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父親が出版業を営んでいた事もあり、若い頃から音楽だけでなく、文学にも強い関心を抱いていたシューマン(1810-1856)でしたが、不思議なことに歌曲の作曲にはほとんど興味を示しませんでした。しかし、愛するクララと結婚が決まった時から、突然堰を切ったかのように歌曲を書き始めた彼、たった1年の間に「ミルテの花」や「詩人の恋」などを始めとした名作を次々と作曲するのです。歌曲の作曲に没頭していた彼はクララに手紙を書きました。「私はほとんど死にそうだよ。ああ、クララ。歌を書くことの至福を私は長い間逃していたようだ・・・。」そんなシューマンは、それ以降も事ある毎に美しい歌曲を書き続けました。そして、そんな珠玉の歌曲を歌うのは名歌手パウル・アルミン・エーデルマン(彼の父は偉大なるバス・バリトン歌手オットー・エーデルマンです)。シューマンのデリケートな感情を丁寧に紡ぎ出し、全てのフレーズに心が通った、きめ細やかな歌がここにあります。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5172 |
ロベルト・シューマンと彼を巡る人々たちの作品をピリオド楽器で演奏するというファン垂涎の1枚の登場。妻クララ、ヨーゼフ・ヨアヒム、そしてクララの異父兄バルギールと、興味深い取り合わせです。ここにブラームスの作品を入れれば、また違った味わいになるのでしょうが、「シューマンを巡る環」としてなら、これで完結させるのが一つのやり方なのでしょう。1731年製のストラディヴァリのクレモナの音色は、高雅さの中に甘さを備えたもので、時としてすすり泣くかのような表現力には、またモダンの楽器とは違った愛おしさがあります。名手クリストフ・ハンマーの奏でるフォルテピアノの美しい音色も、シャウマンの見事な演奏に華を添えます。また、CDには表記がありませんが、SACDハイブリッドの高音質盤です。シューマンの音楽の持つ暖かく湿った香り高い空気を、部屋いっぱいに放ってみたい1枚です。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5040 |
18世紀のイギリスの音楽家、チャールズ・バーニーが1773年に出版した紀行文によると、当時のヨーロッパの優れた音楽家のほとんどは、ボヘミアの人々で占められていたのだそうです。このアルバムには、それよりも後の19世紀から20世紀にに活躍した3人のチェコの音楽家たちの弦楽四重奏曲を収録することで、その伝統が受け継がれていく様子を解き明かしています。第1次大戦後のダダイズムの先鋒者であるシュルホフの少し人を食ったような作品、最近注目を浴びているヨーゼフ・スクの厳粛な曲、そしてチェコを代表するドヴォルザークのチェコ礼賛ともいえる大作である第13番弦楽四重奏曲と、どの曲にも溢れんばかりのチェコの素晴らしさが描かれているものです。演奏は新進気鋭のアンサンブル、シグナム弦楽四重奏団。悠然たる歌いまわしと、緊密な響きが持ち味です。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5257 |
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)はプラハの裕福な商人の息子として1894年に誕生。音楽の大切さを良く知っていた彼の母は、幼い彼のためにヨーロッパ中から有名な教師を呼び寄せ、また、たくさんの演奏会に出かけ、その音楽的素養を育んだのでした。やがて、家族はライプツィヒに移り、14歳の彼はライプツィヒ音楽院に入学、レーガーに師事したことで彼は作曲にも興味を持つようになります。若きピアニスト、作曲家として活躍を始めた彼ですが、第1次世界大戦で従軍し、戦争への嫌悪感を募らせることになります。この頃からダダイズムに傾倒し、自身の音楽にも無力感や虚無感を漂わせることや、当時流行のジャズの形式を取り入れることで、その時代に対しての反感を示したのでした。ここで聞ける音楽も、その傾向は顕著であり、たとえばピアノ協奏曲は、印象派と後期ロマン派、そしてジャズ風のサウンドと激しいリズムが絶妙なバランスで同居している不思議な音楽として仕上がっています。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5197 |