~初版から150年の時を経て世界初録音 チェロが歌い上げるオペラ・ファンタジーの世界~
チェロのパガニーニと呼ばれたセルヴェは、オペラの旋律を使ったヴィルトーゾ・ファンタジーを数多く作曲しました。彼の演奏はストラディヴァリで朗々と歌わせ、高い技術で驚かせるだけでなく、優雅でうっとりさせるスタイルだったそうで、ベルリオーズも絶賛しています。1842年3月28日のウィーンフィルの創立記念演奏会でソリストを務めた事や、生まれ故郷の教会広場に8メートルもある像が聳え立っている事から、当時の人々からの尊敬の大きさを伺い知る事ができます。