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アメリカン・クラシックス

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    ダニエルプール:孤独の歌/戦争の歌/素晴らしい都市に向けて(ハンプソン/ナッシュヴィル響/ゲレーロ)

    幾度季節が巡ろうとも、人々の記憶から失われることのない事項の一つに「9.11」があります。ニューヨークで活躍する現代作曲家ダニエルプール(1956-)は、自作の「アメリカン・レクイエム」の初演のために、9月11日の朝、演奏会場であるピークスキルの"コープランド・ハウス=コープランドが所有していた家"でスコアのチェックを行っていました。その時マンハッタンの出版社から電話が来て、同時多発テ口の勃発を知ったダニエルプールは、その事件と「アメリ力ン・レクイエム」との関連性に震憾したのです。もともと「アメリカン・レクイエム」は20世紀を通じて異なる戦争で戦った60人以上の退役軍人たちのインタビューから生まれた作品であり、ソリストには卜ーマス・ハンプソンが起用されていました。そこでダニエルプールは、今度は9.11を含む、世界中で起きる悲惨な戦いの犠牲者たちのために、同じく卜ーマス・ハンプソンが歌うことを想定した2つの新たな歌曲集を創り上げました。一つはウィリアム・バ卜ラー・イェーツの詩を用いた「孤独の歌」、もう一つはウォル卜・ホイッ卜マンの詩を用いた「戦争の歌」です。そして、1992年に作曲された「素晴らしい都市に向けて」はまだその事件を知らなかったニューヨークの肖像画です。(2016/10/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559792

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    ドアティ:ヘミングウェイの物語/アメリカン・ゴシック/ワンス・アポン・ア・キャッスル(ベイリー/ジェイコブス/ナッシュヴィル響/ゲレーロ)

    グラミー賞を受賞した現代アメリカの作曲家ドアティ(1954-)の最新作は、どれも20世紀を象徴するアメリカ文化からインスパイアされたもの。文豪ヘミングウェイの名前をタイトルに掲げた4部作は「チェロ協奏曲」の形式を持ち、チェロと管弦楽との対話によって、そのストーリーを象徴的に描いています。いずれも原作は1950年周辺に書かれたおなじみの作品ですが、不屈の精神と不変の愛は、永遠に語り継がれるべき内容であり、ドアティもこれを音楽で巧みに表現しています。アイオワ管弦楽団から委嘱された「アメリカン・ゴシック」は、ドアティの父ウィリス(1929-2011)と、彼自身の子供時代の思い出が反映された作品で、故郷であるシーダー・ラピッズの風景が目に浮かぶような鮮やかな音楽です。「いつか城で」はドアティが愛するカリフォルニアのハースト・キャッスルと、そこに続く太平洋沿岸のハイウェイの風景などが描かれた、まるで映画音楽のような壮大な響きを持つ作品。初演は2003年ですが、ここで録音された改訂版は世界初録音となります。(2016/09/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559798

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    コープランド:バレエ音楽「アパラチアの春」/バレエ音楽「聞け!汝ら!」(デトロイト響/スラットキン)

    コープランド(1900-1990)の珍しいバレエ「聞け!汝ら!」。この作品は、才能ある女性ダンサー、ルース・ページ(1899-1991)のために書かれました。ルース・ページは1925年にアメリカ人ダンサーとして初めてディアギレフのバレエ・リュスで踊り、コープランドを含めた当時のアメリカの作曲家たちは、彼女のために競って曲を書くなど、20世紀アメリカのバレエ・ダンスの発展に寄与した人です。「聞け!汝ら!」は地元のナイトクラブで発生した殺人事件を裁く法廷を舞台とした奇妙なお話で、目撃者はホステス、ウェイター、その時店にいた新婚夫婦。各々の食い違う証言から犯人を導き出すまでがバレエで描かれていきます。同時収録の「アパラチアの春」はコープランドの最も有名な作品の一つ。1800年代のペンシルベニア州で、アメリカ開拓民達が新しいファームハウスを建てた後の春の祝典を描写したバレエで、タイトルはストーリーに直接の関係がないことでも知られているユニークな作品でもあります。(2016/09/21 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559806

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    プッツ:交響曲第2番/フルート協奏曲(ウォーカー/ピーボディ響/オルソップ)

    2012年、ピューリッツァー賞を受賞した現代アメリカの作曲家ケヴィン・プッツ(1972-)の作品集。あの「9.11」に触発されて書かれた交響曲第2番は、疑うことを知らない至福の時から暴力的な時へと激変する状況をトレースして行きます。最後に仄かな希望が見えるところが救いです。ミシシッピ川の流れを模した「河の早瀬」はセントルイス交響楽団からの125周年記念委嘱作品で、透明な響きと流れの描写が見事な作品です。モーツァルトのピアノ協奏曲のモティーフが用いられた「フルート協奏曲」はオルソップのために書かれた各楽器の自由な対話と感傷的なメロディが魅力的な曲。初演時はオルソップが負傷していたため他の指揮者が指揮しましたが、今回はオルソップも万全の体調でこの録音に臨み、素晴らしい演奏が記録されました。 ※日本語帯なし(2016/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559794

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    ルイス:4つの歌曲(ニューヨーク・ヴィルトゥオーゾ・シンガーズ・クァルテット/エイブラハム/ナルッキ/ルイス)

    サンフランシスコに拠点を置く作曲家ルイス(1953-)のユニークな歌曲集。彼の深い表現力を見せつけるかのような音楽は世界中から需要があり、数多くのオーケストラ、室内アンサンブル、ソリストから作品を委嘱されています。このアルバムには4つの歌曲集が収録されており、そのどれもがユニークな光を放っています。「純真な心はどこに」は彼の親友の詩人、ロバート・スンドの詩に基づく歌曲集で、もともとはメゾ・ソプラノと室内オーケストラのために書かれた曲ですが、ここではピアノと歌のデュオに作り替えたものが歌われます。「変わる光」はもともと24人の歌手とマリンバ、弦楽四重奏のための作品。ここでは更に切り詰めた編成で歌われます。自身の詩による「5つの愛のモテット」は最近の作品。「イシュ川による3つの歌」はシアトルのインティ劇場の委嘱作。ギターとソプラノによるシンプルでユニークな歌曲です。 ※日本語帯なし(2016/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559815

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    ケージ:2種の鍵盤楽器のための作品集 3 (ペストヴァ/メイエ)

    20世紀に活躍した作曲家の中でも、最も特異な存在であるジョン・ケージ(1912-1992)。彼の思想は全ての前衛芸術に影響を与え、「4分33秒」などの作品では音楽の定義も極限まで広げることになったのです。この「2種の鍵盤楽器のための作品集」シリーズを締めくくる第3集、収録作品は"不確実性"を具現化した「冬の音楽」、グバイドゥーリナに触発されたケージにおけるナンバー・ピース「Two2」、ケージの良きパートナーであったマース・カニンガムのダンスのために書かれた最初期の作品「エクスペリエンス」(驚くほどに旋律的!)の3曲です。どの曲からもケージの特徴が強く滲み出ており、この作曲家の片鱗を知るにふさわしい1枚となっています。※日本語帯付き(2016/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559728

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    コリリアーノ:交響曲第1番/トーク:ブライト・ブルー・ミュージック/コープランド:バレエ組曲「アパラチアの春」(ナショナル・オーケストラ・インスティテュート・フィル/ミラー)

    近現代アメリカの3人の作曲家をフィーチャーした作品集。演奏している「ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック」は、毎年6月にメリーランド大学で開催するコンサートのために、世界中から厳しいオーディションを経て集められた音楽家たちのアンサンブルです。亡き友人たちの思い出のために書かれたというコリリアーノの交響曲第1番は、怒りと不満の感情の炸裂でありながらも、遠くから聞こえてくる「アルベニスのタンゴ」(これは友人の一人のお気に入りだった曲)が絶妙な雰囲気を醸し出すというユニークな第1楽章で始まります。タイトル通りの明るさを持つマイケル・トークの「明るく青い音楽」、そして良く知られる「アパラチアの春」と、いかにも20世紀のアメリカという感じを表している1枚です。(2016/07/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559782

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    ボウルズ:ピアノ作品全集 2 (インヴェンシア・ピアノ・デュオ)

    アメリカの小説家、作曲家ポール・ボウルズ(1910-1999)のピアノ作品集第2集。前作の第1集(8.559786)と同様に、ここでもユニークな作品が並びます。彼は人生の大半をモロッコのタンジールで過ごし、この地での経験を元にした長編小説で人気を博しました。とりわけ最初に書いた「極地の空」はベストセラーを記録、こちらは映画「シェルタリング・スカイ」の原作になり一層知られるようになりました。その上、彼はモロッコの伝承物語の英訳にも力を注いでいますし、またアフリカの民俗音楽の研究家でもありました。。そんな彼の音楽は、時にはシリアス、時にはジャズやラテンの雰囲気を持つ興味深いものばかりなのですが、残念なことに作品の管理がきちんとできておらず、その作品の多くは失われてしまい、また忘れ去られてしまったのです。しかし研究家アイリーン・ハーマンのおかげで、残された作品のほとんどを探し出すことに成功、ようやくCD2枚分の音楽が日の目を見ることになりました。もちろん初録音も多数含まれる貴重な作品集です。(2016/06/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559787

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    トンプソン:レクイエム(フィラデルフィア・シンガーズ/ヘイズ)

    ランダル・トンプソン(1899-1984)はアメリカの合唱作曲家ですが、アメリカ国内でもよほどの合唱好きでない限り、その名を知っている人はいません。ニューヨークで生まれ、ハーバード大学を卒業、ウェルズリー大学で音楽科の助教授を務めながら合唱指揮者になり、幾つかの大学で後進の指導にあたりました。なかでもハーバード大学で教えていたときの弟子の一人がレナード・バーンスタインであったことは、彼のキャリアの中でも大切な出来事でした。その生涯に数多くの合唱曲を遺しましたが、彼がこの世を去って30年以上を経ても、その中で歌われるのは1941年に作曲された「ハレルヤ」(クーセヴィッツキーからの委嘱作品)のみ、というのはちょっと残念なことかもしれません。この「レクイエム」は彼の個人的な体験・・・親しい友人や同僚を亡くす・・・に起因して書かれたもので、アカペラの二重合唱による5つの場面で構成された全曲は非常に劇的であり、合唱のグループの一つは常に「愛する人の喪失を嘆く会葬者」、もう一つのグループは「会葬者を慰め、現実に戻るように説得する視点」で歌っていくように書かれています。曲自体は調性感を持ち、時には壮麗なフーガを形成、「死者の安息を祈る」という通常のレクイエムの概念とは異なる作品です。(2016/06/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559789

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    タワー:弦楽四重奏曲第3番 - 第5番/ダンバートン五重奏曲(ダエダルス弦楽四重奏団/マイアミ弦楽四重奏団/マクミラン)

    アメリカの現代作曲家ジョーン・タワー(1938-)の作品集です。彼女は武満徹やブーレーズなど錚々たる作曲家が名を連ねる「グロマイヤー賞」を獲得した最初の女性として(作曲部門)世界中で高く評価されています。もともと優れたピアニストである彼女は、最近とりわけ室内楽作品に力を入れています。このアルバムに収録された4つの作品はそれぞれ、色々な団体からの委嘱作ですが、どの作品にも彼女の思い入れが存分に込められています。第5番の弦楽四重奏のタイトルである「ホワイト・ウォーター」は、水というものがどれほど人に影響を与えているかをグリッサンドで表現しているのだそうです。第3番の「白熱」は、曲の内部から熱を発するようにという意味があります。第4番「天使」には彼女の弟が病に倒れた時の、周囲への感謝が込められています。最後の「ダンバートン五重奏」には、タイトルの通りダンバートン・オークス財団からの委嘱作です。どの曲も様々なアイデアが集積された興味深いものとなっています。(2016/05/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559795