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Search results:163 件 見つかりました。
現在では、一般的にギター曲の作曲家として知られているフランス生まれのナポレオン・コスト。フェルナンド・ソルに師事し、数多くの作品を書き、また自身は7弦ギターの愛好家としても知られ、あまりにも華やか過ぎる作品は、演奏不可能とまで言われたほどの人です。そんなコストですが、実はギター作品だけを書いていたわけでもなく、このアルバムで聞けるような器楽曲もいくつか残しています。彼のオーボエ作品にはまだ不明な点も多く、「カヴァティーナ」のように、もともとはピアノ伴奏だった作品を、後にギター伴奏に書き換えていたりと、その成立も興味深いものです。そんなコストの作品と、同じくフランスの2人の作曲家のオーボエ曲を収録。19世紀の知られざるレパートリーの発掘です。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7759 |
ローマ生まれの女性作曲家シルヴィア・コラサンティのレクイエム。サンタ・チェチーリア音楽院で学び、ヨーロッパ作曲家賞を獲得、2017年にはイタリア大統領より「イタリア共和国功労勲章」のウッフィチャーレを授与されました。このレクイエムは、2016年8月に起きた「イタリア中部地震」の被災者のために作曲され、2017年のスポレート音楽祭で世界初演された最新作。伝統的なレクイエム・ミサの形式の中に、朗読やバンドネオンの音色を取り入れた斬新な作品です。とりわけ第8曲「Perdonate=赦し」でのバンドネオン・ソロの美しくも悲しい旋律は強く心に残ります。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7807 |
クラシックとジャズの分野で目覚ましい活動をするクロマチックハーモニカの世界的名手ジャンルカ・リッテラが、ルネサンス期の作品やバッハの「ゴルトベルク変奏曲」の抜粋、ジャズ界のレジェンド、チック・コリアやチャーリー・パーカーの曲から、タンゴ「ラ・グンパルシータ」まで多彩な作品を演奏した1枚。彼がこの録音に使用したのは、全てスズキブランドの「バスハーモニカ」「コードハーモニカ」「クロマチックハーモニカ・シリウス」「クロマチックハーモニカ・クロマティクス」で、これらの楽器を駆使しながら、各パートを多重録音してユニークなアンサンブルを生み出しています。ハーモニカの多様性と楽しさをとことん追求した1枚です。(2024/03/22 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7996 |
ステファノ・ゴリネッリは、ボローニャ出身のピアニスト・作曲家。ボネデット・ドネッリにピアノ、ニコラ・ヴァッカイに作曲を師事したのち、1840年にはロッシーニの勧めで、ボローニャ音楽学校の教授になり1870年までその職にありました。ピアニストとしても広く活躍しましたが、今日、その名前はほとんど忘れられてしまいました。このアルバムには彼が残した5曲のソナタの中から2曲を収録。初期の作品である第1番は古典的な作品。第1楽章の冒頭からはシューマンの影響も感じられます。第2番のソナタはリストのライヴァルと目されたジギスムント・タールベルクに捧げられたもので、技巧的、かつショパンを思わせる抒情的な場面も用意された規模の大きな作品。溢れだすかのような豊かな旋律美が魅力です。ロレダーナ・ブリガンディはサンタ・チェチーリア音楽院で学んだピアニスト。これまでにモシェレスやクーラウなど、古典派作品の録音で高く評価されています。(2024/02/16 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7990 |
1899年イタリア、ジェノヴァ生まれの作曲家ルイジ・コルテーゼの作品集。母親がイタリア系フランス人であったためか、若い頃からフランス文化へ強い関心を抱いていたコルテーゼは、大学で数学とピアノを学び1924年に学位を取得後、パリに留学、ラヴェルらを教えた名教師アンドレ・ジェラルジュに師事し、和声学を学びました。アルフレッド・コルトーらとも親交を深めパリ生活を満喫したのち、イタリアに戻りアルフレッド・カゼッラに師事、更に研鑽を積んだコルテーゼは、フランス印象派の作風と、カゼッラ譲りの新古典派の作風を融合、独自の音楽を生み出します。また音楽評論家としても活躍した他、ニッコロ・パガニーニ音楽院の院長や、パガニーニ国際コンクールの審査員長も務めるなど、20世紀イタリア音楽界の発展に寄与しました。このアルバムには彼のピアノ曲と室内楽曲を収録。ここではコルテーゼ自身の演奏による『フランス風組曲』を聴くことができます。またイタリア出身のコルテーゼにとって「歌」はとりわけ重要な役割を持っており、「ロンサールの2つの頌歌」でも詩と音楽の見事な融合を聴くことができます。パリ音楽院の卒業試験のための「序奏とアレグロ」、最後のピアノ曲となった凝縮された音で書かれた「5つの小品」も聴きどころ。また彼における重要な作品である「詩篇 第8篇」は宗教的な意味合いを持つ器楽曲の一つ。彼が嫌っていたという新ウィーン楽派に特徴的な12音が用いられた珍しい作品です。(2023/08/18 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS8000 |
幼い頃から神童ぶりを発揮したコルンゴルト。少年時代から次々に作品を発表し、いずれも高く評価されました。この《ヴィオランタ》は18歳頃に書かれた彼の2作目の歌劇で、ヴェリズモ・オペラやプッチーニ、さらにレスピーギやリヒャルト・シュトラウスの影響も聴き取れます。初演は1916年3月、ミュンヘン国立歌劇場で、コルンゴルトのもう一つのオペラ「ポリュクラテスの指輪」とともにブルーノ・ワルターの指揮によって行われ、大成功を収めました。アンネマリー・クレーマー(ヴィオランタ)の官能的な歌唱に、ノーマン・ラインハルト(アルフォンソ)の甘やかな美声、ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(夫シモーネ)の剛直な歌唱とが見事な対照を形作り、名匠ピンカス・スタインバーグのタクトがコルンゴルトの音楽の美しさをあますことなく引き出しています。(2020/06/19 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7876 |
ルネサンス後期からバロック時代を通じて北イタリアの音楽界に多大な影響を及ぼしたボローニャ楽派、その拠点サン・ペトローニオ大聖堂に響いていた音楽を、その場所で演奏したアルバムです。作品はボローニャ楽派初期の巨匠で同聖堂の楽長を務めたコロンナによるもの。この大聖堂の構造と結びついたスタイルで書かれています。4人のソリスト、合唱、通奏低音から成るグループを2組用意して内陣両側の2階部分に向かい合うように配置し、2階中央奥にオーケストラを置いて、音楽が1階の聴衆に降り注ぐように演奏させて、あたかも天上の奏楽を体験するかのような効果を狙っています。ソリストと合唱の音量差によるコントラストに加え、左右から音楽が呼び交わす様は実に壮麗。「O magnum divini amoris opus おお、偉大なる神の司教の恩恵」は、ボローニャ で5世紀に司教を務めていた聖ペトロニウスに捧げた聖霊降臨祭のためのモテット。ペトロニウスは後に列聖されてボローニャ市の守護聖人となり、この大聖堂の名前も彼にちなんでいます。 (2024/12/13 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS8044 |
19世紀の終わりに、フランスのリュミエール兄弟によって映画装置「シネマトグラフ・リュミエール」が発明された時にはまだ音声は付いておらず、人々は映像と音楽を結び付けることに関心を抱くようになりました。最初の頃の映画館ではピアノやオーケストラが別に音楽を演奏していましたが、1920年代にトーキーが発明されてから「映画音楽」というジャンルが生まれ、ハリウッドを中心に一大勢力として発展していきます。このアルバムでは、初期の映画のための音楽が少しずつ発展していく様子がパロンビのピアノ独奏のみで表現されています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7805 |
後期ロマン派の時代に生まれながら、当時の音楽美学を全否定し、独自のスタイルを追求したエリック・サティ。その音楽はどれも短く単純で、誤解を招くようなタイトルを持ち、彼の友人ドビュッシーをはじめ、現代に至るまでの数多くの芸術家に多大な影響を与えています。このアルバムでサティの多彩な作品を演奏しているのはイタリアの若手シチナルド。前回はムソルグスキーのピアノ作品全集(CDS7786)をリリースしていますが、今回は全くスタイルの違うサティ作品に挑戦。軽妙、洒脱に演奏しています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7820 |
17世紀から18世紀、対位法を重視するバロック期からギャラント様式と呼ばれるメロディ中心のわかりやすい音楽様式が流行した時代のイタリア音楽を収録した1枚。アルバムで紹介されるのは、とりわけチェンバロ音楽の発展において重要な働きをした10人の作曲家の作品で、世界初録音のレーオの作品の他、後年の人々に絶大な影響を与えたフレスコバルディのトッカータや、ドイツ全土で愛されたツィポーリのソナタ、旋律の美しいメールラのカプリッチョなど多種多様な曲が楽しめます。1985年カリアリ生まれの鍵盤演奏家ルイージ・アッカルドの演奏で。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS8036 |