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このアルバムは英国の作曲家、ウィリアム・ウォルトンの代表作の一つ「ファサード」の初演100周年を記念するとともに、ウォルトンが音楽を担当した映画の主人公でもあるヘンリー5世(1387-1422)の没後600年を記念した1枚です。『ファサード』は1922年、彼の友人の姉であるイーディス・シットウェルの詩の朗読会のために作曲されたもの。ウォルトンは、第二次世界大戦前の不安な情勢を吹き飛ばすかのように、コミカルで活力ある音楽をつけています。現在ではオーケストラによる2つの組曲がよく演奏されますが、もともとは器楽合奏と朗読による作品です。このアルバムではバリトンのロデリック・ウィリアムズがタムシン・ダレイとパートナーを組み、全曲を歌うかのように語っています。また、1944年の「ヘンリー5世」は第二次世界大戦のため英国が最悪の状態にある中、国民の士気を高めるために製作された映画。ウォルトンのドラマティックな音楽は、胸を揺さぶるものです。このアルバムではエドワード・ワトソンによって11人編成の小アンサンブル用に編曲された版で演奏されていますが、大オーケストラの響きに遜色ないインパクトあるサウンドが楽しめます。(2022/03/11 発売)
| レーベル名 | :SOMM Recordings |
|---|---|
| カタログ番号 | :SOMMCD277 |
20世紀英国の作曲家、ウォルトンとランバートの30年に渡る友情と仕事でのパートナーシップを象徴する、2台ピアノのための音楽とピアノ伴奏による歌曲を収録したアルバム。ウォルトンの曲の中でも有名な「ファサード」は女性詩人シトウェルの詩が音楽にのせて朗読される作品ですが、ここではランバート編曲の2台ピアノのための組曲が、イギリスの知的なピアニスト、ウエストとウッドリーの演奏で収録されています。コンスタント・ランバートはバレエ・リュスのディアギレフに見初められ、「ロメオとジュリエット」を委嘱された他、ヴィック・バレエ団の創設者の一人としても活躍しました。収録曲の中の『李白による歌曲』は、19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパでは唐代の詩が流行しており、このランバートの作品は、日本人の外交官だった小畑薫良が英訳した李白の詩に曲をつけた繊細な趣の歌曲です。その歌曲を歌っているのは、イギリスのテノールのギアで、作曲家ブリテンの研究なども行っています。ギアと彼の伴奏パートナーのウッドリーはこの盤がSOMMレーベルからのデビュー盤となります。(2020/06/19 発売)
| レーベル名 | :SOMM Recordings |
|---|---|
| カタログ番号 | :SOMMCD0614 |
Gramophone誌で「驚くほど柔軟性のある合唱団」と評されたバース・カメラータはロンドンを中心に活躍。世界中のアーティストと共演し、ウェールズ大聖堂では31年連続で「聖金曜日コンサート」に出演するほど伝統ある合唱団です。以前はナイジェル・ペリンが指揮をしていましたが、2015年からはベンジャミン・グッドソンが音楽監督に就任。更なる活動の幅を広げています。この「To Music」はGramophone誌のエディターズ・チョイスにも選ばれた名演。ドイツ・ロマン派の一連の作品をバランス良く歌っています。(2019/01/18 発売)
| レーベル名 | :SOMM Recordings |
|---|---|
| カタログ番号 | :SOMMCD215 |
19世紀、植民地時代のアイルランドにおいて、祖国の音楽発展に貢献したウィリアム・ヴィンセント・ウォレス。父親は軍楽隊の曹長であり、父から音楽の手ほどきをうけ8歳で行進曲を作曲したという才能の持ち主。ヴァイオリン演奏にも優れた腕前を示し、ダブリンではパガニーニの演奏を聴いて感銘を受け、ヴィルトゥオーゾへの道を志したとされています。1838年にはオーストラリア初の音楽祭を開催、しかし多額の負債を抱え国を脱出したとも言われています。いくつかの歌劇や声楽曲が残されていますが、名指揮者リチャード・ボニングがウォレス作品の復興に尽力し、作品を紹介しています。ここではサリー・シルヴァーが歌う親しみ易い歌曲にボニングが細やかな伴奏を付け、作品を引き立てています。(2019/06/28 発売)
| レーベル名 | :SOMM Recordings |
|---|---|
| カタログ番号 | :SOMMCD0131 |
ウクライナ出身の作曲家たちが書いたピアノ曲を収録した1枚。ウクライナ民謡「ドゥムカ」の研究で知られるリセンコや、彼の弟子で教師としても名高いレヴツキーの他、ソ連とナチスの弾圧を受けたボルトキエヴィチ、レヴツキーと同世代で後期ロマン派の影響を強く受けたバルヴィンスキーとコセンコ、1940年代のジダーノフ批判を乗り越え交響曲の作曲家としても知られるリャトシンスキー、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻後、ベルリンへ避難し、活動の拠点を移し現在でも活動を続けているシルヴェストロフ。収録作品は1877年から2005年までに作曲されており、ソ連時代は「ロシア人」として認識されてきた彼らの豊かな創造性を改めて感じることができるでしょう。演奏するマーガレット・フィンガーハットはウクライナ出身の祖父を持ち、現在はロンドンを中心に活動するピアニスト。慈善事業にも熱心に取り組んでおり、このアルバムの売り上げの一部も「British-Ukrainian Aid」に寄付され、ウクライナの医療支援の資金として活用されます。(2025/04/25 発売)
| レーベル名 | :SOMM Recordings |
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| カタログ番号 | :SOMMCD0701 |
アイルランド出身の作曲家チャールズ・ウッドの没後100周年を記念した、全て世界初録音となる弦楽作品集です。王立音楽大学の第1期生としてスタンフォードらに学び、後にヴォーン・ウィリアムズらを育てた偉大な教育者としての顔も持つウッドは、自身も優れたヴィオラ奏者であり、早くから室内楽に才能を発揮しました。このアルバムには、作曲家としての個性が際立ち始めた第2番、アイルランド民謡の旋律やダンスのリズムを大胆に取り入れた第4番、そしてアイルランドの古い民俗音楽と歌の旋律による情緒豊かな変奏曲を収録。マデリーン・ミッチェル率いるロンドン・チェンバー・アンサンブルによる共感に満ちた演奏です。(2026/05/29 発売)
| レーベル名 | :SOMM Recordings |
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| カタログ番号 | :SOMMCD0723 |
イギリスを代表するテノールの一人、ジェイムズ・ギルクリストとピアニスト、ネイサン・ウィリアムソンによる「英国歌曲の100年」の最終巻となる第3集の登場。今作は1950年以降に書かれた作品に焦点が当てられています。今作に初めて登場するピアニストのウィリアムソン自身の連作歌曲を含む、ウールリッチ、プールの4作品が世界初録音。なかでもブライアン・ヘイザーの詩によるウィリアムソンの「かつては人であった小さなもの」は、すでに遺灰となってしまった登場人物の目を通して歌われる奇妙な歌で、ウィリアムソンがこのアルバムとギルクリストのために書いた特別な作品です。他にはドリングのドラマティックな「ベッチェマンの歌」やディキンソンの「W.H.オーデンの詩による4つの歌曲」などを収録。詩と音楽の表現度の深さに驚かされる1枚と言えそうです。(2022/03/11 発売)
| レーベル名 | :SOMM Recordings |
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| カタログ番号 | :SOMMCD0646 |