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Grand Piano: アルバム一覧

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    サン=サーンス:ピアノ作品全集 2 (バールソン)

    第1集(GP601)では、「練習曲」と題されながらも、実際には華麗かつ演奏困難な作品を寸分の隙もなく演奏していたバールソン。この第2集でも、サン=サーンスの知られざる魅力の発掘に邁進しています。このアルバムには、サン=サーンスによる「バロック、古典的な形態」と「ロマンティック」の融合作品を中心とした5つの作品が収録されています。協奏曲第3番のピアノ・ソロヴァージョンは、管弦楽パートを全て巧みにソロ・パートに入れ込んでしまうというもの。「アレグロ・アパッショナート」も同系統の作品で、まさにヴィルトゥオーゾの言葉を感じさせる音の多さに目を見張ります。「組曲」と「6つのフーガ」もかなり手の込んだもので、とりわけフーガについては、演奏家のバールソンも心酔しているようで、彼によるブックレット(英語、フランス語)にも、この作品の意義と素晴らしさが熱を持って記載されており、サン=サーンスの手法の見事さ以上に、その熱き解説に息を飲む思いがします。もちろん演奏も文句なし。説得力に満ちた音楽です。録音 2011年10月 アメリカ パトリッチ・サウンド・スタジオ(2012/06/20 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP605

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    サン=サーンス:ピアノ作品全集 3 (バールソン)

    サン=サーンス(1835-1921)の最初に出版されたピアノ作品は、生き生きとした動きが特徴的な「6つのバガテル」でした。彼が20歳の時に作曲したこの6つの作品は、バガテル(ちょっとしたもの、思いつき)という、ベートーヴェン以降余りは、使われたことのない形式であり、初めての作品としてはいささか「軽すぎる」感もあるように思えますが、そこは名手サン=サーンス。タイトルとはうらはらに、中身の濃い充実した作品となっています。有名な第3交響曲の2年前に書かれた「アルバム」は詩情豊かであり、第1曲目の「前奏曲」から、まるで空気のように軽やかで熱っぽいパッセージが現れ、繊細で見事な音楽を創り上げていきます。Op.73はもともとピアノとオーケストラのための作品ですが、作曲家自身の手でピアノ独奏曲へと改編されたもの。時折現れる民謡風の旋律がたまりません。他の小品の中でもとりわけ耳に残る「アルバムのページ」は彼の最後の出版されたピアノ曲。まるでフォーレの即興曲を思わせる短く印象的な作品です。(2012/11/21 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP609

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    サン=サーンス:ピアノ作品全集 4 (バールソン)

    サン=サーンス(1835-1921)といえば、誰もが交響曲第3番の壮麗さやピアノ協奏曲第5番のエキゾチックな雰囲気を思い浮かべるに違いありません。しかしそんな彼が、実はフランスのバロック音楽の復興に力を尽くしていたことはあまり知られていないのではないでしょうか。彼はリュリやラモーの舞曲を研究し、その様式を自作に取り入れたのです。確かにトラック1の「ガヴォット」はまさにバロック風。他のワルツもうっとりとした雰囲気と名人芸に彩られた楽しいものです。今回も名手ジェフリー・バールソンの卓越した演奏で、この洒落た作品集をじっくり味わってみてください。(2016/02/24 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP625

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    サン=サーンス:ピアノ作品全集 5 (バールソン)

    サン=サーンスのピアノ作品全集、第5集には8曲の世界初録音作品が含まれています。どの曲もピアニスト、ジェフリー・バールソンがフランス国立図書館に収蔵されている未発表の原稿から発掘したもので、ほとんどの作品が他の作曲家の作品を元にしており、それぞれ、溢れる楽想と豊かなアイデアに満ちたサン=サーンスらしい華やかな作品に仕上がっています。すでにピアニストのレパートリーとして愛奏されている「アフリカ幻想曲」で存分に駆使された超絶技巧も聴きどころ。(2019/11/08 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP626

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    シフリン:ピアノ作品集(コンティ)

    アルゼンチン出身の作曲家、編曲家、ジャズ・ピアニスト、指揮者ラロ・シフリン。アルゼンチンの大学でクラシックを学び、一時期はパリに留学。メシアン、ケクランにも師事し、作曲技法に磨きをかけました。ジャズやタンゴのアレンジャーとして活躍していましたが、その名前を一躍広めたのは、なんといってもハリウッドで手掛けた「スパイ大作戦」や「燃えよドラゴン」などの一連の映画作品でしょう。とりわけ「スパイ大作戦」のテーマ曲は、映画化された「ミッション・インポッシブル」でも使用され、緊迫感と共に一度聴いたら忘れられないほどの強い印象を人々の脳裏に刻み込んでいます。もちろんこのアルバムの冒頭にも収録。ピアノで聴くのはまた違った雰囲気となっています。もちろん彼が得意としていたタンゴやジャズ作品もたっぷり。世界初録音となる「創作主題による10の変奏曲」は最新のオリジナル作品の一つで、80歳を超えた現在でも全く創作意欲の衰えを感じさせません。(2017/11/29 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP776

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    シマノフスカ:ピアノのための舞曲全集(コストリツァ)

    「夜想曲」は、ジョン・フィールドが確立した形式をショパンが発展させたと言われていますが、実はショパンよりも前にポーランドで「夜想曲」を書いた人がいました。それは1789年に生まれた女性作曲家マリア・シマノフスカ(1789-1831)で、彼女は19世紀初頭のヨーロッパにおいて、最も有名なピアニストの一人でもあったのです。彼女の作品も当時としては革新的なものであり、「ブリヤン様式= style brillant」と呼ばれる技巧的な作風は、ロマン派の自由な発想を予告するものにもなっています。ここに収録された作品は、どれも短く簡潔ですが、1曲ごとに広がる夢幻的な発想には感嘆するばかりです。(2015/12/23 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP685

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    ジャベリ:バラード第4番 - 第9番(ジャベリ)

    バーレーン王国で生まれ、カタールで育ったイランのピアニスト、作曲家アフシン・ジャベリ。18歳になるまで専門的な音楽教育を受けていませんでしたが、カザフスタンで学び始めてから進歩を遂げ、多くのピアノ曲を作曲しています。このアルバムは第1集(GP694)に収録されていた「3つのバラード」の続編であり、全9曲が「英雄」というタイトルのもとにまとめられています。東洋風の旋律と西洋音楽由来のハーモニーを組み合わせたこの連作では、19世紀半ばのイランでバハー・ウッラーが創始した「バハーイー教」のその成り立ちが紐解かれています。(2019/11/08 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP818

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    ジャベリ:ピアノ・ソナタ第1番 - 第3番/バラード第1番 - 第3番(ジャベリ)

    バーレーン王国で生まれ、カタールで育ったイランのピアニスト、作曲家アフシン・ジャベリ(1973-)の作品集です。最初の音楽教育をハンガリーで受けましたが、その作品には、彼が大切にしているバハーイー教の影響が織り込まれています。ピアノ・ソナタ第1番は、イギリスで最初にバハーイー教の信者となったトーマス・ブレイクウェルの生涯に触発されたもの。第2番はタイトル通り、宗教の違いに拠って起こる偏見と分裂、そして戦争の恐怖を描いたものです。バハイ殉教者の思い出に捧げられています。アラブの遊牧民「ベドウィン」の生活と希望を描いたソナタ第3番、そしてそれぞれに思いが込められた3つのバラード、中でも第3番はバハーイー教の啓示者セイイェド・アリー・モハンマドの殉教の物語を表現したもので、深い感情に裏打ちされた深遠な音楽です。タイトルの「バーブ」とはアラビア語で「門」の意味ですが、バハーイー教の前駆であり、モハンマドの称号でもあります。(2015/05/27 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP694

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    シュルホフ:ピアノ作品集 1 - パルティータ/スーシ/組曲第3番/変奏曲とフガート Op. 10 (ヴァイヒェルト)

    チェコ生まれの作曲家、ピアニスト、指揮者、エルヴィン・シュルホフ。ナチス・ドイツによって「頽廃音楽」のレッテルを付され、演奏活動と作品の出版を禁止されたため、一時期は忘れ去られてしまいましたが、最近、復興の兆しが見え始め、その真価が見直されつつある人です。
    48年という、決して長くはない生涯でしたが、第一次世界対戦の後に沸き起こった「ダダイズム運動=既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする」の先鋒的人物として活動、その音楽も極めて型破りであったことには改めて驚くばかりです。彼は若い頃、ドビュッシーの教えも受けてはいるのですが(1913年に作曲された「変奏曲とフーガ」は、揺らぎのある和声など、ドビュッシーの影響が強く見てとれます)、方向性の違いに失望したというエピソードもあり、やはり規制の枠に捉われないというのが、彼の身上であったに違いありません。そして、少しずつ規制が強くなる社会に反抗してなのか、彼の作品はどんどん前衛的な要素を強め、後には「ソナタ・エロティカ」や「In Futurum」など、およそ公開の場で演奏するのは不可能に近い曲も生み出されるのですが、それはまた。このアルバムには、ジャズやラグと言った「脱クラシック」的要素が強い作品が収録されていて、発表当時、大人気を博したという聴衆受けする曲たちを楽しむことができます。
    ダダイズム=既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴(2012/04/18 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP604

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    シュルホフ:ピアノ作品集 2 - 5つのピトレスク/ピアノ・ソナタ第2番/2つの練習曲/ピアノのための音楽/ジャズのスケッチ(ヴァイヒェルト)

    幼い頃から素晴らしい音楽的才能を示したシュルホフ(1894-1942)。彼の母ルイーズは幼いエルヴィンに対して最高の教育を施すため、ヨーロッパ中の有名な教師に指導をしてもらえるよう依頼、一度はドヴォルザークに白羽の矢が立ったのですが、結局それはかなわず、他の教師からピアノを学びプラハ音楽院に進学しました。やがて、彼はライプツィヒでマックス・レーガーから作曲を学び、そこでブラームスやバッハ、ベートーヴェンなどの音楽を研究したことでも知られています。彼のピアノ曲は、そんな堅固な下地の上に積み重ねられた数多の技法から成り立っており、当時流行の音楽(ジャズやラグなど)と、やはり流行の「ダダイズム」が絶妙に組み合わせられた独自のものばかりです。一番のオススメはトラック3の「イン・フォトゥルム」でしょう。方法論は違うといえ、結果的にはジョン・ケージの名曲「4分33秒」を完全に先取りしたものなのですから。(2013/07/19 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP631