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アメリカン・クラシックス

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    ハンソン:交響曲全集 4 - 交響曲第4番、第5番/悲歌/ディエス・ナタリス I (シアトル響/シュワルツ)

    アメリカ音楽界に確固たる地位を築き、作品も評価され、順風満帆の人生を歩んでいたハンソンですが、1943年の父の死にはかなりのショックを受けたようです。その苦悩を乗り越えて書き上げられたのが、この交響曲第4番「レクイエム」。もともと抒情的な彼の作風ですが、ここでは一層ロマン主義に回帰し、深い精神性に満ちた曲を描きだしました。第2楽章以外はレクイエムの典礼文を用いた感動的なもので、交響曲というよりもカンタータとしての色合いが強くなっています。彼はこの作品でピューリッツァー賞も獲得しています。第5番は単一楽章の交響曲で、タイトル通り神聖な雰囲気を醸し出しています。彼が世に出るきっかけとなったクーセヴィツキーのために書かれたエレジーも、深い悲しみを湛えた一遍の叙事詩です。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559703

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    ハンソン:交響曲全集 5 - 交響曲第6番、第7番/ルーメン・イン・クリスト(シアトル響/合唱団/シュワルツ)

    「アメリカのロマンティスト」ハワード・ハンソンの最後の2つの交響曲は、彼の作曲のキャリアにふさわしい結論を提示するかのようです。第6番はニューヨーク・フィルの創立185周年のシーズンを記念して委嘱された作品で、レナード・バーンスタインに捧げられています。印象的な3つの音によるモティーフが全曲を支配するロマンティックな作品で、第2楽章の冒頭のスネアドラムは新しい時代の到来を予感させる胸躍る音楽です。ナザレ大学からの委嘱作である「キリストの光」は、ハイドンとヘンデルの主題による変奏曲を書いて欲しいと依頼されたものですが、ハンソンは聖書から「光」についてのテキストを選ぶという独自の作品で応えました。第7番は実質カンタータとも言える美しく印象的な曲。81歳の作品ですが、創作意欲は全く衰えることなく、美しいメロディが次から次へと溢れ出す壮大さが魅力です。時代遅れと評される事も多かった作曲家ですが、自らの作風を貫いた姿勢は天晴というほかありません。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559704

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    モラヴェック:ユーズフル・ナレッジ - フランクリン・ファンタジー/ヴィータ・ブレヴィス/キャラクタリスティスク(バートン/マリガン/スカルターラ/トリオ・ソリスティ)

    このアルバムのジャケットに使われている肖像画は、作曲家モラベックのものではありません。学者でもあり、政治家としても知られるベンジャミン・フランクリンその人を描いたもので、タイトルの「有用な知識」も、フランクリンの言葉からの引用です。作曲者モラベックによると、このアルバムに収録されているのは「音楽の肖像」ともいうべき作品であり、歌曲集「人生は短し」はジェームズ・エッジの詩による“ゆがんだ子守歌”に始まる、一人の人間の誕生から死までを描いたもの。「特性」はピアノ独奏による、モラベックの友人たちの肖像画、そして表題作「有用な知識」は前述の通り、フランクリンのテキストを短縮、拡大して用いた音楽的賛辞です。ピューリッツァー賞を受賞するほどの頭の良い人が考えることは、やはり突き抜けています。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559698

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    スーザ:吹奏楽のための作品集 10 (王立ノルウェー海軍バンド/ブライオン)

    「マーチ王」ジョン・フィリップ・スーザの作品集、第10集です。今回のアルバムにも胸躍る行進曲など、たくさんの名曲が収録されています。中でも珍しいのがトラック13のユモレスクです。この曲はP.D.Q.バッハの作品にも匹敵するほどのユーモアにあふれたもの。ミュージカルのスタンダード・ナンバーで知られるジェローム・カーンのヒット曲のもじりで、T型フォードを酩酊状態で運転すること(ダメですよ)についての作品とのことで、曲は様々な楽器で演奏されます。「温室に住む人々」はいろいろなアルコール飲料についての音楽。聴いているだけで幸せな気分になれそうな組曲です。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559397

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    ラーセン:ロデオ・クイーン・オブ・ヘブン/リーウェン:ガルフストリーム/シッケル:四重奏曲/コープランド:六重奏曲(エンヘイク)

    現代アメリカの4つの室内楽作品を集めた小粋な1枚です。最初のラーセンの曲は「マドンナと銃」という絵画からインスピレーションを受けたもので、まさに暴れ馬を連想させるようなパワーある音楽です。2曲目はリーウェンの作品。タイトルの「ガルフストリーム」とはメキシコ湾流の意味。カリブ海からメキシコ湾に入り、フロリダ海峡を通って大西洋に流出するという複雑な流れをとります。地球温暖化の一端をも担っているといわれる極めてスリリングな海流で、音楽も負けずに劇的です。シックリーの四重奏曲は、ちょっぴり憂鬱なフォーク・ミュージックであり、コープランドの六重奏曲は、生命力溢れる元気のよい作品です。この上なく刺激的で、どことなく懐かしい・・・そんな音楽を聴きたい方にぴったりです。(2012/01/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559692

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    ハンソン:交響曲全集 3 - 交響曲第3番/組曲「メリー・マウント」(シアトル響/シュワルツ)

    数多いアメリカ音楽の中でも、最も重要な位置を占めるハンソンの交響曲シリーズ。今回は第3番をお届けいたします。この曲は1936年から1938年に書かれた作品で、ハンソン特有の「北欧らしさ」も存分に備えた美しくも雄大な風情を持っています。4楽章の定型で書かれていて、もちろんアメリカの自由な空気感も感じられ、冒頭からわくわくするような(まるでシベリウス?)響きが感動を呼びます。曲がアジタート(激しく)に転じてからは一層ドラマティックになり、のどかな第2楽章では深呼吸したくなるほとの美しさを感じられるでしょう。もう1曲は、自身のオペラから編曲した「メリー・マウント」組曲です。悲劇的な内容を持つ作品で、音楽も極めて雄弁。難解さを配した活力漲る作品です。(2012/01/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559702

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    ハンソン:交響曲全集 2 - 交響曲第2番/ルクス・エテルナ/モザイク(シアトル響/シュワルツ)

    第1集(8.559700)を聴いてもわかるように、ハンソンはアメリカの作曲家とは言え、その根底にはまるで「シベリウスの血」が流れているかのようです。この第2番の交響曲は彼の最も有名な作品ですが、ここでもその傾倒ぶりがよくわかります。冒頭の抒情的な弦の扱いや、独特の和声、そしてホルンのファンファーレ。これらはまさに北欧由来の音楽と言っても過言ではありません。しかし、聴き進めるにつれて、もっともっと現代的で広がりのある世界に包みこまれていく快感を味わえるのがハンソンを聴く楽しみなのかもしれません。「ルクス・エテルナ」ではパレストリーナへの関心が伺われます。1957年に作曲された「モザイク」は、指揮者ジョージ・セルのために書かれたもので、ハンソンが愛した変奏曲形式が用いられています。全編重厚な弦の響きに覆われた豊かな音楽です。(2011/12/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559701

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    ハンソン:交響曲全集 1 - 交響曲第1番/ベオウルフの哀歌(シアトル響/合唱団/シュワルツ)

    ハワード・ハンソンはアメリカの作曲家、指揮者です。保守的な作風で知られ、とりわけ北欧文化を好んで題材にするため「アメリカのシベリウス」と呼ばれることもあります。彼は25歳の時に、交響詩「夜明け前」を作曲、この曲がアメリカ・ローマ賞を受賞したことで、イタリアに留学するという栄誉を受けました。その時にレスピーギにも管弦楽法を学び、その時に作曲されたのが、この第1番の交響曲と「ベオウルフの哀歌」を含む一連の作品でした。交響曲第1番「ノルディック」はまさにシベリウスの作風を継承したものであり、穏やかさと勇壮さを兼ね備えています。また「ベオウルフ」とは、イギリスの長編詩に登場する英雄の名で、ハンソンは緊張感溢れる見事な音楽を付けています。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559700

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    ヘルプス:ピアノを伴う室内楽作品集 - ピアノ三重奏曲/ピアノ四重奏曲/五重奏曲/二重奏曲(ヘルプス/アトス三重奏団/シュペクトラム・コンチェルト・ベルリン)

    アメリカの作曲家、ピアニスト、ロバート・ヘルプス。この2枚組では彼の作品とピアノ演奏の両面を味わえます。コロンビア大学からカリフォルニア大学に転学し、卒業後ジュリアード音楽院ピアノ科でも学んだヘルプスは、1950年代から作曲家として注目され、多くの作品を書き始めます。なかでもピアノを使った作品に重きを置き、2つの協奏曲を始め、室内楽や独奏曲を作曲しています。彼の作品は独特の叙情性を帯び、また無調と調性音楽の橋渡しをするものとしても評価されています。CD2の7-13は彼のベルリンでのコンサートを収録したもので、これを聴くと、彼がなかなか腕の立つピアニストであり、曲の解釈にも一工夫あったことがわかるというものです。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559696-97

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    シュワントナー:打楽器協奏曲/モーニングズ・エンブレイス/チェイシング・ライト…(ラム/ナッシュヴィル響/ゲレーロ)

    【※2012年グラミー賞 クラシック部門 最優秀ソリスト賞 受賞アルバム※】ピューリッツァー賞を受賞したこともある、アメリカ合衆国の作曲家シュワントナー。彼の名前は主に吹奏楽の分野で知られています。とりわけ「・・・そしてどこにも山の姿はない」は彼の代表作であり、日本でもしばしば演奏されています。彼はさまざまな分野から影響を受けた多くの作品を書き、それらはとても雄弁で強烈な色彩を放っています。このアルバムに収録された3つの作品、ニューヨーク・フィルハーモニック創立150周年のために書かれた、強烈な音響を持つ「パーカッション協奏曲」と、ワシントン・ナショナル交響楽団75周年を記念して書かれた「朝の抱擁」、そしてソローの「ウォールデン-森の生活」からインスピレーションを受けた「光を追いながら」は、どれも彼の作風を端的に表すものとして評価されることでしょう。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559678