を知られるドレーゼケですが、室内楽曲も、革新的な楽器の使用が特徴的で、聴き応えたっぷりの作品ばかりです。彼の作風はまさにロマン派の様式そのものに終始し、どの作品も聴きやすく美しい旋律を備えており、とりわけ1888年に作曲されたホルン五重奏曲は、各々の楽器の音色が溶け合う密度の高い曲です。また、1900年代に書かれた弦楽五重奏曲は、厳格な対位法を駆使した重厚な音楽です。ドイツを中心に活動する名手たちが一同に集結し、見事なアンサンブルを聴かせています。(2017/03/17 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555107-2 |
ドレーゼケはワーグナーに心酔していた作曲家です。彼の代表作の交響曲第3番には、ワーグナーやリストの影響が顕著に見られますが、同時にブルックナーやブラームス風な要素も含まれています。「悲劇的交響曲」の題名からも明らかなように、「私は苛酷な運命に敢然と立ち向かうノダ」といった感じのえらくリキの入った交響曲で、けっこう疲れますが、最後は諦念に達したかのように静かに終わります。とにかく埋もれたままにするのは絶対惜しい力作であることに違いありません。葬送行進曲は、アフリカの植民地戦争で命を落としたドイツ兵士たちの思い出に捧げられた曲で、こちらもいかにも「悲劇的」な音楽です。(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999581-2 |
ドイツ・ザクセンに生まれ、イタリアで学びオペラ上演を精力的にこなし、ストックホルムからコペンハーゲンまで活躍の幅を広げたというヨハン・ゴットリープ・ナウマン(1741-1801)によるオラトリオ「イエス・キリストの受難」です。この作品のリブレットはピエトロ・メタスタシオが担当、1767年に完成したもので、全曲は牧歌的な雰囲気を湛えた清澄な作風に貫かれています。録音には日本を代表するバロックテノールの櫻田亮氏も参加しています。 (2008/05/09 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777365-2 |
18世紀のナポリは当時のナポリ王国の首都として、パリ・ロンドンについでヨーロッパで3番目の大都市でした。2つの歌劇場、フィオレンティーニ歌劇場とサン・バルトロメオ歌劇場が建設され、カストラートを含む歌手たちもナポリで訓練を受けるなど、歌劇の一大中心地となっていました。1738年のウィーン条約によりブルボン王カルロがナポリを治めることになると、サン・バルトロメオ歌劇場を取り壊し、王好みの豪華なサン・カルロ劇場が建設されます。サン・カルロ劇場は建物の見事さと高水準の上演によって名所となり、現在でも定期公演が続けられています。このアルバムには当時活躍していた作曲家たちの優れた管弦楽曲と協奏曲を収録。サッロの歌劇《シーロのアキッレ》は1737年11月4日のサン・カルロ劇場の?落としの演目で、この時はサッロ自身が指揮を行い大好評を博したということです。この録音は、ほかならぬサン・カルロ劇場で行われたもの。演奏のラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリは、16世紀に設立されペルゴレージやポル ポラ、スカルラッティの作品を演奏した団体にちなんでいます。2曲のヴァイオリン協奏曲でソロを弾くイタリアのヴァイオリニスト、ファブリツィオ・ファラスカの演奏も聴きものです。(2023/04/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555315-2 |
デンマークの偉大なる交響曲作曲家、カール・ニルセンは、もともとヴァイオリン奏者としてオケなどで活躍、その時に管弦楽法を体得したと言われていますが、彼が集中してピアノ曲に取り組んだ事はあまり知られていないようです。デンマーク王立音楽院でピアノの魅力に開眼したものの、技術的にはプロとしてやっていくには不十分でしたが、求める技巧を曲に盛り込むことは自由自在に出来たのです。この2枚組には彼のピアノ作品の全てを収録。素朴な曲から亡くなる年に書かれた深遠な曲まで、「もう一つの顔」が堪能できます。(2008/12/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777413-2 |
”もうひとりのニールセン”ルドルフの音楽は、ロマン性と北欧情緒がほどよく融合した節度ある上品さが持ち味です。このような控え目な性格のため、デンマークでもあまり知られていないルドルフですが、じっと耳を傾ければ、静かな、しかし確固としたメッセージが伝わってきます。弦楽四重奏曲第2番は、どことなく北欧の淋しい街並みや曇り空を思わせる哀感がじんと迫ります。第3番は4つの楽章で人生を描いたもので、「私のルーツ、青春、苦悩、新しい生活と希望」というありがちな展開をしますが、全体に清澄な叙情が流れていて、ベートーヴェンのような大仰さがないのが好ましく感じられます。アロス四重奏団は1994年に結成された若い団体で、全員女性というのもひとつのウリです。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999698-2 |