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チマローザのピアノ・ソナタの第2集です。第1集(8.570718)でも、その多彩な音楽の片鱗に触れることができましたが、ここでも興味深い曲が並びます。彼は活動の早い時期からソナタを書き始めましたが、これらが教育目的だったのか、それとも「手なぐさみ」だったのかはわかっていません。しかし、速い楽章での目もくらむような音使いからは、彼が国内の演奏会などで自らの技巧を誇示するために書かれたものではないか?と推測することもできそうです。緩徐楽章はやや保守的ではあるものの、その表現力の巧みさには驚くばかりです。第1集と同じく、サンジョルジョの丁寧な演奏が光ります。(2012/02/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572689 |
ナポリ生まれのチマローザは、ロッシーニが登場するまでは「オペラ・ブッファの第一人者」として知られていました。70曲ほどある彼のオペラはどれも楽しく軽妙なもので、とりわけ旋律の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。有名なオーボエ協奏曲なども、美しいメロディ全開で人気が高く、それはこのレクイエムも例外ではありません。彼は生涯に4曲ほどのレクイエムを書いていますが、この作品は1878年頃のもので、彼がロシアの女帝エカテリーナ2世の招きでペテルブルクに行っていた時に、当時滞在していたフランス大使の妻の逝去を悼み作曲されたと言われています。随所にオペラティックな展開が見られる華やかなもので、美しいメロディもふんだんに使われています。結局彼はロシアで活動することは諦め、ウィーンで活躍しますが、イタリアに戻ったところで反逆罪に問われ、悲惨な晩年を送ることになるのです。(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572371 |
チェロの起源は、恐らく中央アジアかインドで生まれた撥弦楽器に端を発し、アラブの貿易路を通ってヨーロッパに到達したとされています。やがて楽器は発展し、18世紀中ごろに現在の形にほぼ落ち着いたようです。とはいえ、19世紀には大きな音が求められるようになり、これまで用いられてきたガット弦(羊の腸)から金属弦が採用されるなど、細かい改造が加えられ、今に至っています。ソロとしてだけでなく、アンサンブルでも強い存在感を示し、その深く美しい音色は広く愛されています。このアルバムにはヴィヴァルディからグッドールまで、およそ300年間に渡って書かれた魅惑的な作品が集められています。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578173 |
オーストラリアの名ギタリスト、ティモシー(ティム)・ケインは世界中のギター音楽作曲家たちから高く賞賛されるアーティスト。今回のアルバムでティムは4人の才能あるクリエーターたちに曲を依頼、彼らは思い思いの作品をティムのために書き上げました。1986年よりティムと深い友情で結ばれているカールトンの「忘れられた夢」は、彼のために特別な曲を書きたいという思いが高じて、新しい音を探るために「標準的ではないチューニング」を用いたという作品。聴き手はどこか不安な心を抱えながら作品に触れ、何かを得ることになります。父と叔父、2人のギタリストを家族に持つイサークスはティムの指導を受け、最初はあまり乗り気でなかったギター音楽の作曲に手を染めました。「わが父への音楽」はテイムへの献辞であるとともに、父、叔父へのオマージュになっています。ホートンの「金魚」組曲は1977年頃に作曲されたもの。今回は改訂を施した版が演奏されています。ウェストレイクの「モストルーパー・ピーク」はティムからの委嘱作。オーストラリアの東海岸の風景が描かれた美しく懐かしい曲調を持つ音楽です。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573961 |
(2005/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551055-56 |
数多くのピアノ曲を作曲したチャイコフスキーですが、この「18の小品」は、彼の最晩年、死の半年前に完成させた極めて完成度の高い曲集です。1曲1曲が、よくあるようなサロン風の小品とは一味違った深い味わいを持ち、詩情豊かで独創的な世界を構築しています。友人や同僚に捧げられた曲や内省的な曲が多く見受けられるのは、少しだけ人生に疲れていたチャイコフスキーが、自らの辞世の句として書いたのかもしれません。ここで素晴らしいピアノを聴かせるのは、2008年シドニー国際ピアノ・コンクールの入賞者、コンスタンティン・シャムライです。彼の演奏は、悲観的になりがちなこの曲集の表現に若々しい息吹を与えています。なお、管弦楽版の第10曲「幻想的スケルツォ」を耳にしたことがある人もいるかもしれません。これは、チャイコフスキーが交響曲「人生」として構想し、途中で投げ出してしまった作品を、後に作曲家ボガティリェフが拾い上げ、4楽章形式の交響曲として創り上げた際、第3楽章に取り入れたヴァージョンです。(2012/03/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572225 |
ボリス・チャイコフスキーの作品は、21世紀になってようやく旧西側でも、広く聴かれるようになり始めました。交響曲第1番は、師匠であったショスタコーヴィチが高く評価し、ムラヴィンスキーに初演を推薦していたというエピソードからもうかがわれるように(実際はジダーノフ批判の影響でお蔵入り)、ソヴィエト・サウンド満載の作品となっており、とりわけその筋のファンには堪えられない魅力を持っていると申せましょう。「舞踏会のあとに」は、放送劇のために書かれたより大衆的な作品で、ボリスの表記を忘れると、19世紀のチャイコフスキー(血縁はなし)の作品と間違われてしまいそうなナンバーもあります。(2007/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570195 |