~唯一の道を歩む尾関友徳が示すピアノ哲学。録音から編集までのすべてを自身で監修した異色のアルバム。~
ピアニスト・尾関友徳の自主レーベルによる第1弾アルバム!アーティスト自らのプロデュース・録音による、C.P.E.バッハとベートーヴェン3作をお愉しみください。
■尾関友徳/Tomonori OZEKI
1988年岐阜県可児出身。
菊里高等学校音楽科・東京音楽大学を卒業の後、2010年にフランスへと留学し、パリエコールノルマル・パリ地方音楽院にて研鑽を積む。その後2013年よりベルギーのブリュッセル王立音楽院(CRB)修士課程へと進み、優秀賞付きで同課程を卒業する。
2015年からはブリュッセル王立音楽院(KCB)に籍を置いて古楽的なアプローチを学び、バロック・古典時代から息づく伝統の奏法をモダン演奏に活かす研究を続けた。
現在は日本国内のみならず、海外でのソロリサイタルを毎年開催しており好評を博している。また、仏語レッスン通訳としての活躍や、録音技師として演奏会やコンクールの記録を担当する事を通して、クラシック音楽の普及と発展に貢献している。
これまでに、在ベルギー日本大使館の大使公邸にて招待演奏をする他、マラガ国際音楽祭やニース国際音楽祭等、多くの国際音楽祭に参加しコンサートを行っている。室内楽においても、ベルギーラジオ局RTBF主催のMusiq 3音楽フェスティバルへの参加をはじめ、多数の演奏を引き受けている。
ピート・クイケン、ヨハン・シュミット、ビリー・エイディ、森本恵美子、寿明義和、各氏に師事。
■Khaggavisana レーベル
ピアニスト・尾関友徳の個人レーベル。
最も古い仏教経典であるスッタニパータ。この第一”蛇の章” 第三番『犀の角』(Khaggavisana)より引用。
世の雑事に惑わされることなく、ただ一心に音楽を求める。
貪ることなく、詐ることなく、渇望することなく、見せかけで覆うことなく、濁りと迷妄を除き去り、全世界において妄執のないものとなって、犀の角のようにただ独り歩め。(中村元訳/岩波文庫 ブッダのことばより p.20 五六 )