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20世紀を代表するヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュ。ドイツに生まれ、学生時代から作曲家を目指していたという彼は、ヴァイオリンを演奏するかたわら、100を超える作品を遺しています。彼は10代の頃に出会って親交を結んだマックス・レーガーから強い影響を受けており、作品にもレーガーが用いた和声言語が認められます。またモーツァルトやブラームスの室内楽にも精通していたこともあり、古典派やロマン派の大作曲家たちの作曲技法も受け継いでいます。彼は12音技法などの20世紀の様式を用いることはなく、そのため同時代の批評家たちから非難されたこともありましたが、その独自の作風は聴くべきところザラストロ弦楽四重奏団はワインガルトナーやパウル・ユオンの弦楽四重奏曲の録音で高く評価されている1994年にヴィンタートゥールで結成されたアンサンブル。後期古典派からロマン派のレパートリーと得意としています。フルートを演奏するヴェッキはスイスの奏者。トーンハレ管弦楽団の客演首席フルート奏者として日本にもたびたび訪れています。(2022/12/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555279-2 |
アドルフ・ブッシュは、ドイツを代表するヴァイオリニストの一人で、ソリスト、弦楽四重奏団のリーダー、教育者として活躍しました。当時のドイツの伝統的な音楽家として演奏と作曲の両立を志向し、交響曲から器楽曲、歌劇に至るジャンルで作品を遺しています。このアルバムに収録されたピアノ協奏曲は、1922年に出会い意気投合したルドルフ・ゼルキン(後に娘婿となった)のために作曲し、1924年12月19日に兄フリッツの指揮、ゼルキンの独奏により、ドレスデンのゼンパーオーパーで初演が行われました。全体的にブラームスやレーガーの影響が感じられる調性的で明確な構造を持ち、独奏パートには高度な技巧を要求するとともに、オーケストラの伴奏は対位法を駆使した豊かな響きを持っています。この曲を大切にしていたルドルフの息子、ピーター・ゼルキンが病床で当盤のピアニスト、ミレーに作品を紹介するように勧めたということです。他のピアノ曲は、ブッシュの家族や友人のために書かれたもので、最晩年の作品「アンダンテ・エスプレッシーヴォ」はピーターがアンコール曲として愛奏していたことでも知られています。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555574-2 |
20世紀を代表するソリストとして、まだ偉大なる「ブッシュ弦楽四重奏団」の創設者として知られる名ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュ(1891-1952)。彼はまた作曲家としても素晴らしい才能を有していました。最近になって、いくつかの彼の作品の録音が登場し、その洗練された作風が少しずつ知られるようになりましたが、全部で100曲を越えるという彼の全作品を聞くことができるのは、まだまだ先なのでしょう。このピアノを含む室内楽作品は、レーガーやブゾーニの後に続く後期ロマン派の雰囲気を継承していますが、無調を取り入れることはなく、常に旋律美を重視したものであり、そのせいで「時代の流れ」に埋没してしまったのかも知れません。21世紀になってこのような美しい作品が復興しているのは、やはり時代の欲求なのでしょうか。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777528-2 |
1901年、新進作曲家として活動を始めたばかりのプフィッツナーは、エルバーフェルトの歌劇場で歌劇《愛の園のばら》を初演しました。その頃に流行していた「おとぎ話風」のあらすじと、後期ロマン派の特徴である重厚な響きが聴衆の人気を獲得、何度か再演されているうちに、マーラー夫妻の目に留まり、1905年にはウィーン宮廷歌劇場でマーラーの指揮で上演され、レーガーやワルターもこの作品を絶賛。作曲家としての足掛かりをつかみます。しかし、作品自体はその後ほぼ忘れられてしまい、1998年にチューリヒ歌劇場でハイライトが上演された他は、上演された記録もほとんどありません。ようやく2008年になって「失われたロマン派歌劇の復刻」を積極的に行っているケムニッツ歌劇場が完全版を上演。代表作《パレストリーナ》とは違う、プフィッツナー初期のメルヘン・オペラが蘇りました。(2017/06/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777500-2 |
生粋のドイツ人だと思っている人も多いでしょうが、実はロシア生まれの作曲家であるプフィッツナーです(3歳の時にフランクフルトに移住するので、あまり関係ないですが・・・)そんなプフィッツナー、幼い頃から才能は際立っており、早くも11歳で処女作を手掛けています。現存する作品は1884年に書いた歌曲ですが、このアルバムには含まれていません。このオーケストラ伴奏付きの一連の歌曲には、同世代のライバル、R・シュトラウスの影も感じられます。世間から称賛を浴び続けていたシュトラウスに対して、彼の作品の評価はあまり芳しいものではなく、彼自身も常に不条理を感じていたと言われています。確かに渋めの作品が多いですが、初期の歌はシューマンやヴォルフに通じるものもあり、色彩豊かなオーケストラパートと共に、ひたすら聞きごたえのあるものばかりです。ハンブルク出身のバリトン、ベーゲマンの素晴らしい歌唱で。(2011/01/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777552-2 |
cpoレーベルで最も重要な位置を占めるのが、このプフィッツナーの作品群です。多くの作品を残しているものの、あまり録音に恵まれているとは言えない大作曲家の知られざる作品を掘り起こすことは、何という大きな喜びなのでしょうか?この2つの室内楽作品は、彼の作曲上の手腕(特に対位法の扱い)を再認識させるにふさわしいものです。2台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための五重奏曲、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、そしてピアノのための六重奏曲。どちらも聴き応えたっぷりの重厚な作品です。(2009/02/11 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777395-2 |
およそ4年前に第8集がリリースされたきり、以降全く音沙汰のなかったcpoのブラームス歌曲集の第9集がようやくリリースとなりました。今作は最晩年に書かれた4つの歌曲集を収録。これでこのシリーズも完結となります。ブラームス自身、大切にしてきたハンガリー民謡を用いた「ジプシーの歌」をはじめ、彼の後期作品が持つ独特の重苦しくも美しい雰囲気を備えた作品群です。とりわけ、63歳の誕生日に完成された「4つの厳粛な歌」の深く内省的な死生観を受けとめるためには、聴く側も何かしらの心構えが必要であると言えるでしょう。これらの歌を歌うのは、現在最もドイツ・リートに精通している3人の名歌手。ヘルムート・ドイチュの説得力あるピアノも含め、これ以上望むものはありません。一生の宝物として大切にしたい全曲盤と言えるでしょう。(2009/11/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999840-2 |