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もともとはブラウンシュヴァイクの宮廷テノール歌手であったグラウンは、1735年にプロイセンのフリードリヒ皇太子(のちの大王)の宮廷に招かれ、そこで楽長を務めながら数多くの作品を書きました。テレマンとも親交があり、相互に影響しあった多くの受難曲を書いたことでも知られます。彼の作品の中でも最も知られるのは1755年に初演された「イエスの死」で、初演から何と100年間毎年受難週間に演奏されたというから驚きです。この大受難曲「来たりて見よ」も壮麗で美しい作品です。(2009/05/13 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777452-2 |
ハッセと同時代の作曲家、グラウン兄弟(生まれ年には諸説あり)は、高名なヴァイオリニストであった兄ヨハン・ゴットリープと卓越したオペラ作曲家として名を上げた弟カール・ハインリヒの2人で同時代の音楽の発展に大きな力を尽くしたことで知られます。最近もcpoレーベルから弟カールの声楽曲がリリースされ(777452-2)、声楽曲ファンを喜ばせたばかりですが、今回は室内楽の作品集をお届けいたします。兄弟ともどもフリードリヒ大王の宮廷に仕えていただけあって、室内楽作品はお手の物。ヴァイオリンは存分に歌い、通奏低音はヴァイオリンを引き立てつつも声高らかに主張します。これらは1750年から1755年頃に書かれたとされ、当時の音楽の流行も反映された興味深い作品となっています。またここでグラウン兄弟の才能の片鱗が露わとなることでしょう。(2009/09/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777423-2 |
18世紀初頭に活躍したグラウン兄弟による協奏曲集です。ドイツのヴァーレンブリュックに生まれ、弟は歌劇作曲家、兄はヴァイオリニストとして活躍。フリードリヒ大王に招かれ宮廷音楽家として人気を博しました。当時の彼らの名声はベルリンからポツダムまでを席巻したほどですが、残念ながら現在ではその作品のほとんどが忘れられてしまっています。このアルバムには、彼ら兄弟の作品(と目されているものも含む)を収録。バロックから古典派へと移行する時代特有の旋律美溢れる曲を楽しむことができるでしょう。ただし当時は夥しい作品が王宮で演奏されたためか、兄弟のどちらが書いた曲であるか特定できないものもあるあたりが御愛嬌。今後研究が進んでいくのではないでしょうか。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777321-2 |
デンマークの作曲家、ルイ・グラス(1864-1936)はニルセンと同じくニルス・ゲーゼに師事しましたが、留学先のブリュッセル音楽院でブルックナーの音楽に夢中になったことで、他の北欧の作曲家とは一線を画した作風を確立しました。彼は素晴らしいコンサートピアニストでしたが、片腕の麻痺により引退を余儀なくされ、その後は作曲家として数多くの作品を残しています。ブルックナーの他にもシューマンやフランクからも強い影響を受けた彼の作品は、とても色彩的であり、全てに渡って重厚な響きが横溢しています。確かに交響曲第3番の冒頭、ホルンの響きはまるでブルックナーそのものですが、曲が進むにつれ、なかなか面白い様相を呈してきますからご期待ください。後期ロマン派の音楽が好きな人だったら、必ずお気に入りに登録間違いなしの音楽です。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777525-2 |
ニールセンと同じ時代に活躍したデンマークの作曲家、ルイ・グラス。しかし彼の音楽の源は北欧ではなく、留学先のブリュッセルで影響を受けたフランクとブルックナーでした。それゆえか、その作品も極めて重厚な響きを駆使したドイツ的な雰囲気を持つことで知られています。/スヴァスティカとは日本語で「吉祥=めでたい兆し」といった意味を持つサンスクリット語。「卍」の意味もあり、第二次世界大戦中は、この形を裏焼きしたものがナチス・ドイツの旗印として使われていました。良い意味でも悪い意味でも「象徴」であり、太陽や宇宙を顕すものでもあります。この言葉をタイトルにしているルイ・グラスの交響曲第5番は、やはり彼が影響を受けたとされる神智学の思想に基づいており、宇宙から世界を俯瞰するかのような粛々とした雰囲気に満ちています。「幻想曲」も同じく神智学の教えに基づいており、流麗でありながら、自身の内面を深く見つめるかのような神秘性を持った美しい曲です。(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777494-2 |
ダニエル・ライスキンとライン州立フィルハーモニー管弦楽団によるルイ・グラスの交響曲集。第3弾は演奏時間に約1時間を要する大規模な交響曲第4番の登場です。ルイ・グラスはニールセンと同じ時代に活躍したデンマークの作曲家ですが、彼の創作の源泉は留学先のブリュッセルで影響を受けたフランクとブルックナーでした。この作品は1905年に構想され、完成したのが1908年のこと。3管編成に6本のホルンを擁する、彼の交響曲の中でも最も強力な管楽器セクションを有しており、また以前の3つの交響曲よりも厳格な構成によって書かれており、それまでの彼の特質でもあった牧歌的な雰囲気はありません。1911年にコペンハーゲンで初演され、すぐに注目を集め同地で何度も演奏された他、サンクトペテルブルク、オスロ、ストックホルムでも相次いで演奏、そして1930年にはワルシャワ、作曲家の死後の1936年には更に3回演奏された記録があります。その後は残念なことに公開演奏が行われることはありませんでしたが、彼はこの作品で同時代デンマークにおける最も重要な交響曲作曲家としての地位を固めることとなりました。(2022/12/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777898-2 |
フランシスコ・デ・ゴヤの芸術にインスパイアされてグラナドスが作曲したピアノ組曲「ゴイェスカス」。後にオペラに発展したこの作品は、スペイン音楽史上重要な位置を占めています。グラナドスがゴヤに魅了されたのは1896年、プラド美術館での展覧会がきっかけで、その後、1909年から「ゴイェスカス」の作曲を開始、1911年までにピアノ組曲を完成させました。全体はゴヤの版画「カプリチョス」の印象やスペインの民俗音楽、詩的表現を取り入れた多彩な楽章で構成されており、愛、死、幻想的な物語が織り込まれています。特に、「愛の言葉」や終曲の「幽霊のセレナード」はその象徴的な楽章として知られています。また、「ゴイェスカス」と関連する別の作品「わら人形 エル・ペレレ」では、スカルラッティ風の技巧的な表現を取り入れ、躍動感あふれる音楽を作り上げました。演奏するディナ・ストイルコヴィチは1994年生まれの才能豊かなピアニスト。13歳から活動を開始し、いくつかの国際コンクールでの優勝歴を誇り、早くから注目を集めました。彼女はグラナドスの熱心な支持者であり、彼の作品についての修士論文を執筆しています。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555677-2 |