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3人の世代を超えた女性作曲家による室内楽作品を収録したアルバム。2025年に没後150年を迎えるルイーズ・ファランクは、芸術家の家庭に生まれ、両親は女性が芸術的な職業に就くことを自然に受け入れていたため、彼女は優れた教育を受けることができました。15歳でアントン・ライヒャから作曲を学び、17歳でフルート奏者アリスティード・ファランクと結婚、夫は彼女の作曲活動を支援し、ヨーロッパ各地でツアーを行い作品を広めました。彼女のピアノ五重奏曲はフンメルから影響を受けたもので、巧みな作曲技法と繊細かつ憂鬱な主題が聴衆を魅了し、シューベルトの「ます」を思わせる完成度を誇る作品です。かたや、1858年生まれのメラニー・ボニス(ボニ)は作曲家として表立って活動することが困難でした。このピアノ四重奏曲変ロ長調は結婚や出産などの激動の時期に書かれたものです。陰鬱な第1楽章、浮遊感のある第2楽章、深い悲しみを漂わせた第3楽章が続き、情熱的なフィナーレで劇的に締めくくられています。1950年レニングラード生まれのエレナ・フィルソヴァは、ソフィア・グバイドゥーリナと並ぶ現代ロシアの主要な作曲家の一人。モスクワ音楽院で作曲を学び、作曲家ドミトリー・スミルノフと結婚。共に音楽界で重要なパートナーとして活躍し、彼女たちの指導者であるエディソン・デニソフの支援を受け、西側でも作品が演奏されるようになりました。フィルソヴァは音楽と愛を人生の究極の要素と捉えており、このピアノ四重奏曲第1番は2016年にオーストリアの室内楽コンサートシリーズ「Pforte」から委託され、大成功を収めました。金川真弓が参加していることも注目です。(2025/05/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555624-2 |
イタリア、マントヴァ出身の作曲家、カルロ・ファリーナ(1600頃-1639)は、ヴィオラ奏者であった父親から手ほどきを受け、サラモーネ・ロッシに師事。一時期ドレスデンの宮廷でハインリヒ・シュッツとともに働いていたことでも知られています。その後はボンの宮廷を経て、イタリアに戻り、各地で活動、ポーランドやウィーンにも出かけますが、ペストに罹り40歳になる前にこの世を去りました。ヴァイオリンの名手であった彼は、数々の演奏技法を開発し各地に広めたことでも知られています。このコンソート・ミュージック集は、彼がドレスデンに滞在していた時期に出版された5巻の舞曲集の中の第3巻に収録された舞曲集で、各楽器の妙技と洒落た感覚に溢れたユニークな響きを味わえます。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555034-2 |
オーストリアの作曲家レオ・ファルはオペレッタ全盛期に活躍、いくつかの正統派オペラも書いたものの、代表作は《かわいいアウグスティン》を始めとした一連のオペレッタです。cpoレーベルは2017年にこの《兄弟の争い》をリリースし、2018年は名作《ドルの女王》をリリースする予定があり、ファル作品の復興に力を注ぎます。この《兄弟の争い》はビーダーマイヤー(ウィーンの中流階級)の兄弟の争いを描いた作品で、オーストリア民謡「いとしい弟よ」が効果的に用いられており、甘く美しいメロディが盛りだくさん。1幕仕立ての肩の凝らない楽しい作品です。 (2017/07/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777796-2 |
オペレッタ黄金期を代表する作曲家の一人、レオ・ファルの知られざる喜歌劇「パロリ」です。この作品は、おともと「デニーゼ夫人」というタイトルが付されていました。18世紀後半のパリに近い都市に起こる恋愛物語で、少しだけ「フィガロ」を思わせるロココ調のストーリーは、オペラでもオペレッタでもない魅惑的な舞台です。この作品は初演後、たった10日で劇場のレパートリーから外されてしまいましたが、音楽出版社アレクサンダー・ヤーダースゾーンがこの作品を購入、それがきっかけでファルはアレクサンダーの息子でリストの高名な弟子、ザロモン・ヤーダースゾーンの娘ベルタと親しくなり、彼女と結婚。そして彼女のお気に入りだった「デニーゼ夫人」はファルの弟ジークフリートがピアノ版を作成し、新しいタイトル「パロリ」として1903年に出版されることとなります。そんな複雑な過程を経て生まれた作品です。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777899-2 |
ほとんど演奏される機会のない作品を精力的に取り上げるバード・イシュルのレハール音楽祭は、オペレッタ好きの聖地と言えるでしょう。レオ・ファル(1873-1925)はボヘミア出身で、オーストリアで活躍した作曲家です。オペレッタ黄金期を代表する最も有名な人として人気を博しました。この作品は彼の代表作の一つで、貧乏な農夫マテウスが息子に将来を託すも、立派になってしまった息子ステファンはその恩を忘れ、妹と妻の両親を巻きこんで父親をないがしろにしてします。しかし、ステファンの妻はそんなマテウスを大切に扱うので、他の人たちも心を入れ替え和解するという物語。よくある家庭騒動を美しいワルツに載せて聴かせる素晴らしい作品です。(2011/08/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777591-2 |
ベートーヴェンの"合唱"の歌詞で知られるドイツの戯曲作家フリードリヒ・フォン・シラー。彼が1803年に著した「メッシーナの花嫁」はいわゆるギリシャ悲劇風に書かれた戯曲で、舞台をシチリアのメッシーナに置き、先代大公の死後未亡人となった大公妃イザベラと、争いの絶えない2人の息子マヌエルとツェザールの心理的葛藤を描いたものです。一度は和解した兄弟でしたが、彼らは同じ少女に魅せられてしまったことで、話は混迷の一途を辿ります。そしてやがて明かされる真実…。この戯曲には、もともと合唱が付けられており、物語の背景などは合唱によって語られるようになっていますが、フィビヒ(1850-1900)はこれを上手く取り入れながら3幕のオペラに仕立て上げました。1884年の初演時には聴衆の理解は得られたものの、批評家たちから「ワーグナーに似ている」と批判され、その後はプラハで細々と上演されていたのみでしたが、今回マグデブルク劇場によってドイツでの初演が敢行されたというものです。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777981-2 |