ショパン, フレデリック(1810-1849)
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ショパンの全作品の中でも彼の“祖国愛”が最も強く表出されているのが、このポーランドの民族舞曲から生まれたマズルカ集です。作品番号があるものが49曲(うち1曲は未完)、番号なしが9曲、ショパンのほぼ生涯を通じて書かれたこれらの作品は、斬新な転調や和声など、彼の作品の中でもとりわけ実験的な要素が高いものです。演奏する際は「3拍子の2拍目、もしくは3拍目を強調する」と言う独特な奏法が必要で、同じ3拍子でもウィンナ・ワルツとは全く違う雰囲気が醸しだされます。アメリカのピアニスト、ランジェルはバッハ、ベートーヴェン作品の演奏で知られる人。1990年代に手の故障で一時活動を中断していましたが、その7年後に復帰。リハビリの間に心酔したというショパンの作品には、強い思い入れを持っており、このマズルカ全曲でも、メロディラインの歌わせ方や、緊迫したリズムの強調と言った彼ならではの表現を追及した個性的な演奏を聴くことができます。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :Steinway and Sons |
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カタログ番号 | :Steinway30071 |
ここでピアノを演奏するジョアン・ピアース・マーティンはロサンゼルス・フィルの首席ピアノ奏者であり、ジョン・アダムスの60歳の誕生記念に「チャイナ・ゲイツ」をパフォーマンス込みで演奏し話題を呼ぶなど、なかなか刺激的な活動を行い、また、アメリカ、ヨーロッパの多くのオーケストラに定期的に客演を行う実力派です。このアルバムは激しいショパンの後に優しいモーツァルトが置かれるなど、選曲からピアニストの個性がかなり強くでており、一連の物語として聞くものありと思わせる1枚です。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Yarlung Records |
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カタログ番号 | :YAR79580 |
【アンナ・フェドロヴァ、ダナ・ゼムツォフ、そしてその父親たちの4人で巡る、自分たちのルーツ】メキシコ・シティ生まれ、ロシアにルーツを持つヴィオリストのダナ・ゼムツォフ。ウクライナに生まれ現在はオランダを中心に活動するピアニスト、アンナ・フェドロヴァ。その父親たちもそれぞれヴィオラとピアノの名手です。今回はそんな4人が集い、彼らのルーツにまつわる音楽を奏でるアルバムを作成しました。フェドロヴァの父ボリス・フェドロフは教育者、作曲家としても活躍しており、冒頭では彼が郷愁を込めて書き下ろした新曲を娘たち2人が演奏。続いてはダナ・ゼムツォフの父ミハイルの父親(ダナの祖父)で、ロシアで活躍した作曲家イェフゲニーの作品をミハイルとアンナ・フェドロヴァが演奏というように、4人で様々な組み合わせでのパフォーマンスを聴かせてくれます。最後は4人全員にダブルベースを加えて、ミハイルによるタンゴを演奏。彼らの親しさやそれぞれのルーツに対する慈しみが伝わる、暖かいアルバムです。(2023/11/10 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
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カタログ番号 | :CCS44523 |
存命中より多くのピアニストたちに愛され、手がけられて来たショパンの作品ですが、そのロマンティックな人生にイメージを重ねられるのでしょうか、甘美で弱々しく、センチメンタルな弾き方をする演奏家が多かったといいます。その悪癖を排除すべく、作品に潜む古典的な堅固さ、クールな美しさに着目したのがルービンシュタインでした。今日のショパンの解釈に先鞭をつけた、いわば王道の解釈を具現化したともいえる彼の演奏ですが、そのもっとも早い録音の一つである30年代・旧盤の復刻です。(2001/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110659-60 |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550356 |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550357 |
ショパンの最大公約数的イメージの一つに「夢見るように甘美でロマンティック」というものがあります。そして実際、彼はそのような傾向を持つ音楽を数多く作曲しましたが、夜想曲こそがその筆頭ともいうべき分野でしょう。テンポはゆったりで、左手の単純な伴奏音型に対し装飾音たっぷりの右手を対置させるという、シンプルかつ奥の深い書法によって、打鍵後に音は減衰するという楽器の宿命を越え、ピアノが見事なまでに豊かな歌を獲得している様は、ショパンの面目躍如です。夜想曲の代名詞ともいえるほどポピュラーな第2番、アンコールによく用いられる第20番をはじめとする名旋律の数々をお楽しみ下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554531 |
初期においてはシンプルな書法の多かったショパンの夜想曲も、作曲者自身の円熟に伴い徐々に凝った書法を見せるようになり、ピアノにおける装飾的旋律書法の極致ともいえる状態に到達します。最後期の第17、18番といった作品における、光と影を交錯させながら奏されるアラベスク風装飾音の夢幻の美しさ、あるいは第16番における絶妙としかいいようのない、右手の2声同時進行旋律+左手の伴奏1声の絡み合いには、思わずため息が漏れてしまいそうです。またコラール風の静謐な部分と、熱く悲愴味溢れる旋律が勇壮に歌い上げるクライマックスを持つ人気作、第13番にも大変印象深いものがあります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554532 |