Home > CD & DVD > Labels > CPO
レーベル別検索
Search results:1582 件 見つかりました。
ベートーヴェンの"合唱"の歌詞で知られるドイツの戯曲作家フリードリヒ・フォン・シラー。彼が1803年に著した「メッシーナの花嫁」はいわゆるギリシャ悲劇風に書かれた戯曲で、舞台をシチリアのメッシーナに置き、先代大公の死後未亡人となった大公妃イザベラと、争いの絶えない2人の息子マヌエルとツェザールの心理的葛藤を描いたものです。一度は和解した兄弟でしたが、彼らは同じ少女に魅せられてしまったことで、話は混迷の一途を辿ります。そしてやがて明かされる真実…。この戯曲には、もともと合唱が付けられており、物語の背景などは合唱によって語られるようになっていますが、フィビヒ(1850-1900)はこれを上手く取り入れながら3幕のオペラに仕立て上げました。1884年の初演時には聴衆の理解は得られたものの、批評家たちから「ワーグナーに似ている」と批判され、その後はプラハで細々と上演されていたのみでしたが、今回マグデブルク劇場によってドイツでの初演が敢行されたというものです。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777981-2 |
15世紀から16世紀にかけて、ポーランドのワルシャワ王国宮廷楽団員を務め、後に楽長に昇進したとされるドイツ生まれの作曲家、ハインリヒ・フィンク(1444/45-1527)の宗教作品集。彼の出生については、あまり分かっていませんが、作品に関しては、彼の甥の息子であるヘルマン・フィンクが出版した「Practica Musica」をはじめとした様々な曲集に掲載されており、その足跡を辿ることが可能です。1480年代からその名声が知れ渡り、前述の通りポーランドで活躍、一旦はハンガリーの宮廷で職を得るも、またポーランドに戻り、1509年、ヴュルテンベルクのウルリク伯の誘いでシュトゥットガルトに赴くまでこの地で活動を行います。シュトゥットガルトでも宮廷楽長を務め、ウルリク伯から高額な年俸を受け取ったとされています。このアンサンブルは1514年に解散され、その後はウィーンに移り、亡くなるまでこの地で活動していました。フィンクは数多くの声楽曲を残しましたが、このアルバムでは「聖母マリアの被昇天のための素晴らしきミサ」を中心に、2曲のモテットとマニフィカート、そして2曲の世俗歌曲を聴くことができます。世俗歌曲では彼の知られざる側面を知ることができるでしょう。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555066-2 |
スイス出身の作曲家ハンス・フーバーのピアノ五重奏曲。音楽愛好家の両親の下に生まれ、早くから才能を発揮、10代の終わりにライプツィヒ音楽院に入学し、カール・ライネッケに師事しました。帰国後はバーゼルで音楽を教え、37歳の時にバーゼル音楽院の教授に就任。やがて院長となり数多くの弟子を育てました。彼の作品には親交のあったブラームスやサン=サーンスの影響が感じられます。このアルバムには後期に書かれた2曲のピアノ五重奏曲を収録。独奏ヴァイオリンが導くフーガで幕を開ける第1番は全体に劇的で、まさにブラームスを思わせますが、弦楽器のピッツィカートとピアノのアルペッジョではじまる第2番は各楽章にストーリー性が与えられたシューマン風の作品。この対照的な2作をオリヴァー・トリンドルのピアノとカルミナ四重奏団が丁寧に演奏しています。(2024/07/12 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555569-2 |
デンマークからの「プーランク」をお届けいたします。プーランクと言えば、まさに「フランスのエスプリ」を具現化した作曲家であり、その作品は常にお洒落で小粋。輝かしさに溢れています。と、同時に彼の作品に見え隠れする、深刻さと陰鬱さは、曲に深い陰影を与え、その明と暗の両面で聴き手を翻弄します。このアルバムではデンマークの若く意欲的なアンサンブル「ミッドヴェスト」による理想的なプーランクをお聞きいただけます。このアンサンブルは2002年に11人の音楽家によって結成され、多くの賞を受賞しています。様々な楽器の組み合わせが可能で、大抵の室内楽曲を演奏することが可能な柔軟性を持っています。高い芸術性と遊び心を併せもった期待のアンサンブルです。(2012/09/12 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777711-2 |
ナポリの作曲家フェオはその生涯をナポリで過ごし、また働きました。彼の最も成功した作品は1734年に書かれた「聖フランチェスコ・ディ・サレ」でしょう。これらはザクセンのポーランド貴族の宮廷で演奏されました。通常のナポリの教会音楽ではキリエとグローリアのみが演奏されていて、そこに何か付けくわえても、単なる付属物にしか成り得ませんでした。しかし、彼のおかげで人々は新しいスタイルのミサを初めて聴くことができたのでした。(2009/03/18 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777333-2 |
フリードリヒ・フェスカは、すでに七重奏曲がリリースされているアレクサンダー・フェスカの父で、カッセルやカールスルーエなどで活躍した人です。交響曲第2番はベートーヴェンの第2番をお手本にしているようで、特に冒頭のトゥッティの強奏とそれに続く木管のフレーズはそっくりです。第3番はより大きさと力強さが感じられ、終楽章には「運命」のモティーフが出てきます。両曲ともスケルツォが優れており、ベートーヴェン的な迫力ある音楽が展開します。「カンテミレ」は2曲あるフェスカのオペラの一つで、「フィデリオ」に似た救出劇です。序曲はウェーバー風なロマン湧き立つドラマティックなもので、音楽的には交響曲よりもむしろこちらの方が聴き応えがあります。(2003/09/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :999869-2 |
アレクサンダー・フェスカは、音楽家の父フリードリヒ・エルンスト・フェスカの息子として1820年に生まれました。彼が6歳の時に、父が39歳の若さで亡くなりましたが、彼の才能は開花し、11歳で初めて行った公演で才能を認められ、音楽奨学金を受けてさらなる教育を受けました。1837年には、ヴァイオリニストのアンリ・ヴュータンとの共演で注目を集め、以降も歌劇やピアノ三重奏曲を発表しましたが、演奏旅行中のブラウンシュヴァイクで健康を損ねてしまい、28歳でこの世を去りました。彼の作品のほとんどはピアノ曲と室内楽であり、その作風はメンデルスゾーンやシューマンを思わせるロマンティックなものですが、ベートーヴェンの伝統を継ぐ古典的な4楽章構成も守っており、特に三重奏曲第1番ではその影響が顕著です。また、第6番は、民俗音楽からの影響とみられる鋭いリズムと勇壮な主題が印象的で、フェスカならではの工夫が凝らされています。(2025/01/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555024-2 |
cpoにも何枚かの室内楽アルバムがある作曲家、ヴァイオリニスト、フリードリヒ・フェスカ(1820-1849)。彼の息子アレクサンダー・フェスカも才能ある作曲家として将来が期待されていました。カールスルーエで生まれたアレクサンダーはまず父から音楽教育を受け、11歳でピアニストとしてデビューします。14歳のときにベルリン王立芸術アカデミーの作曲科を卒業し、18歳になると故郷のカールスルーエに戻り、オペラをはじめ、歌曲やピアノ曲などの作曲をはじめます。その後は1842年にブラウンシュヴァイクに家を持ち、ここで活発な音楽活動を始めましたが、結局1849年に28歳という若さで病に倒れ、その生涯を閉じてしまうのです。彼の作品のほとんどはピアノ曲と室内楽であり、その作風はメンデルスゾーンやシューマンを思わせるロマンティックなもので、どの作品も印象的なメロディを持っています。第2番は確かにメンデルスゾーン風ですが、第5番の冒頭などはショパンの夜想曲を思わせる深い美しさが漂っています。(2015/01/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777862-2 |