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2011年、弱冠21歳で素晴らしいデビューアルバムをリリースしたベンヤミン・ファイルマイア。その類い稀なる才能はあらゆる方面で高く評価され、2013/14年度の「バンク・オーストリア・アーティスト」にも選ばれました。そんな彼のデビュー作は、ウェーバーやプーランク、フランセなどのオーソドックスなレパートリーが占めていましたが、今作はちょっぴり冒険的で挑戦的。どの曲も現代のトレンドを占めるジャンルの「前駆体」であり、作曲された当時は極めて前衛的であったものが、いつしかすんなり溶け込んでいるといった曲たちなのです。ジャズやタンゴ、ラグタイムなどが発生した時代を知る由もない彼がこれらを何事もないかのように吹いている姿。確かにタイトル通り「ギャップなんて気にするな」ということでしょうか。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0044 |
スイスの母娘による「デュオ・プラセディス」が演奏する18世紀から19世紀にかけて作曲された「ハープとピアノのための」オリジナル作品集。このアルバムに収録された作曲家は、ボワエルデュー以外、ほとんど名前が知られていませんが、極めてエレガントで、華麗なテクニックが施されたこれらの作品を実際に聴いてみるとその美しさには驚かされます。「たくさんの人に聴いてほしい」そんな彼女たちの祈りが込められた1枚です。(2019/05/31 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0061 |
イタリア人作曲家の父と、ウィーンの歌手の母の元に生まれたマンクーシ(1966-)は、父の親友であったニーノ・ロータからピアノのレッスンを受けるなど、恵まれた少年時代を送りました。しかし、父が早くに亡くなってしまったため、母は2人の子どもを連れてウィーンに戻ることとなります。マンクーシはウィーン少年合唱団のソリストを務め、その後はウィーン音楽院でファゴットと歌を学び、作曲ではヒンデミットについての論文を記すなど、若いうちからその才能が嘱望されていました。その後は数々の劇場で指揮をし、またアンサンブルを立ちあげるなど、ウィーンの音楽を広めることに力を注いでいます。1998年以降はシェーンブルン宮殿オーケストラの作曲家として、また優れた合唱指揮者として、世界各国で活躍しています。このアルバムには、そんな彼の楽しい作品がたっぷり収録されています。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0066 |
19世紀前半のオーストリアで、最も影響力の強いチェリストであったヨーゼフ・メルク。彼はウィーンで生まれ、最初はギターとヴァイオリンを学んでいましたが、15歳の時にイヌに左手を噛まれたことが原因で、ヴァイオリンからチェロに転向。瞬く間に才能を開花させました。シューベルトやショパンとも交友を持つなど、当時の音楽界で高い知名度を誇り、技巧的なチェロのための作品を数多く残しています。オペラのメロディをアレンジした作品が知られていますが、この練習曲はチェロを演奏するために必須とされる技術を習得しながら、音楽性も養える優れた教本として知られており、ルンメルもこの曲集を単なる練習曲ではなく「芸術性の高い小品集」として演奏しています。以前Musicaphonレーベルから発売されていたアルバムの移行盤です。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0086 |
メンデルスゾーンが1832年から1833年にかけて作曲した2曲のコンチェルトシュテュック。19世紀初頭のドイツで活躍したクラリネットの名手、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンとその息子カールに依頼され、年をまたいだ3週間ほどの短期間で書かれた作品です(ピアノ伴奏、管弦楽伴奏のどちらで演奏することも可能です)。このアルバムでは本来の形であるクラリネット、バセットホルン、ピアノ伴奏で演奏されており、作品の持つ親密な雰囲気を丁寧に伝えています。1994年の録音に、2017年に録音した無言歌を4曲追加。ディミトリー・アシュケナージのクラリネットとピート・ファーニスのバセットホルン、2人の名手たちの美しい音色を堪能できます。(2018/11/28 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0096 |
こちらも歴史的楽器による演奏。ここで演奏しているヴァイオリニスト、セルジウ・ルカはピリオド楽器演奏の先駆者です。彼は惜しくも2010年にこの世を去りましたが、この2004年の演奏は彼の音楽性をもれなく伝える貴重なものであり、選ばれた作品も、ドイツ・ロマン派を象徴するものばかり。とりわけ1853年に作曲されたF.A.E.ソナタは、ロベルト・シューマンと彼の友人ディートリッヒ、そしてブラームスの共作で、当時の気質を存分に映し出した作品として知られていますが、なかなか演奏の機会のない貴重なもので、この演奏は資料としても価値あるものです。フォルテピアノは1840年シュトライヒャー製を使用。時を超えた響きを楽しんでいただけます。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0043 |
ウィーン美術史美術館とのコラボレーション・アルバム。こちらはモーツァルトの父、レオポルドが所有していたヴァイオリンと、1794年製のスタインのフォルテピアノの競演です。1778年に書かれた21番から23番の3つのソナタ、そして1784年に書かれた第40番(偽作を除くと32番もしくは33番ともカウントされる)の良く知られたソナタ。当時のヴァイオリン・ソナタは、どちらかというとヴァイオリン・パートはピアノの添え物的な扱いを受けていたのですが、これらのモーツァルトの作品は、どちらの楽器も同等に扱い、時には寄り添い、時には火花を散らしながら興奮に満ちた音世界を構築していくもので、ここでも素晴らしく、華麗な音の応酬が楽しめます。ヴァイオリンを演奏しているのはマリア・バーダー=クビツェク。モーツァルトをとりわけ愛してやまない意欲的なヴァイオリニストです。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0040 |
アシュケナージ父子の共演による2曲のモーツァルト。このアルバムは父アシュケナージの生誕80年を記念して製作された1枚です。息子ドミトリーは優れたクラリネット奏者として20年以上に渡り演奏活動を行っていますが、時折父との共演をすることで、自身の音楽性を再確認しているといいます。このアルバムでは2002年に録音された「クラリネット協奏曲」、2008年に録音されたピアノ五重奏曲を収録、親子2人の結びつきと、成熟度が示されています。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0091 |
以前リリースされた「バッハ(再)創造」(PMR-39)に続くフルーティスト、エリック・ラムの試みはモーツァルト(1756-1791)の作品の再構築です。ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏をはじめ、少年モーツァルトが書いたメヌエットなど微笑ましくも見事な作品群、そして、どんな楽器で演奏してもぴったりはまる「魔笛」の名アリアなどが楽しく、そして丁寧に演奏されています。今回もラムとルンメルの息はぴったりであり、モーツァルトの音楽の新しい可能性を示唆しています。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0050 |