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Grand Piano: アルバム一覧

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    パルムグレン:ピアノ作品全集 4 (ソメロ)

    ブゾーニに師事し、圧倒的なテクニックを身につけたセリム・パルムグレンは、その後、北欧を代表する作曲家・ピアニストになりました。20世紀ピアノ音楽界に大きな足跡を残したパルムグレンですが、その作品の演奏機会は比較的少なく、このピアノ作品全集第4集に収録されている多くの作品も「3つの夜想的情景」以外はすべて世界初録音です。印象派とロマン派の要素を併せ持つ「3部作」や、1921年から26年まで滞在したアメリカでの充実した生活から生まれた、ジャズの影響を受けた「3つの幻想曲」、そして彼の作品の特徴ともいえるスカンジナビア民謡を取り入れた美しい旋律も随所で聴かれます。ヨウニ・ソメロは現代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。ジョルジュ・シフラとマイケル・ポンティに師事、技巧的な作品を中心とする幅広いレパートリーを持ち、様々なレーベルで100枚を超えるレコーディングを行っています。(2022/05/20 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP907

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    パルムグレン:ピアノ作品全集 5 (ソメロ)

    ブゾーニに師事し、圧倒的なテクニックを身につけ、その後、北欧を代表するピアニストになったセリム・パルムグレン。作曲家としても、20世紀ピアノ音楽界に大きな足跡を残しました。この第5集に収録された作品は、ほとんどが世界初録音です。冒頭の「エキゾチックな行進曲」は、東洋風の雰囲気を持つ小さな曲。「後奏曲」は1951年のパルムグレンの葬儀で演奏されました。「光と影」はパルムグレンの愛国心が示された曲集であり、第2曲「フィンランドのバラード」ではカレリア民謡を主題とした変奏曲に仕上がっています。「3つのピアノ小品」は第2曲「粉雪」の繊細な美しさが愛されていますが、他の曲はこれまでに録音されたことがありません。「即興曲とスケルツォ」はアカデミックな作風を持つスケルツォとロマンテイックな即興曲。初期のパルムグレンの集大成ともいえる作品です。「6つのピアノ小品」は彼がアメリカにわたる直前にデンマークで出版された曲集。素朴なワルツや舟歌など、様々な小品で構成されています。1935年の「ソナチネ」は5年前に妻を亡くし、作曲から遠ざかっていたパルムグレンが久しぶりに書き上げた作品。ノスタルジックな風情を持つ第2楽章が印象的です。アルバムの最後に置かれた組曲「春」は耳にする機会の多いOp. 27ではなく1915年頃に作曲されたOp. 47で、第1曲「夕べの歌」や第6曲「フィンランド風カプリツィエット」を舘野泉が演奏しているものの、なかなか全曲を聴く機会はありません。ヨウニ・ソメロは現代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。ジョルジュ・シフラとマイケル・ポンティに師事、技巧的な作品を中心とする幅広いレパートリーを持ち、様々なレーベルで100枚を超えるレコーディングを行っています。(2022/06/10 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP908

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    パルムグレン:ピアノ作品全集 6 (ソメロ)

    セリム・パルムグレンのピアノ作品集。第6集には印象派のスタイルとフィンランドの民謡の要素を融合した組曲『青春』や、「雨だれ」と「月光」を含む"3つの小品"など、彼の生前から人気の高かった作品を収録。組曲『青春』は1908年にコペンハーゲンとロンドンで出版、その後ボストンでも出版されるほど人気を集めた作品。ドビュッシー風の雰囲気を湛えた曲と、フィンランドの民俗音楽の要素を取り入れた作品がバランス良く配されています。他にはパルムグレンの葬儀で演奏された「葬送の前奏曲」、リストの超絶技巧作品を思わせる習作「ハンガリー舞曲」や「メフィストワルツ」など多くの世界初録音を含んでいます。パルムグレンの研究者でもあるヨウニ・ソメロがシリーズを通じて見事な演奏を聴かせます。(2023/01/13 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP909

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    パルムグレン:ピアノ作品全集 7 (ソメロ)

    北欧の抒情と洗練された西欧的な感性から生まれたピアノ曲が日本でも人気のあるパルムグレン。フィンランドの現役ピアニストの中でも極めて意欲的な活動を展開するソメロによる全集録音の第7集です。ここにも世界初録音を多数含む珍しい作品が収録されています。「8つの小品」作品75はパルムグレンがアメリカに到着した直後に書かれたもの。彼はニューヨーク、ピッツバーグ、デトロイト、ミネアポリス、シカゴ、クリーブランドで計24回のコンサートを行い、ある批評家は「彼と比較できるのはセルゲイ・ラフマニノフだけである」と熱狂的な賛辞を送りました。そして、彼はコンポーザーズ・ミュージック・コーポレーションと契約を結び、この作品75が出版されました。どれもパルムグレンらしいノスタルジーに溢れた美しい作品です。また「セレナード」SP252は4ページのみの未完作品ですが、彼の現存するもっとも初期の作品の一つと推測されています。彼の若いころの作品は散逸したものが多く、8分の5拍子で書かれた「左手5度によるユモレスク」 SP87もデンマークの音楽誌「Nordens Musik」掲載されただけの小品。楽譜の入手が困難でしたが、このプロジェクトのために準備されたというものでグリーグの音楽と似た雰囲気を持っています。また自伝的な内容を持つ「日記帳」作品109は、1946年に書かれた彼の最後のピアノ曲集のひとつで、様々な事情で生前に出版されることのなかったものです。(2023/11/10 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP939

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    パルムグレン:ピアノ作品全集 8 (ソメロ)

    北欧の抒情と洗練された西欧的な感性から生まれたピアノ曲が日本でも人気のあるパルムグレン。フィンランドのピアニスト、ヨウニ・ソメロによる全曲録音シリーズの第8集は収録曲のほとんどが世界初録音です。(冒頭の「Solsken genom tarar 涙の向こうに差し込む太陽」のみ、1950年に作曲家自身がフィンランドのラジオ放送のためにスタジオ録音を行っています)。アルバムにはヴィルトゥオーゾのための演奏会用練習曲から、彼の友人で、たびたび共演を行ったパーシー・グレインジャーに捧げられた、驚くほどの多様性を持つ《10の小品》 Op. 79、そして自身の歌曲をピアノのために編曲した「6月」の他、初期の作品も多数収録されており、パルムグレン愛好家にとっても新たな発見の旅となるでしょう。(2024/10/11 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP952

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    バルモーチン:ピアノ作品集 1 - 20の前奏曲 Op. 12/主題と変奏 Op. 1 (C. ウィリアムズ)

    希少なピアノ曲を良い音質で録音するレーベル“GRAND PIANO”よりロシアの知られざる作曲家、バルモーチンのピアノ作品集が登場。1877年生まれのバルモーチンはバラキレフとリムスキー=コルサコフに師事、1923年から1925年までペトログラード音楽院 (サンクトペテルブルク音楽院の旧称) で音楽理論を教えましたが、ソビエト連邦の1930年代の大粛清時代にどのような運命を辿ったのかは謎に包まれたままです。しかし残された音楽のスケールの大きさや内容は非常に素晴らしく、ここに収録された世界初録音となるピアノ曲も、色彩感にあふれたコントラストが印象的です。『20の前奏曲』は洗練されたハーモニーと豊かな感情表現で聴く人の魂を揺さぶるような音楽。また、『主題と変奏』は、音の素材を幾重にも重なるムードに変容させ、最後は交響的な行進曲へと連なります。演奏はイギリスのピアニスト、クリストファー・ウィリアムズ。BBCのウェールズの合唱団とオーケストラのピアニストを務め、BBCプロムスなどにも出演しています。 (2020/06/19 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP799

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    バルモーチン:ピアノ作品集 2 - ピアノ・ソナタ/3つの無言歌/幼年時代の情景(C. ウィリアムズ)

    1877年サンクトペテルブルクに生まれたセミョーン・バルモーティン。長い間その存在は忘れられていましたが、2019年にGRAND PIANOレーベルからまとまった作品がリリースされたことで、高い注目を集めました。バルモーチンはバラキレフとリムスキー=コルサコフに師事、1923年から1925年までペトログラード音楽院 (サンクトペテルブルク音楽院の旧称) で音楽理論を教えましたが、ソビエト連邦の1930年代の大粛清に巻き込まれてしまい、どのように生涯を閉じたのかはわかっていません。彼の作品のほとんどはピアノのためのものであり、第1集で紹介された「20の前奏曲」など洗練された作風によるものが多く、ここに収録された作品も、ロマンティックなピアノ・ソナタ、短いながらも印象的な「無言歌」、純真な子供の目に映った様々な風景を描いた「幼年時代の情景」と魅力的な味わいを持っています。バルモーティン作品の復興に尽力するクリストファー・ウィリアムズによる演奏です。(2022/02/11 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP865

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    バルモーチン:ピアノ作品集 3 - バラード 変ロ短調/6つの小品/10の小品(C. ウィリアムズ)

    1877年、サンクトペテルブルクに生まれたセミョーン・バルモーチン(バルモーティン)。長い間その存在は忘れられていましたが、2019年にGRAND PIANOレーベルからまとまった作品がリリースされたことで注目を集めました。バルモーチンはバラキレフとリムスキー=コルサコフに師事、1923年から1925年までペトログラード音楽院 (サンクトペテルブルク音楽院の旧称) で音楽理論を教えましたが、ソビエト連邦の1930年代の大粛清に巻き込まれてしまい、どのように生涯を閉じたのかはわかっていません。彼の作品のほとんどはピアノのためのものであり、リストのような超絶技巧を駆使するとともに洗練された作風による聴きごたえのあるものばかりです。このアルバムに収録された3つの作品はすべて世界初録音。ショパンよりもリストの同名曲を思わせる「バラード」、同じ年に出版された2つの小品集、これらは民俗的な要素を備えたものです。このアルバムも、これまでと同じくバルモーチン作品の復興に尽力するクリストファー・ウィリアムズによる演奏です。(2022/06/10 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP866

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    バルヤンスキー:ピアノ作品集全集 1 - 幻想小品集/ピアノ・ソナタ第1番/6つのピアノ小品(セヴェルス)

    希少なピアノ曲を良い音質で録音するレーベル“GRAND PIANO”よりウクライナのオデッサに生まれたバルヤンスキーのピアノ曲全集の登場。バルヤンスキーは、ロシアのユダヤ系の家庭に生まれ、ウィーンとパリとライプツィヒで音楽教育を受け、ライネッケやヤーダスゾーンにピアノを師事しました。作品は少ないながらも、ピアノ曲は個性豊かで魅力的。この第1集には3つの作品が収録されています。『幻想曲集』には、ベートーヴェン、ブラームスなどの影響やロシアの色彩感が見てとれます。『6つのピアノ曲集』は印象主義的で光輝くような音楽であるのに対し、スケールの大きいピアノ・ソナタ第1番は、空間的に広がりのある音を感情表現の主軸とし、20世紀のミニマリズムを予知するような非常にモダン、かつシンプルさをもった作品です。演奏は、ベルリン芸術大学やモスクワのチャイコフスキー音楽院で学び、オーロラ四重奏団とオーロラ・デュオを創設したユリア・セヴェルス。シチェドリンの作品を作曲家列席のもと世界初演を行うなど精力的に活動するピアニストです。(2020/06/19 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP796

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    ハンブルク/ブゾーニ/ザドラ/フリードマン/パパンドプロ:ピアノ作品集(フィリペツ)

    ヴァイオリンの超絶技巧で知られるパガニーニ(1782-1840)。彼が後世に及ぼした影響は非常に大きく、演奏至難なリストの「パガニーニ練習曲」をはじめ、ラフマニノフ、ブゾーニ、ブラームス、ルトスワフスキ、ブラッハーなど現代に至る多くの作曲家によって、パガニーニを主題にしたピアノ曲が書かれています。前述のリスト“パガニーニ練習曲”完全版の録音で名をあげたクロアチアのピアニスト、ゴラン・フィリペツ。彼が長年研究しているのはそんな「パガニーニ作品にインスパイアされた作曲家の作品」です。ここではブゾーニやフリードマンをはじめとした6人のパガニーニ・トランスクリプションを演奏。フィリペツは、目くるめく技巧の中にひそむ遊び心までを鮮やかに切り出して見せてくれます。(2018/03/23 発売)

    レーベル名:Grand Piano
    カタログ番号:GP769