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"軽妙洒脱"と称されるプーランクの室内楽作品の中でも、とりわけ美しいフルート・ソナタと、ヴァイオリン・ソナタ、この2曲を中心に、ピアノのための即興曲と、2台ピアノのためのソナタを組み合わせたアルバムです。作曲家自身のピアノ、ジャン=ピエール・ランパルのフルートによって初演された「フルート・ソナタ」は短いながらも、プーランク(1899-1963)の個性が漲る作品であり、20世紀のフルート・ソナタの最高傑作とも言われています。ヴァイオリン・ソナタは彼の友人であったガルシア・ロルカの思い出のために書かれたもので、この曲には軽妙さはあまり感じられず、特にロルカの詩が添えられた第2楽章からは、涙の雨が降り注ぐかのような悲痛な音楽を聴くことができます。それに引き換え、第15番が有名な「即興曲」(ここでは第15番は演奏されていませんが)は、まさにファンタジーの飛翔であり、自由な感性を楽しめます。2人のアメリカ人ピアニストのために書かれた2台ピアノのためのソナタも、彼の代表作と言えるものです。4人の名手による納得の演奏で。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0049 |
14歳でデビューし、ロシア音楽やショパンを得意とするミュンヘン在住のピアニスト、エヴァ=マリア・マイによるPaladinoレーベルへの4枚目のプーランク・アルバムは2台、4手のためのピアノ作品集。凝った作風による2台ピアノのためのソナタや、絵画にインスパイアされた「シテール島への船出」を始め、プーランクの代表作の一つ「15の即興曲」全曲を含む1枚です。プーランクのユーモラスな面とシリアスな面のどちらもが表出された「15の即興曲」は、各々の曲を共演者ヴィーラントと弾きわけることで、曲の特徴を更に生かす工夫もされています。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0098 |
ウィーン・フィルハーモニーの奏者たちが使用していることでお馴染みのウィンナホルン(ウィーン式ホルン)は、通常用いられるフレンチホルンとは若干構造が違い、その音色も独特な響きを持っています。このアルバムはウィーン・フィルのホルン奏者、ヴォルフガンク・ヴラダーの演奏で、その柔らかく美しい音色を存分に堪能していただけるブラームス(1833-1897)の「ホルン三重奏曲」を中心に、名手クスマノヴァ=ヴラダーが演奏する2曲のヴァイオリン・ソナタを収録。ブラームス自身の言葉「私は音楽を通して話す」を具現化した素晴らしい演奏です。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0078 |
1971年ミュンスター生まれのヴァイオリニスト、フリーデマン・アイヒホルン。2002年よりワイマールの「フランツ・リスト音楽院」の教授として後進を育てる傍ら、ソリスト、室内楽奏者として世界中で幅広く活躍しています。この2008年に録音されたアルバムでは、当時ほとんど演奏、録音されることのなかった作曲家、アルノルト・メンデルスゾーン(フェリックス・メンデルスゾーンの従兄弟の息子)のヴァイオリン・ソナタの世界初演時の演奏を収録。作品の普及に一役買いました。このコンサートで一緒に演奏されたシューマン、ブラームス、ゲルンスハイムの作品も同時収録、ロマン派における様々なヴァイオリン作品を堪能できます。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0097 |
ハープとピアノの組み合わせで聴く斬新なブラームス(183-1897)の「ハンガリー舞曲」。どちらかというと土臭いイメージのあるこの作品をハープで!とは、またなかなか不思議な味わいを求めたものです。「デュオ・パラクセディス」は1996年に創立されたアンサンブルで、もともとバッハの協奏曲を演奏するために組まれたものでした。2009年以来、スイスを拠点に世界で定期的にコンサートを行い、ハープとピアノのためのオリジナル作品をはじめ、独自のアレンジを施した作品を演奏、好評を博しています。またこの楽器の組み合わせのために、現代作曲家たちにも作品を頻繁に委嘱することで、レパートリーの拡充を図っています。ロマンティックであり、時には辛辣な響きも発するこの魅力的なブラームス、とくと味わってみてください。(2014/08/27 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0051 |
ブラームスの数ある室内楽曲の中でも、めずらしく初稿と改定稿が存在する「ピアノ三重奏曲第1番」。20歳代に書かれた初稿に比べ、改定稿は格段の熟成度を誇るため、現在ではこちらの版を使って演奏することが通例となっています。このアルバムでも改定稿が使用されており、晩年のブラームス作品の持つ重厚な響きを味わうことができるでしょう。もう一つのブリッジの作品は、無調に傾倒していく以前の1907年頃の作品で、後期ロマン派風の響きを持つ美しい作品です。ピアニスト、作曲家として名高いヨー・ヒュンキを中心としたザンブリツキとキャロルの3人によるアンサンブルは、各々の個性を生かしながらも、密度の濃い演奏を聴かせています。(2016/05/25 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0076 |
クラリネット奏者ドミトリー・アシュケナージが青年時代から関心を寄せているという、フランスの新古典派主義の作曲家ジャン・フランセ(1912-1997)の作品集。フランセの作品は軽妙洒脱で、同時代の作曲家たちのように無調や十二音を重視することはなく、常に流麗な響きに彩られています。アシュケナージは作品の持つ特徴を生かし、微妙に移り変わるハーモニーを意識したユーモラスな音色を聴かせます。協奏曲の伴奏を務めるのはシンシナティ・フィルハーモニー・オーケストラ。あのハンス・ロットの交響曲を1989年に初演したことでも知られる、シンシナティ大学の学生たちによって結成されたオーケストラです。このアルバムには1990年代に録音された2曲の他に、2016年の最新録音である「三重奏曲」を収録。アシュケナージの"現在"もお聴きいただけます。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0074 |
ブルックナーの弦楽五重奏曲は、彼の交響曲がぎゅっと詰まったかのような、極めて高い密度を誇る名作です。スケルツォにもアダージョにもブルックナーらしさが漂い、これ1曲聴いただけでお腹いっぱいになるほどです。シューベルトの幻想曲の原曲はピアノの連弾(4手)曲ですが、この弦楽六重奏版の豊かな響きを聴いてしまうと、こちらが原曲?と思えてしまうほどのはまり具合です。ロマン派の作品を得意とするハイペリオン・アンサンブルの演奏です。(2012/04/11 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0021 |
2015年、突然不思議なメールを受け取ったというベテラン・ピアニスト、リサ・スミルノヴァ。それはオランダの企業からのメールで「以前、あなたがコンセルトヘボウで行った演奏がオランダのラジオ局のアーカイブに録音されており、こちらをリリースしたい」というものでした。およそ20年前の演奏をリリースすることについて、もちろん許可を与えないという選択もありましたが、彼女はまずベートーヴェンとプロコフィエフの関連性について熟考し、その2つの作品が「人生を叙事詩的に表現しており、彼女自身の人生においても重要な役割を果たしていることを確認、リリースを決断した」と言います。この録音は一切編集が加えられておらず、もちろんリハーサルの素材も含まれていない一期一会の熱演の記録。エキサイティングな演奏がお楽しみいただけます。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0077 |