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Fuga Libera: アルバム一覧

  • 色彩におぼれて ~パーセルからクイーンまで

    【クラシックとポップを自在に渡る、イザベル・プフェファーコルンのソロ・デビュー・アルバム】クラシックのメゾ・ソプラノとして古楽から現代まで幅広いレパートリーを持ち、ヨーロッパから北米までの世界中で活躍するオーストリア出身のイザベル・プフェファーコルン(プフェファーコーン)。ポップスやジャズのシンガーとしても本格的な活動を行っています。今回リリースされる彼女のソロ・デビュー・アルバムは、4本のチェロとの共演というたいへん個性的な形態。冒頭の「コールド・ソング」はクラシックのファンよりもむしろ、エイズに倒れたポップスのカウンターテナー歌手クラウス・ノミによりカウンター・カルチャー方面で有名と言えますが、ここでのプフェファーコルンの表現も古楽よりはノミに近く、スル・ポンティチェロを効かせたチェロの音色もあいまって激しいものとなっています。そして続く一連のクラシック作品では彼女の幅広い表現力と美声が生きており、その実力を堪能することが出来ます。後半はポピュラー音楽を収録していますが、チェロによる伴奏形態は変わらないため大きな違和感は無し。トム・ウェイツ、ジュディ・ガーランド、ブリトニー・スピアーズ、フレディ・マーキュリーといった選曲から、社会的弱者に向けられる彼女の視線や深い自己探求も感じられるところです。中でも「虹の彼方に」などで聴かれるセンス溢れる歌いまわしは、ポップス方面での経験豊富な彼女ならではといえ、クラシック中心の歌手が歌うものとは大きく違う印象を与えることでしょう。ラストには自作曲も収録。新しい世代の歌手による注目の一枚です。(2023/06/09 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG797

  • So Nah Und Doch So Fern

    ライプツィヒでジャズを学ぶ学生たちを中心に2007年に結成されたコンテンポラリー・ジャズ・ビッグバンドSpielvereinigung Sued(シュピールフェライニグング・ズュート)と、2011年にCDデビューしているドイツの女声ア・カペラ・グループSjaella(シャエラ)の共演による、ドイツのコンポーザー、ヤン・シュライナーの作品集。タイトルのSo Nah Und Doch So Fernは「近くにあって遠いもの」といった意味。透明感のある超絶ソプラノと、分厚いブラス・サウンドの共演がたいへん魅力的。(2023/08/25 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG819

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    ラフマニノフ: 交響曲 第3番、ラヴェル:ラ・ヴァルス

    ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで度々来日してきたドミトリー・リス指揮ウラル・フィルによる、ラフマニノフの交響曲第3番。大成功を収めた第2番から30年近い時をあけて作曲され、寡作となっていたロシア出国後のラフマニノフにとって最も力の入った作品の一つであるこの交響曲は、リスとウラル・フィルにとってはナントのラ・フォル・ジュルネを含めて度々演奏してきた自家薬籠中の物。カップリングのラ・ヴァルスともども、切れのあるリズムで聴かせています。(2024/09/06 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG821

  • エクサン・プロヴァンス音楽祭ライヴ

    1984年に始まった、地中海周辺国で才能のある若い音楽家たちをサポートし、大規模なオーケストラを組織する「地中海青少年オーケストラ」は、2014年からはフランスのエクサン・プロヴァンス音楽祭の一環として活動しています。その派生であるメディネア・セッションは、23人の才能あふれる音楽家からなるユニークなアンサンブル。サクソフォンの鬼才にして作曲家ファブリツィオ・カッソルの監督のもと、各国の多様な楽器を用い楽譜に依存せず、伝統音楽と創作、インプロヴィゼーションを融合させた革新的なアプローチの演奏を行います。さまざまな感情を呼び起こすその音楽は、地中海の歴史を特徴づける雄大な魂と希望の輝かしい力を反映したものと言えるでしょう。アメリカのソプラノ、クラロン・マクファーデンがゲスト参加。(2024/09/20 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG833

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    クリス・デフォールト: 《The Time of Our Singing》

    【クリス・デフォールトがリチャード・パワーズによる社会派小説をオペラ化!】1939年、リンカーン記念堂で行われたマリアン・アンダーソンの歴史的コンサートで出会った、亡命ユダヤ人物理学者のデイヴィッドと黒人音楽学生ディーリア。2人は恋に落ちて結ばれ、3人の子供を授かります。2人は音楽的才能に恵まれた3人の子供たちを激しい偏見と差別から守ろうとしますが…人種差別を中心に原子爆弾などの問題も絡み、物語は激動の半世紀を描いています。2002年に出版され大きな反響を呼び、数々の賞を受賞したリチャード・パワーズの小説『The Time of Our Singing』 (邦題『われらが歌う時』 高吉一郎 訳/新潮社刊)を下地にした、ベルギーの作曲家クリス・デフォールト4作目のオペラ。西洋音楽とジャズ、ヒップホップまでを絡めたその音楽は、20年に渡るデフォールトの作曲活動の集大成と言えるものです。それぞれが物語の大きな比重を占めている歌手たちや、指揮を務めるクワメ・ライアンほか演奏者全員の作品への強い共感と熱量が刻まれた、素晴らしいライヴです。(2024/10/18 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG837

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    ベートーヴェン、シューベルト、ヴォジーシェク、エルンスト: ヴァイオリン作品集

    【ウィーンに暮らし、学んだ作曲家たちによるヴァイオリン作品集】1992年作曲家エディソン・デニソフの孫としてモスクワに生まれたヴィルトゥオーゾ、フョードル・ルディンと、1985年やはりモスクワ生まれのボリス・クズネツォフのコンビによる2枚目のアルバム。2019年から3シーズン、ウィーン・フィルの最も若い団員としてコンサートマスターを務め、現在は指揮者としても活躍するルディン。ここでは高いテクニックはもちろん、より深みを増した音楽性で「音楽の故郷ウィーン」をテーマに、そして彼ら自身の故郷への思いも滲ませる素晴らしい演奏を聴かせています。(2024/11/08 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG838

  • ポンティチェロ

    20年に渡りパリの音楽シーンを牽引してきたヴァンサン・セガールとステファン・ケレキが2022年夏に出会い、お互いの楽器を融合させるような音楽を作るべく始動したプロジェクト「ポンティチェロ」。バッハ、メシアン、フォーレといったクラシックやジャズ、南米音楽、アメリカン・フォークなどからの多彩な影響を取り入れたオリジナルに、ハンプトン・ホーズやスコット・ラファロのジャズ・スタンダードなども組み込んだプログラムを聴かせます。また2人が長く共演しているアリエル・ベッソンをゲストに迎えており、その音色がアンサンブルに深みを持せたました。(2025/05/09 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG850

  • ループ・テイルズ

    【ピアノと中東の打楽器による反復と変容の音楽的対話】クラシックや現代音楽を背景に持ち、エレクトロ・ミュージックのユニットでも活躍するピアニストのカミーユ・エル=バシャと、イラン南部の伝統的なリズムを継承するパーカッション奏者ナギブ・シャンベザデによるコラボレーション・アルバム。2人の手による収録作品は、タイトルの通りループ(反復)を楽曲構成の基盤としており、中東の周期的なリズムの伝統や、スティーヴ・ライヒに見られる西洋のミニマリズムの手法などを踏まえ、リズムや和声のパターンが繰り返されながら少しずつ変容していく構造を持っています。それぞれの作品は、バッハやラヴェルなど西洋音楽の要素を想起させるピアノの旋律に対し打楽器が有機的なリズムを与え、ピアノが作る和音の枠組みの中で打楽器がアクセントを変化させたり、逆に打楽器のパターンがピアノの展開を牽引したりと、両者が対等に役割を入れ替えながら進行。西洋クラシックと中東の伝統が対話を通じて互いに形を変えていく、構築的かつ革新的なサウンドスケープを提示する一枚です。(2026/07/17 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG861

  • アンフォールディング・タイルズ

    【地中海の伝統とジャズが交差する、6つの個性が織りなす音のモザイク】ブルガリア、フランス、ポルトガル、チュニジア出身の6人によるアンサンブルMosaicのデビューアルバム。マルタでの結成以来、地中海各地を巡る旅の中で育まれた彼らの音楽は、バルカンの笛カヴァル、西欧の弦、北アフリカのリズムがジャズと鮮やかに融合しています。スピード感に溢れスリリングでエネルギッシュなグルーヴから哀愁漂うアコーディオンまで、口承による集団作曲が生んだサウンドは、まさに国境を越える「音のモザイク」。異なる文化の衝突と調和、多様性の相互理解とリスペクトから生まれた、現代地中海音楽の新たな息吹を実感する一枚。(2026/03/13 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG862

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    エリザベート王妃国際音楽コンクール2025ライヴ

    【エリザベート・コンクール2025、ニコラ・メーウセン第1位への記録】2025年エリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門で見事第1位に輝いた、当時23歳オランダ出身のニコラ・メーウセン。そのデビュー・アルバムは、当のコンクールで頂点に登り詰めるまでの緊張と熱狂に溢れる記録です。オープニングは彼が14歳の頃から弾き親しんできたというメンデルスゾーンの変奏曲。続いて闇から光へと至る旅を見事に描き切ったリストの「ダンテを読んで」、メーウセンが「本当に美しく、自由」と語ったソコロヴィッチによるコンクール課題曲を収録。圧巻はセミファイナルに於けるモーツァルトの協奏曲で、「室内楽のように自由だった」と彼が語るようにたいへん伸び伸びとしており、フィナーレの途中では演奏に没頭するあまり鍵盤の確認を誤って1オクターヴ高く弾き始めてしまうというハプニングもありましたが、それを補って余りある喜びに満ちた演奏を聴かせています。メンデルスゾーンはコンクール直後に発売された公式ライヴ・アルバムと同じ演奏ですが、それ以外は今回が初CD化。中でもメーウセンが「あのステージがこのコンクールで最も印象的な瞬間」と語ったモーツァルトが聴けるのが喜ばしいことでしょう。(2026/05/15 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG869