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天才ヨーゼフ・ハイドン(1737-1806)の5歳年下の弟ミヒャエル・ハイドン。彼も兄に負けず劣らず音楽の才能に抜きんでてオリ、いました。やはり幼い頃からシュテファン大聖堂の聖歌隊で歌い、オルガン、ピアノ、ヴァイオリンを学び、20歳でハンガリーのグロースヴァルダイン司教の楽長となったのを皮切りに、数多くの宮廷に仕え、多くの作品を残しています。教師としても高名で、弟子にはウェーバーやディアベリなどがいます。cpoレーベルでは彼の作品を集中的にリリースすることで、若干過小評価され気味のミヒャエル・ハイドンに光を当てるべく奮闘しています。この五重奏曲集も、同時代のモーツァルトのものよりも変化に富み、かなり冒険的なのではないでしょうか。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777907-2 |
cpoレーベルにおけるミヒャエル・ハイドンの交響曲全集のシリーズは、1991年に始まったボフダン・ヴァルハルが指揮したスロヴァキア室内管弦楽団の演奏、続く1995年からのヨハネス・ゴリツキーとフランク・ベールマンが指揮したノイス・ドイツ・チェンバー・アカデミーの演奏がありましたが、最新の研究結果を生かした今回のラーセンのアルバムを加えることで一応の完結となります。このアルバムでは「交響曲第13番」の異稿版(フルート・パートが追加されている)と、ミヒャエル・ハイドンの最初の「ノットゥルノ」が収録されており、古典派音楽の研究者にとっても貴重な1枚です。(2018/08/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555042-2 |
交響曲第21番は、情感の深い序奏に始まり、実に快活で印象的な第一主題が飛び出てきます。もう、この辺は人心収攬に長けた作曲屋さんの自家薬篭中の物といった感じです。緩徐楽章の清洌な世界も天下一品で、第21番第2楽章も相当なものですが、独奏ヴァイオリンを伴った第31番のが際立っています。ハイドン弟の作風は、兄よりもモーツァルトに近いと言われるのもこの辺りを聴くと結構素直に頷けてしまいます。なお、交響曲第30番は2つのヴァージョンがあり、内容が大きく異なります。ここで演奏されているのは1785年作曲のもので、1969年にブダペストで出版されたメヌエット楽章付きで1774年作曲のものではありません。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999179-2 |
バッハの息子達と同様、身内に立派すぎる人がいるために影が薄くなってしまったハイドン弟ですが、これらの交響曲を聴けば、ミヒャエルが決して兄の七光で生きていたのではなく、それどころか兄やモーツァルトと肩を並べる作曲家だったことがわかります。第23番はモーツァルトを思わせるような均整のとれた格調高い名作ですし、第22番の終楽章は「ジュピター」によく似た4つの音を基本モティーフとするフーガで、しかも「ジュピター」より10年近くも前に書かれたことを考えると、ミヒャエルがモーツァルトに多大な影響を与えたことがわかります。(2002/09/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999380-2 |
cpoの偉業である「ミヒャエル・ハイドン交響曲集」の完結編です。モーツァルトが序奏を書きくわえたために、彼の37番の交響曲として一時期認識されていたのは実はミヒャエル・ハイドンの作品であったことは周知の事実です。それほどまでに才能に溢れていた彼の作品がこうして全て聴けるようになったのは大いなる喜びと言えるでしょう。彼の作品は今まで41曲とされていましたが。失われたと思われた「交響曲ヘ長調」を発見。じっくりと準備してこの録音を企画したものです。高度に想像的で実験的、ユーモアに富んだ音楽。若きモーツァルトがこれらの交響曲から学びとったものも数知れません。(2010/01/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777137-2 |
cpoがこだわるミヒャエル録音も、更にマニアックな方面に突入、舞曲や存在すら殆ど知られていないオペラの序曲に来ました。序曲はなかなかイケます。ヨーゼフ・ハイドンやモーツァルトは皆天才と称えるけれど、実は自分はそうは思わないというヒネた貴方、存命中は大人気だったミヒャエルをどうぞ。どこかベートーヴェンぽいとこもあるかと思えば、端々でフェイントかける意外なユーモアが刺激的、クセになります。ジングシュピールには歌手2名が参加、ドイツ語がすらすらわからないと大いに楽しむというわけにはいきません。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999513-2 |
パパ・ハイドンの兄弟、ミヒャエルの男声アンサンブルのための作品集とは珍しいレパートリーです。今日では数多くの男声四部のアンサンブルによる作品を聞くことができますが、この形態が産み出されたのがこのハイドンの頃ということになり、男声四部合唱の成熟の過程を語る上ではずせない作品です。曲、演奏共に完成度が高過ぎて、一般には平凡に響くかもしれません。「戸外で飲む歌」という曲も、その他の酒をテーマにした数々の声楽曲と比べて、真面目過ぎる曲想です。が、男声アンサンブルの新しいレパートリーを探している方には強力にお勧めします。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999333-2 |
ドイツ後期バロック音楽の作曲家・音楽理論家ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン。若き頃は弁護士として活躍するも、音楽の道を選び、1710年にヴェネツィア留学。その後、ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世の宮廷に仕え、宮廷楽長の地位に上りつめます。この2つのイタリア語のオラトリオはハイニヒェンの晩年1728年の作品。1719年からドレスデンの宮廷で活躍したイタリアの詩人ステファノ・パラヴィチーノのテキストを用いたもので、大規模な受難曲の代用品として書かれています。『S'imbruna il ciel』は聖書で「イエスの死」の直後に起きたとされる地震を描き、激しい自然現象を通して神への畏怖が描かれています。もう1曲の『L’aride tempie ignude』は死(Morte)と希望(Speranza)、神の愛(Amor divino)と懺悔(Poenitenza)を登場人物とする寓意劇の形式で書かれており、オペラのような劇的な物語となっています。キリストの受難とその意味に思いを向かわせる作品をケルン・アカデミーと独唱者たちが味わい深く演奏しています。(2022/04/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555507-2 |