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Fuga Libera: アルバム一覧

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    イザイ/ルクー:ヴァイオリンとピアノのための作品集(シルヴィア・ファン/レイエス)

    2019年エリーザベト王妃国際音楽コンクールのファイナリスト、聴衆賞を受賞したベルギーのヴァイオリニスト、シルヴィア・ファン。アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者としても活躍する彼女と、やはりベルギーのピアニスト、エリアーヌ・レイエスによるアルバム。故国ベルギーの夭折の作曲家ルクーの代表作であるヴァイオリン・ソナタと、これを委嘱・初演したイザイによる作品を集めています。「子供の夢」などの有名曲のほか初録音作品も含め、特有の美しいメロディを余裕のある技巧で共感持って表現しています。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG779

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    イザイへのトリビュート

    【音楽家イザイに迫る好企画、2つの協奏曲断章を初録音、デュメイやカプソンも参加!】ベルギーの名ヴァイオリニスト イザイと、ベルギー王妃エリザベート・ド・バヴィエールらの構想が後に形となったエリザベート王妃音楽院が贈る、イザイのトリビュート・アルバム。今日大きな評価を得ているとは言い難い、作曲家としてイザイに注目し、ヴァイオリンと管弦楽のための作品や室内楽を収録しています。このうちDISC1に収録のヴァイオリン協奏曲の断章2つは初録音という貴重なもの。また今日有名となっている他の作曲家の作品で、イザイに献呈され彼が初演を行った曲も収めています。エリザベート王妃音楽院で教鞭を取ったり、エリザベート王妃記念コンクールで上位入賞を果たすなどした幅広いアーティストが参加しているのも大きなポイント。デュメイ、カプソン、パパヴラミといった大物の名前が含まれるのも嬉しいところです。(2020/01/24 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG758

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    ヴィクトロヴァ/ショスタコーヴィチ:管弦楽作品集(南オランダ・フィル/リス)

    【リスにとって大切な2曲、ショスタコーヴィチの交響曲第10番とヴィクトローヴァの「東方青龍」を収録!】リンブルフ交響楽団とブラバント管弦楽団が合併し2013年に誕生した、南オランダ・フィルハーモニー管弦楽団(南ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団)。2016-17年のシーズンより当団初の首席指揮者を務めるドミトリー・リスとの2枚目のアルバム。ショスタコーヴィチの交響曲第10番と、リスのパートナーでもあるオルガ・ヴィクトローヴァによる「東方青龍」が収められています。中国の神話が元となり日本を含む東アジア全般に伝わる四神は、四つの方角の守護を司る霊獣であり、「東方青龍(チンロン)」はこのうち東を守る青龍を主題にしています。2015年にリス指揮ウラル・フィルによって初演が行われた、エネルギッシュな作品です。ショスタコーヴィチの交響曲第10番は、1953年のスターリンの死の直後に作曲・初演されたもので、その粛清からの解放が表現されているとも言われます。作曲家が自由に作曲することが困難であった時代を生きたショスタコーヴィチに心を寄せるリスにとって、この作品は特別な意味を持つものであり、ここでも細部まで深い共感を持って描きながら、ショスタコーヴィチ自身を表すとされるDSCH動機をラストに力強く歌い上げています。(2019/10/18 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG756

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    ウィスパー・ミー・ア・ツリー~森のチェロ(オリヴィア・ゲ)

    カーネギー・ホールやザルツブルク音楽祭への出演など、躍進著しいフランスのチェリスト、オリヴィア・ゲによる小品集。森林保護活動にも関わる彼女らしく、ここでは木や森をイメージする作品が集められています。ゆったりとした味わいの美しいアルバムです。(2022/09/09 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG807

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    ヴュータン/フックス/ライネッケ/リスト:ヴィオラとピアノのための作品集(ヴァイスマン/ドゥラオー)

    ベルギーを本拠地とするリエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団。名称の変遷を経て、2010年よりベルギー王室から「王立」を名乗ることを許されたオーケストラです。現在オーケストラの音楽監督を務めるダニエル・ヴァイスマンは、指揮者としてだけでなく、優れたヴィオラ奏者であり、このアルバムでもほとんど聴く機会のないロマン派の秘曲を選び、ヴィオラの美しく奥深い音色を最大に生かした素晴らしい演奏を行っています。(2018/12/07 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG750

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    オルガン音楽の30年 1991~2021 (ヴィーダー=アサートン/フォクルール/タルディヴェル)

    【名手フォクルールによる現代オルガン音楽の歴史、ヴィーダー=アサートン参加!】ベルギーのオルガンの名手ベルナール・フォクルールによる、20世紀末から今日まで30年間のオルガン作品を俯瞰する企画。2017年に亡くなったアメリカの振付師トリシャ・ブラウンに捧げられた自作のほか、ベッツィ・ジョラスによる自身の過去のオルガン曲「Musique de jour(日中の音楽)」に呼応する作品、そしてパスカル・デュサパンやトマ・ラコートといったフランスで活躍する作曲家、イギリスのジョナサン・ハーヴェイ、日本の自然への観想と笙の響きに着想を得た細川俊夫の作品など、多彩な収録内容となっています。チェロの名手ヴィーダー=アサートンが2曲で参加し、切れ味鋭い演奏を聴かせてくれるのもポイント。収録されたトラック6と7は2020年のロックダウン中に収録。フォクルールはその他の作品を、ブリュッセルのパレ・デ・ボザールにあったジョゼフ・ステヴァンス製作のオルガンを用いて録音するつもりでおりました。ところが2021年1月18日、そのオルガンはホールで発生した火災による消火活動の影響を受けて使用不能となってしまい、パリでの録音に変更されたということです。(2021/09/24 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG789

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    オルフェウス~サン=サーンスへのオマージュ(トリオ・ザディーグ)

    フランスの生まれでパリ音楽院とウィーン音楽大学で共に学んだボリス・ボルゴロットとマルク・ジラール・ガルシアが、帰国後に出会ったアメリカのピアニスト、イアン・バーバーと共に組んだピアノ三重奏団、トリオ・ザディーグ2枚目のアルバム。2021年没後100年のサン=サーンスにちなんだ作品が選ばれており、ピアノ三重奏曲第2番のほか、ラモーのコンセールやリストの交響詩をピアノ三重奏の編成に編曲したものを色彩感覚豊かに表現しています。(2021/09/10 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG788

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    管弦楽のない協奏曲 - シューマン/J.S. バッハ/ラフマニノフ(ゲヴレック)

    1992年トルコ生まれの若きピアニスト、サーリ・ジャン・ゲヴレック。2011年にはロンドンのロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージックに入学、ドミトリー・アレクセーエフに師事してアーティスト・ディプロマを取得し、エリザベート王妃音楽院のアーティスト・イン・レジデンスを務めています。彼にとって初のフル・アルバムとなる今作は、「管弦楽のない協奏曲」がテーマ。シューマンのソナタ第3番は、その規模の大きさからまさに「管弦楽のない協奏曲」あるいは「グランド・ソナタ」と呼ばれたもの。続いて協奏曲の楽器の対照を鍵盤楽器1台で表現したバッハの傑作、そしてラフマニノフの規模の大きな作品へと繋がるプログラム。ゲヴレックの深い作品解釈と多彩な表現力が、ばらばらの時代の作品たちを有機的に関連付けています。(2024/04/12 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG826

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    ケージ:フォー・ウォールズ(リュビモフ)

    【アレクセイ・リュビモフのロッケンハウス・ライヴ、深夜のジョン・ケージ!】ジョン・ケージがチャンス・オペレーションによる作品を発表する前、1944年にマース・カニングハム振り付けによる舞踏劇のために書いた「フォー・ウォールズ」。カニングハムの「演奏の容易なもの」というリクエストもあったとされますが、ピアノは白鍵のみを使用して演奏するように作曲されており、9曲目にあたる「VII」のみ、カニングハムによる詞をソプラノがソロで歌います。演奏はケージのスペシャリストであり、1992年以降コンサートやダンサーとのコラボレーションでこの作品を度々演奏してきた、アレクセイ・リュビモフ。1994年のロッケンハウス音楽祭で、真夜中の12時から行われたというライヴの記録です。深淵を覗くような静寂と、暴力的なまでの激しい動きを行き来するその響きは、「フィリップ・グラスやアルヴォ・ペルトのスタイルと、ミニマリズム全体を予見する」(リュビモフ)という美しさと刺激に溢れています。2002年にモスクワのレーベルからリリースされたアルバムの再発売で、プロデュースはリュビモフ自身です。(2022/07/08 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG793

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    ケクラン/シュルホフ/ババジャニアン/アミーロフ:フルートとピアノのための作品集(フレット/イルチェンコ)

    19世紀後半から20世紀にかけて活躍した作曲家たちによるフルートのためのオリジナル作品(バルトークはピアノ作品からの編曲)を収録。フランスのケクラン、チェコのシュルホフ、アルメニアのババジャニアン、アゼルバイジャンのアミロフ、ハンガリーのバルトークと、それぞれの風土の影響を強く受けた、いずれも個性的な作品です。バルトークはピアノのための「15のハンガリーの農民の歌」を、弟子の一人であるハンガリー出身のパウル・アルマがフルートとピアノのために編曲したもので、第6曲「バラード」を省略し、繰り返しや変奏が若干加えられています。元々バルトークが各地で取材した民謡を編曲したもので、民族色豊かな旋律とルバート、特徴的な和声を楽しむことのできる作品です。フルートのフレットはFUGA LIBERAより数点のアルバムをリリースしています。作品の特性に沿った生き生きとした表現がたいへん魅力的。(2019/01/18 発売)

    レーベル名:Fuga Libera
    カタログ番号:FUG612