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古代ギリシャ悲劇の最高傑作の一つに挙げられる『オイディプス王(エディプス王)』を素材にして、ピツェッティ(1880-1968)とストラヴィンスキー(1882-1972)という同時代を生きた二人の作曲家が書いた対照的な作品 を並べた意欲的なコンサートのライヴ録音。 「ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲」はピツェッティ24歳の作品。ミラノの劇場でのソフォクレス:『オイディプス王』上演のために書かれました。バロック音楽やルネサンス音楽に対して強い関心を持っていたピツェッティが古代ギリシャに思いを馳せて書いた清澄な響きが興味を惹きます。ストラヴィンスキーのオペラ=オラトリオ《エディプス王》は、ジャン・コクトーが『オイディプス王』に依って書いた台本のラテン語訳を用いたナレーション付きの音楽劇。 1927年、バレエ・リュスのパリ公演の一環として作曲家自身の指揮で初演されました。 ここではダニエレ・ガッティの指揮の下、端正なたたずまいと高い緊張感に貫かれた演奏が聴きものです。 (2023/07/28 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7981 |
ストラヴィンスキーはおよそ40年間にわたり、常に異なった作風でピアノ曲を書き続けており、最初期の「スケルツォ」(1902)ではロマンティックだった作風が、少しずつ複雑なリズム・パターンを持ったものに変貌していきます。このアルバムにはストラヴィンスキー作品のピアノ編曲版を中心に収めており、作曲者自身による編曲と他の作曲家による編曲を並べることで、あたかもストラヴィンスキー作品をめぐる彼らの会話を聞くような趣きになっています。収録された作品はバレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」を中心に、ジャズ風な曲や、バロック風の曲、斬新なハーモニーを用いた子供むけの曲など多岐にわたっています。演奏しているパロンビはこれまでに「デューク・エリントン・ピアノ作品集」(CDS-7743)や「CINEMA」(CDS-7805)、バッハ作品のさまざまな編曲集「FAKE BACH」(CDS-7891)など、ジャンルを超えたアルバムを発表、そのユニークなコンセプトが注目されています。(2022/04/15 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7947 |
17世紀後半のイタリアで活躍した作曲家アレッサンドロ・ストラデッラ。「合奏協奏曲」様式の創始者として、また数多くの浮名を流したプレイボーイとして、音楽史に名を残しています。歌劇の人気がそれほど高くなかったこの時代、ストラデッラは演技を伴わないオラトリオ『洗礼者聖ヨハネ』をはじめ、ソロ・カンタータ、そして一種の世俗カンタータである『セレナータ』のジャンルで夥しい作品を発表、ヘンデルとJ.S.バッハ以前における最大のカンタータ作曲家の一人として名を馳せました。その多くは愛の痛みを題材にしたもので、技巧的な歌と楽器の掛け合いが見事な作品に仕上がっています。イタリア・バロック期作品の研究家、エステヴァン・ヴェラルディは自らストラデッラ作品の校訂を行い、比較校訂版を作成。この演奏では、作曲家の名を冠したアンサンブル「アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート」を率いて、作品の魅力を伝えます。(2021/03/26 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7893 |
17世紀、カラヴァッジオ派に属した女性画家ジェンティレスキ。工房を営む父から絵画を学び、幼少時から優れた才能を開花させました。しかし18歳の時に、父が彼女のための教師として雇った画家アゴスティーノ・タッシから性暴力を受けたことで生活が一変。タッシは有罪判決を受けたものの、裁判の流れでジェンティレスキは心に深い傷を負い、その心理は代表作「ホロフェルネスの首を斬るユーディット」として描き出されたことでも知られています。その後はフィレンツェ芸術院で初の女性会員として受け入れられ、多くの芸術家と親交を結び数多くの作品を残しましたが、彼女の成功の根源には若い頃の苦しい経験があったことは想像に難くありません。このアルバムには彼女の13枚の絵画を掲載、その絵にふさわしい作品をアカデミア・ダルカディアが演奏しています。愛、涙、戦い・・・これらのタイトルが彼女の生涯を端的に表現しているかのようです。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7829 |
現代イタリアの作曲家ジョヴァンニ・ソッリマの弦楽四重奏曲集。名手ヤニグロにチェロを学んだソッリマはチェリストとして活躍する傍ら、ミニマル・ミュージックやロック、ジャズなど様々な音楽素材を用いた独自の作風を持つ作品も数多く発表しています。この弦楽四重奏曲集も、バッハやダウランドと言った古風な作品に現代的要素を融合させた即興的で自由な音楽です。なかでも1994年に書かれた「アフリカ」はこの演奏が世界初演であり、ソッリマ自身が絶賛するダイナミックで官能的な演奏が繰り広げられています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7800 |
カタルーニャ生まれの作曲家、ギター奏者フェルナンド・ソル(1778-1839)。当時のギターはお世辞にも「芸術的な楽器」とはみなされていなかったのですが、彼は奏法技術を高めるとともに、素晴らしい作品を多数作曲することで、世界的にギターの価値を広めた人なのです。しかし彼の技術そのものは名人芸という域ではなく、どちらかというと、学習者たちの技術に寄り添ったものであり、従って彼の作品を演奏することはギター演奏の技術の習得に役立つものでもあるのです。古典派に属する人でありながら、その作風はロマン派よりで、どの作品も抒情的であり、演奏する人にとっても、聴き手にとっても楽しいものなのです。このアルバムは、そんなソルの数多い練習曲の中からいくつかを選択、同じ調性でまとめて、音色の変化を楽しむというコンセプトで出来ています。ミラノ音楽院で学んだケリーチは、この録音のために1817年製のオリジナル楽器を用いることで、当時の雰囲気を色濃く感じさせています。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7722 |
パルマ出身のヴァイオリニスト・作曲家マウロ・ダライ。1712年から1726年及び1730年から1739年にサンタ・マリア・デッラ・ステッカータ大聖堂に仕えていたこと以外、彼の経歴はほとんど知られておりませんが、スペイン王フェリペ5世の宮廷に仕え、スペイン王妃となったエリザベッタ・ファルネーゼのお気に入りとしてかなりの富と名声を得たとされています。彼はフェリペ5世から下賜された1718年製のストラディヴァリウスを生涯大切にし、ヴァイオリン曲を中心に、ソナタやカンタータなど、いくつかの作品を残しました。このアルバムに収録された協奏曲の譜面はドレスデンのザクセン国立図書館に所蔵されているため「ドレスデン協奏曲」と呼ばれており、ヴィヴァルディ作品をモデルとしながらも、スタイルはより自由で、時にはギャラント様式も取り入れたモダンなものとなっています。作品が捧げられた「アンナ・マリア」とは当時ヴェネツィアでヴィルトゥオーゾ奏者として活躍したヴィヴァルディの弟子アンナ・マリア・デッラ・ピエタのことです。前作「ヴァイオリン協奏曲第1番-第12番(CDS-7892)」と同じくダニエレ・ファンフォーニとルカ・ファンフォーニを中心としたアンサンブル「レアーレ・コンチェルト」が演奏しています。(2023/02/24 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7982 |