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Grand Piano: アルバム一覧

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    ジャベリ:バラード第4番 - 第9番(ジャベリ)

    バーレーン王国で生まれ、カタールで育ったイランのピアニスト、作曲家アフシン・ジャベリ。18歳になるまで専門的な音楽教育を受けていませんでしたが、カザフスタンで学び始めてから進歩を遂げ、多くのピアノ曲を作曲しています。このアルバムは第1集(GP694)に収録されていた「3つのバラード」の続編であり、全9曲が「英雄」というタイトルのもとにまとめられています。東洋風の旋律と西洋音楽由来のハーモニーを組み合わせたこの連作では、19世紀半ばのイランでバハー・ウッラーが創始した「バハーイー教」のその成り立ちが紐解かれています。(2019/11/08 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP818

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    ジャベリ:ピアノ・ソナタ第1番 - 第3番/バラード第1番 - 第3番(ジャベリ)

    バーレーン王国で生まれ、カタールで育ったイランのピアニスト、作曲家アフシン・ジャベリ(1973-)の作品集です。最初の音楽教育をハンガリーで受けましたが、その作品には、彼が大切にしているバハーイー教の影響が織り込まれています。ピアノ・ソナタ第1番は、イギリスで最初にバハーイー教の信者となったトーマス・ブレイクウェルの生涯に触発されたもの。第2番はタイトル通り、宗教の違いに拠って起こる偏見と分裂、そして戦争の恐怖を描いたものです。バハイ殉教者の思い出に捧げられています。アラブの遊牧民「ベドウィン」の生活と希望を描いたソナタ第3番、そしてそれぞれに思いが込められた3つのバラード、中でも第3番はバハーイー教の啓示者セイイェド・アリー・モハンマドの殉教の物語を表現したもので、深い感情に裏打ちされた深遠な音楽です。タイトルの「バーブ」とはアラビア語で「門」の意味ですが、バハーイー教の前駆であり、モハンマドの称号でもあります。(2015/05/27 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP694

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    シュルホフ:ピアノ作品集 1 - パルティータ/スーシ/組曲第3番/変奏曲とフガート Op. 10 (ヴァイヒェルト)

    チェコ生まれの作曲家、ピアニスト、指揮者、エルヴィン・シュルホフ。ナチス・ドイツによって「頽廃音楽」のレッテルを付され、演奏活動と作品の出版を禁止されたため、一時期は忘れ去られてしまいましたが、最近、復興の兆しが見え始め、その真価が見直されつつある人です。
    48年という、決して長くはない生涯でしたが、第一次世界対戦の後に沸き起こった「ダダイズム運動=既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする」の先鋒的人物として活動、その音楽も極めて型破りであったことには改めて驚くばかりです。彼は若い頃、ドビュッシーの教えも受けてはいるのですが(1913年に作曲された「変奏曲とフーガ」は、揺らぎのある和声など、ドビュッシーの影響が強く見てとれます)、方向性の違いに失望したというエピソードもあり、やはり規制の枠に捉われないというのが、彼の身上であったに違いありません。そして、少しずつ規制が強くなる社会に反抗してなのか、彼の作品はどんどん前衛的な要素を強め、後には「ソナタ・エロティカ」や「In Futurum」など、およそ公開の場で演奏するのは不可能に近い曲も生み出されるのですが、それはまた。このアルバムには、ジャズやラグと言った「脱クラシック」的要素が強い作品が収録されていて、発表当時、大人気を博したという聴衆受けする曲たちを楽しむことができます。
    ダダイズム=既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴(2012/04/18 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP604

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    シュルホフ:ピアノ作品集 2 - 5つのピトレスク/ピアノ・ソナタ第2番/2つの練習曲/ピアノのための音楽/ジャズのスケッチ(ヴァイヒェルト)

    幼い頃から素晴らしい音楽的才能を示したシュルホフ(1894-1942)。彼の母ルイーズは幼いエルヴィンに対して最高の教育を施すため、ヨーロッパ中の有名な教師に指導をしてもらえるよう依頼、一度はドヴォルザークに白羽の矢が立ったのですが、結局それはかなわず、他の教師からピアノを学びプラハ音楽院に進学しました。やがて、彼はライプツィヒでマックス・レーガーから作曲を学び、そこでブラームスやバッハ、ベートーヴェンなどの音楽を研究したことでも知られています。彼のピアノ曲は、そんな堅固な下地の上に積み重ねられた数多の技法から成り立っており、当時流行の音楽(ジャズやラグなど)と、やはり流行の「ダダイズム」が絶妙に組み合わせられた独自のものばかりです。一番のオススメはトラック3の「イン・フォトゥルム」でしょう。方法論は違うといえ、結果的にはジョン・ケージの名曲「4分33秒」を完全に先取りしたものなのですから。(2013/07/19 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP631

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    シュルホフ:ピアノ作品集 3 - ジャズの舞踏組曲/9つの小さな輪舞/5つのジャズ練習曲/オスティナート(ヴァイヒェルト)

    チェコの作曲家、ピアニスト、指揮者エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)のピアノ作品集もこのアルバムで第3集となります。ダダイズムの先鋒として活躍し、また自作にジャズや実験音楽の要素も取り入れるなど、様々な作風を見せたシュルホフの作品がナチス・ドイツによって「退廃音楽」のカテゴリーに入れられてしまったのはなんとも残念なことでした。この第3集に収録されているのは1910年代から1930年代までの、およそ20年間にわたる時代の作品で、ほとんど耳にする機会のないOp.13の「小さな輪舞」をはじめ、ジャズや軽音楽にも通じる楽しい雰囲気を持ったものばかりです。興味深いのはアメリカのジャズ・ピアニスト、ゼズ・コンフリーの「鍵盤上の子猫」にインスパイアされたトッカータで、こちらは原曲も収録されていて、聴き比べ(シュルホフがどのように変貌させたか)も楽しい趣向になっています。(2016/05/25 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP723

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    シュツェルビンスキ:ピアノ作品全集 1 (コウクル)

    ポーランド後期ロマン派の知られざる作曲家アルフォンス・シュゼルビンスキ。上級裁判所長官を父としてゴスティンに生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮。7歳の時には初の作品を書きあげました。地元のギムナジウムを卒業後ベルリンに留学するも、資金不足のため2年間で音楽の勉強を断念するところでしたが、1880年、王立芸術アカデミーの入学試験に合格、奨学金を授与され1883年に無事卒業し、ポーランドに戻り、音楽教師を務めた後、神の教えを広めるために神職についたものの、宗教的な諍いが元で命を落としています。彼の作品の多くは第一次世界大戦中に失われたか、自身の判断によって焼却されてしまいましたが、作曲家の姪であるマリア・シュツェルビンスカの尽力で、印刷された13曲を含む、ほぼ65作が現存しています。ここでコウクルが取り上げたのは全て世界初録音作品。バッハ、ハイドン、モーツァルトなど古典派作品に倣った整った形式と、メンデルスゾーン、ショパン、リストを彷彿させる洗練された旋律を持つ優雅な曲をお楽しみください。(2021/11/12 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP876

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    シュツェルビンスキ:ピアノ作品全集 2 (コウクル)

    ポーランド後期ロマン派の作曲家アルフォンス・シュツェルビンスキ。幼い頃から音楽の才能を発揮、ベルリン でエドゥヴァルト・グレルとヴォルデマール・バルギールに作曲を学んだ後、ポーランドに戻り上流家庭の音楽教師として人気を得ました。しかし、その生活は演奏家及び作曲家としての向上心を満たすことはできず、クラクフ音楽院の教職に応募するも却下され、やがて経済面でも苦境に追い込まれたシュツェルビンスキは、現世での成功を諦めて宗教に救いを求めます。頼りにした神父との面談に向かった彼は、宿の暖房装置の故障が原因で大量の煙を吸い込んで健康を害し、修道院に入ることなく、親族の家にで36歳の人生を閉じました。その作品の多くは作曲者自身によって破棄されたり、第1次大戦中に逸失したと見られていますが、作曲家の姪マリア・シュツェルビンスカの尽力により約65作が確認されています。この第2集にはコウクルによる補筆完成版も含め、12曲が紹介されています。精緻な対位法によるフーガ、メンデルスゾーン風の「無言歌」や、ショパンを思わせるポロネーズなど、美しく愛らしい旋律を持つさまざまな作品をお楽しみください。(2022/03/04 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP884

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    F. シュミット:ピアノ・デュエット&デュオ作品全集 1 (カスパロフ/ルチシン)

    パリ音楽院に学び、シャブリエやドビュッシーの印象主義音楽の影響から出発。しかしその後ロシア音楽にも傾倒するなど、特異の音楽性で知られる作曲家フローラン・シュミット(1870-1958)。とりわけ精緻なバレエ音楽が合唱作品で知られていますが、彼のピアノ曲もなかなか興味深いものが揃っています。「3つの狂詩曲」は思いの他「親しげな風情」を見せる作品であり、あの有名な「影」のような粘っこい作風を期待した人は、ちょっと拍子抜けしてしまうかもしれません。初期の「7つの小品」は、もっとわかりやすいもので、まるでサン=サーンスの粋な曲を聴いているかのようです。しかし、ところどころに現れる音の揺らぎは、確かにフローラン・シュミットならではのもの。また使われている音の多さも群を抜くものです。エキサイティングかつ深淵な音楽を聴きたい人にぴったりと言えそうです。(2012/11/21 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP621

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    フローラン・シュミット:ピアノ・デュオ&デュオ作品全集 2 (カスパロフ/ルチシン)

    普段は難解な作風の曲ばかり書いているイメージのあるフローラン・シュミット(1870-1958)。その作品は近現代の作曲家、メシアンやデュティユーに影響を与え、また管弦楽作品の魅力に捉えられて抜け出せなくなったファンも数多し。とにかく孤高であり晦渋な作曲家なのです…が、ここで聴ける連弾の小品たちの何とも愛らしく親しみやすいこと。「5つの音で」は彼が追求した「五音階(全音階)」を極めた曲集で、シンプルな旋律線の中にユーモアや抒情性を詰め込んだ見事な音楽です。「ドイツの思い出」はノスタルジックな美しさを持つ8つのワルツ集で、自由闊達さに溢れています。「8つのやさしい小品」は当時の現代音楽を学ぶ学生のために準備された作品で、こちらも「5つの音」の概念を根底においており、様々な時代の形式と技巧を取り入れながら、魅力的な世界を描き出すことに成功した精巧な作品群です。(2013/04/24 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP622

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    フローラン・シュミット:ピアノ・デュオ&デュオ作品全集 3 (カスパロフ/ルチシン)

    後期ロマン派から20世紀初頭における「フランス音楽」の作曲家の一人、フローラン・シュミット(1870-1958)。彼は、普段は難解な作風の曲ばかり書いているイメージがあり、また、その作品は近現代の作曲家、メシアンやデュティユーに影響を与えています。しかし、ここで聴けるピアノの連弾作品集は、どれも親しげな面持ちで聴き手の想像の世界を広げ、また音楽の楽しさを味わわせてくれるものばかりです。本来、軍楽隊のために書かれた「第163歩兵連隊の行進」ですが、このスコアは現在失われており、シュミットによる連弾版のみが知られている作品です。勇壮さの中にも戦いへの不安が刻み込まれた印象的な音楽です。「旅のページ」は音によるスケッチであり、精巧な音を用いながら、見事な絵画が描かれています。「謝肉祭の音楽」はフランスの謝肉祭の光景を描いた組曲。この時期のフランスには、公園に移動遊園地が設置され、パレードやサーカス、見世物小屋などがやってきます。魅惑的で幻想的な光景は、やはり一抹の郷愁をともないつつも、ひと時の喧騒を齎します。シュミットはそんな印象を見事な音にしています。(2013/05/22 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP623