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Grand Piano: アルバム一覧

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    フローラン・シュミット:ピアノ・デュオ&デュオ作品全集 3 (カスパロフ/ルチシン)

    後期ロマン派から20世紀初頭における「フランス音楽」の作曲家の一人、フローラン・シュミット(1870-1958)。彼は、普段は難解な作風の曲ばかり書いているイメージがあり、また、その作品は近現代の作曲家、メシアンやデュティユーに影響を与えています。しかし、ここで聴けるピアノの連弾作品集は、どれも親しげな面持ちで聴き手の想像の世界を広げ、また音楽の楽しさを味わわせてくれるものばかりです。本来、軍楽隊のために書かれた「第163歩兵連隊の行進」ですが、このスコアは現在失われており、シュミットによる連弾版のみが知られている作品です。勇壮さの中にも戦いへの不安が刻み込まれた印象的な音楽です。「旅のページ」は音によるスケッチであり、精巧な音を用いながら、見事な絵画が描かれています。「謝肉祭の音楽」はフランスの謝肉祭の光景を描いた組曲。この時期のフランスには、公園に移動遊園地が設置され、パレードやサーカス、見世物小屋などがやってきます。魅惑的で幻想的な光景は、やはり一抹の郷愁をともないつつも、ひと時の喧騒を齎します。シュミットはそんな印象を見事な音にしています。(2013/05/22 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP623

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    フローラン・シュミット:ピアノ・デュオ&デュオ作品全集 4 (カスパロフ/ルチシン)

    フローラン・シュミット(1870-1958)の「2台ピアノと連弾のためのシリーズ」の完結編です。4つの作品集にはどれもユーモアと知性が溢れる見事なもの。とはいえ、難しい曲は一つもありません(なぜこのような曲を書く人が難解な管弦楽作品を残したのか探ってみたくなるほどです)。「ユモレスク」はタイトル通り諧謔的な音楽。時として粘着系になるとはいえ、この心地良い音楽は聴いていて胸が躍ります。「歌とスケルツォ」はモダンな雰囲気。冒頭の旋律は不安を煽りますが、それを取り巻く音が気分を晴らしてくれます。「3つの楽しい小品」はその名の通り。後にバレエ音楽に改編された「小さな眠りの精の1週間」はこのアルバムの白眉であり、フォーレの「ドリー」とドビュッシーの「おもちゃ箱」を繋ぐような物語を帯びた曲集です。今回もインヴェンシア・ピアノ・デュオの共感に満ちた洒落た演奏で。(2013/12/18 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP624

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    フローラン・シュミット:ピアノ作品集(ウルバン)

    ドイツ系フランス人の作曲家フローラン・シュミット。フランクのヴァイオリン・ソナタに傾倒し、パリ音楽院でマスネとフォーレに学んだ彼は、すぐれたピアニストでもありましたが、生涯に残したピアノ曲は決して多くありません。しかし独創的な作風によるその音楽は多くの人々に愛されています。このアルバムにはフローラン・シュミットの3つの組曲と3曲の小品を収録、調和のとれた豊かな響きと憂愁に満ちた音楽を聴くことができます。中でも1895年から1903年にかけて書かれた「9つの小品」は彼がイタリアからスイス、ドイツを経てギリシャやトルコを旅行した際の思い出が反映された曲集で、彼が通った街や村で耳にした民謡も織り込まれています。1907年の「操り人形」はコメディア・デラルテに登場するキャラクターを描いた曲集。作曲年代がはっきりとはわからない「薄暮」も詩的なインスピレーションに支えられた作品です。演奏しているビリヤナ・ウルバンはチェコを起源とする音楽一家に生まれたザグレブのピアニスト。1985年からパリに住み様々な活動を行っています。GRAND PIANOレーベルからは3巻からなるボヘミアの作曲家ヴォジーシェク作品のアルバムをリリース。また、NAXOSレーベルには彼女の祖父、ヤン・ウーバンの作品も録音しています(配信のみ)。(2021/10/08 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP850

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    知られざるドビュッシー~稀少ピアノ作品集(ホルヴァート)

    英国の音楽学者ロバート・オーリッジ。20世紀初頭のフランス音楽研究家であり、とりわけ未発掘のドビュッシー作品の補筆完成と、再構築で高く評価されています。彼による最新の研究成果の発表とも言えるこのアルバムには、「リア王」や「沈黙の宮殿」など、ドビュッシーの劇音楽からのピアノ編曲作品や、本来、変ト長調の柔らかい響きで奏される「亜麻色の髪の乙女」の第1稿の断片(変ロ長調!かつ、和声も現在のものより先鋭的に書かれている)など珍しい作品が収録されています。いくつかの作品はすでにリリースされていますが、今回のアルバムは、オーリッジが新たに手を加えた作品や、演奏者ホルヴァート自身がカデンツァを加えた「アッシャー家の夜」などが含まれた、ほぼ全編が世界初録音という1枚。ドビュッシーの知られざる作品を存分にご堪能いただけます。ブックレットではオーリッジ自身が解説を執筆(英語のみ)、アルバムの成立について熱く語っています。(2020/03/06 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP822

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    シルヴェストロフ:ピアノ作品集 - ナイーブ・ミュージック/2つのワルツ/2つのバガテル/キッチュ・ムジーク(ブルーミナ)

    最近になって、クレーメルやリュビーモフを始めとした、熱烈な「シルヴェストロフ・マニア」の尽力もあって、このウクライナの作曲家の極めて繊細な作品が知られるようになってきました。とは言え、彼の作品は本当に繊細であり、また静かな様相を湛えているので、ちょっとでも気持ちを逸らしてしまうと、この音楽の魅力…永続性を切り取った瞬間など…を捉えることは難しいでしょう。このアルバムには世界初録音となる初期の作品(1993年に改編された)である「素朴な音楽…NaiveMusic」は古典的な和声とシューベルトにも似た清明な旋律で書かれていますが、このメロディに聞き惚れていると、ふと隣に横たわる"深い闇"と"沈黙の世界"に気が付く瞬間が訪れるはず。彼の名を高めた「使者」はロシアの哲学者ドゥルスキンのテキストにインスパイアされたものですが、ここではモーツァルト風のメロディを媒体とし、音色の変化、テンポ、これらはが一体となり、聴き手は現世界と空蝉の世界を体感するのです。(2013/05/22 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP639

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    スタンチンスキー:ピアノ作品全集 1 (ソロヴィエヴァ)

    アレクセイ・スタンチンスキーはロシアの作曲家。モスクワ音楽院でタネーエフとジリャーエフに師事、傑出した才能が高く評価されましたが、父親の死を境に体調を崩してしまい、作曲への意欲が衰えた結果、26歳の若さでこの世を去った時には限られた少数のピアノ曲が遺されたのみでした。これらの作品は出版されることもなく作曲家の死後は忘れ去られていましたが、彼の早すぎる死を惜しんだ級友たちの手により、1940年代から少しずつ出版され、ようやく周知されるようになったのです。ユニークな旋法を用いた旋律や、精緻な対位法、半音階的手法が用いられた素晴らしい作品ばかりであり、時にはプロコフィエフを思わせる風刺的な表現も感じられるなど聴きごたえのあるものとなっています。このアルバムにはモスクワ生まれのピアニスト、ソロヴィエヴァの演奏で、スタンチンスキーが1910年までに作曲した全作品を収録。世界初録音を含む貴重な1枚です。(2019/11/29 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP766

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    スタンチンスキー:ピアノ作品全集 2 (ソロヴィエヴァ)

    オルガ・ソロヴィエヴァが弾くアレクセイ・スタンチンスキーのピアノ作品全集。この第2集で完結となります。スタンチンスキーはロシアの裕福な家に生まれ、モスクワ音楽院ではジリャーエフとタネーエフに師事。作曲家としての将来を嘱望されながらも、父の死により精神を患い、26歳の若さで謎の死を遂げてしまいました。彼が短い生涯に書き遺した作品はあまり多くはありませんが、ほとんどがピアノ曲で、スクリャービン風の半音階を多用した作品や、ユニークな旋法や精緻な対位法を用いた作品、ムソグルスキー風の民俗音楽の影響も垣間見える作品とその作風は多彩です。これらは彼の同時代の友人たちにも影響を与えました。この第2巻には1910年以降に作曲され、後に友人たちによって出版された全作品と、最近発見された初期の作品を収録。1900年代の小品は世界初録音です。演奏するソロヴィエヴァは2019年5月に「グリンカ・メダル」を受賞したロシアのピアニスト。GRAND PIANOレーベルにはスタンチンスキー作品集第1集の他、ボリス・チャイコフスキーの作品集(GP716)を録音しています。(2023/04/14 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP842

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    ステパニアン:前奏曲集 Op. 47, 48, 63 (アイラペティアン)

    紀元前より豊かな文化を育んできたアルメニア共和国。古くはペルシャとオスマン帝国との抗争を通じて教会音楽や民族音楽を吸収し、独自の音楽文化を創り上げてきた国です。1897年に生まれたステパニアンは、グネーシン音楽学校の同門、ハチャトゥリアンが「偉大なアルメニア人」と称賛した作曲家。アルメニアの近代音楽を確立したとされるコミタスの流れを汲み、3曲の交響曲を始め、オペラ、歌曲、ピアノ曲など多数の作品を書いた人です。ピアノ曲はショパンやラフマニノフ風でありながら、アルメニア民謡のエッセンスを取り入れた郷愁に満ちた旋律が特徴的。この前奏曲集からも、随所にオリエンタルなメロディと独特な音階が聞こえます。(2017/06/23 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP760

  • ストラヴィンスキー/ラヴェル/ガーシュウィン:トランスクリプションとオリジナル・ピアノ作品集(フェラン=エンカワ)

    (2015/02/25 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP696

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    セーチェーニ:ハンガリー王朝のピアノ作品集(カッサイ/ラーザール)

    19世紀から20世紀のハンガリーにおける政治と音楽の歴史は、有力貴族のセーチェーニ家を抜きにして語れません。自由主義の指導的な地位に立つ人材を多く輩出した彼らの理想は、シュトラウス一家を思わせる親しみやすいメロディ・ラインを持ったその舞踏音楽の中にも表れているといえ、一族の中でも音楽家として最も成功したイムレによる「ワルツ」は、その典型とも言える作風です。高い完成度を誇るエデンの作品は洗練された機知に富み、フランツィスカは歴史に残るハンガリー初の女性作曲家であり、ギシャは世界で初めての女性映画音楽作曲家と、それぞれ音楽史の中でも大きな仕事を残しています。演奏は、ハンガリー出身の2人のピアニスト、カッシャイとラーザールが分担。二人ともハンガリーが誇るこの音楽一族の作品を、世界に広める役割を積極的に担って活動しています。(2018/12/14 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP786