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デンマークの作曲家、ルイ・グラス(1864-1936)はニルセンと同じくニルス・ゲーゼに師事しましたが、留学先のブリュッセル音楽院でブルックナーの音楽に夢中になったことで、他の北欧の作曲家とは一線を画した作風を確立しました。彼は素晴らしいコンサートピアニストでしたが、片腕の麻痺により引退を余儀なくされ、その後は作曲家として数多くの作品を残しています。ブルックナーの他にもシューマンやフランクからも強い影響を受けた彼の作品は、とても色彩的であり、全てに渡って重厚な響きが横溢しています。確かに交響曲第3番の冒頭、ホルンの響きはまるでブルックナーそのものですが、曲が進むにつれ、なかなか面白い様相を呈してきますからご期待ください。後期ロマン派の音楽が好きな人だったら、必ずお気に入りに登録間違いなしの音楽です。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777525-2 |
ニールセンと同じ時代に活躍したデンマークの作曲家、ルイ・グラス。しかし彼の音楽の源は北欧ではなく、留学先のブリュッセルで影響を受けたフランクとブルックナーでした。それゆえか、その作品も極めて重厚な響きを駆使したドイツ的な雰囲気を持つことで知られています。/スヴァスティカとは日本語で「吉祥=めでたい兆し」といった意味を持つサンスクリット語。「卍」の意味もあり、第二次世界大戦中は、この形を裏焼きしたものがナチス・ドイツの旗印として使われていました。良い意味でも悪い意味でも「象徴」であり、太陽や宇宙を顕すものでもあります。この言葉をタイトルにしているルイ・グラスの交響曲第5番は、やはり彼が影響を受けたとされる神智学の思想に基づいており、宇宙から世界を俯瞰するかのような粛々とした雰囲気に満ちています。「幻想曲」も同じく神智学の教えに基づいており、流麗でありながら、自身の内面を深く見つめるかのような神秘性を持った美しい曲です。(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777494-2 |
ダニエル・ライスキンとライン州立フィルハーモニー管弦楽団によるルイ・グラスの交響曲集。第3弾は演奏時間に約1時間を要する大規模な交響曲第4番の登場です。ルイ・グラスはニールセンと同じ時代に活躍したデンマークの作曲家ですが、彼の創作の源泉は留学先のブリュッセルで影響を受けたフランクとブルックナーでした。この作品は1905年に構想され、完成したのが1908年のこと。3管編成に6本のホルンを擁する、彼の交響曲の中でも最も強力な管楽器セクションを有しており、また以前の3つの交響曲よりも厳格な構成によって書かれており、それまでの彼の特質でもあった牧歌的な雰囲気はありません。1911年にコペンハーゲンで初演され、すぐに注目を集め同地で何度も演奏された他、サンクトペテルブルク、オスロ、ストックホルムでも相次いで演奏、そして1930年にはワルシャワ、作曲家の死後の1936年には更に3回演奏された記録があります。その後は残念なことに公開演奏が行われることはありませんでしたが、彼はこの作品で同時代デンマークにおける最も重要な交響曲作曲家としての地位を固めることとなりました。(2022/12/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777898-2 |
弟のヨハンとともに、ドイツ・バロックの全盛期に活躍したヨハン・フィリップ・クリーガー。ニュルンベルクに生まれ、コペンハーゲンに移住、ペーター教会をはじめ、コペンハーゲンの主要な教会でオルガニストとして活躍した後は、バイロイトの辺境伯クリスティアン・エルンストの宮廷楽長に就任。1677年には当時のヴァイセンフェルス公国で職を得て、1680年には宮廷楽長として数多くの宗教曲やオペラを作曲、ドイツのバロック様式をリードするまでになりました。彼は生前、2000曲以上の声楽曲を遺した他、多くの器楽曲も書き上げています。この12のトリオ・ソナタは旋律的にも和声的にも優れているにもかかわらず、これまでにまとまった録音はほとんどありません。アンサンブル・エコー・ドゥ・ダニューブのメンバーは、各々の音を大切にしながら緊密なアンサンブルを創り上げ、一見さまざまな素材をランダムに並べたかのような12の作品を有機的に結び付けています。(2020/11/20 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555333-2 |
ニュルンベルクに生まれ、シュッツに音楽を学び、コペンハーゲンに移住。ペーター教会のオルガニストをはじめ、コペンハーゲンの主要な教会でオルガニストとして活躍した後は、バイロイトの辺境伯クリスティアン・エルンストの宮廷楽長に就任。しかしクリーガーが作曲家としての真価を発揮したのは、1677年に当時のヴァイセンフェルス公国で職を得た後のこと。1680年には宮廷楽長として数多くの宗教曲やオペラを作曲、ドイツのバロック様式をリードするまでになりました。また若きヘンデルの才能を見出した人としても知られています。この「音楽による魂の平和」は1690年に作曲されたクリーガーの代表作の一つであり、ドイツ語による詩篇の歌唱の間にに器楽曲が挿入されるという曲集。指揮者のエッケルトはこの曲を得意としており、以前、ドロテー・ミールズを独唱者としたアルバムをリリースしていましたが、今作では名バス・バリトン、クラウス・メルテンスを起用。柔軟な解釈による美しい音楽を聴くことができます。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555037-2 |
「私は庭で愛しい人をみた」と題されたこのアルバムは、ヤン・コボウによる優美な歌曲とアリアが収録されています。ヨハン・クリーガーはニュルンベルクで生まれ、オルガニストとして宮廷で活躍しました。兄も音楽家で、コペンハーゲンでオルガン奏者としヘンデルの音楽的才能を見出した人として知られ、弟クリーガーの音楽的才能の多くは兄によって触発されたものに違いありません。シンプルな歌唱から技巧的な歌唱まで幅広い表現を有した作品に、ブフナーの典雅なソナタを組み合わせて何とも魅力的なアルバムに仕立て上げています。(2009/07/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777433-2 |
弦楽四重奏曲ト短調は、グリーグが静寂と精神集中を求めてフィヨルド沿いの寒村の小屋で孤独な生活を始めた直後の作品で、作曲に命を賭けようとする気迫が全曲に漲り、そこに民族音楽的な要素と北欧の大気を感じさせる清澄な響きが加わった傑作です。古典派の時代にすでに完成していた弦楽四重奏曲というジャンルへの挑戦は、グリーグにとって多大な困難を伴うものでした。出来上がった曲はオーケストラ的なテクスチュアを持ち、そのため悪態好きのハンスリックからは、「どこが弦楽四重奏なんじゃっ」とけなされる結果になりました。しかし、この曲がグリーグの最上の作品のひとつであることは間違いありません。ヘ長調の曲は未完成で、北欧の春の淡い日差しを思わせるような第1楽章と民族的性格の強いスケルツォから成っています。(2001/07/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999729-2 |