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19世紀から20世紀のフランスで活躍した作曲家サン=サーンス。160作を超える番号付きの作品の他、数多くの作品番号を持たない作品を遺しましたが、現在演奏されるのは「交響曲第3番」や「ピアノ協奏曲第5番」、「死の舞踏」、組曲『動物の謝肉祭』など、ほんの一部に過ぎません。サン=サーンスの作品の多くが忘れられてしまったのは、その作風が時代にそぐわず保守的だったことや、作品があまりにも技巧的で演奏が困難であることも理由の一つでしょう。第1集ではオペラやバレエなどの管弦楽作品によるアレンジが中心に選ばれていましたが、この第2集ではオラトリオやカンタータなどの自作や他の作曲家の声楽曲をピアノ独奏アレンジした曲に加え、ほぼ原曲に忠実なJ.S.バッハ作品のトランスクリプション、サン=サーンスの幅広い音楽的興味が窺える16世紀スペインの作曲家ルイス・デ・ミランのビウエラ作品のアレンジなど多彩な曲が並びます。いくつかの作品は不完全な形で残されており、アントニー・グレイ自身が手を加え、見事な演奏を披露しています。(2022/01/14 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA21236 |
近代ポーランドにおける重要な作曲家の一人シマノフスキ。その作品はロマン派の伝統を引き継ぎながら、近代的な和声とポーランドの民族舞曲を取り入れた特色あるものです。このアルバムでは、初期から中期の作品が中心に選ばれており、ロマン派の影響が強い「前奏曲」と「練習曲」、東洋風の雰囲気が漂う「仮面劇」、ポーランドの民族意識溢れる晩年の「マズルカ」と、シマノフスキの作風の変遷を辿ることができます。演奏しているカラシキエヴィチはポーランド生まれの中堅ピアニスト。知られざる作品の紹介、普及に力を注いでいます。(2017/06/30 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25151 |
第1集ではリスト、タールベルクとマルトゥッチ、そして自身のトランスクリプションを並べて、19世紀半ばから後半にかけての「家庭でのオペラの楽しみ方」を見事に再現したピアニスト、アンドリュー・ライト。第2集では更に珍しい作曲家の作品を用意して、華麗で巧みな編曲作品を聴かせます。編曲と言っても、トランスクリプションはどちらかというと原曲をそのままピアノに移し替え、様々な装飾を施すものが多く、パラフレーズは更に技巧的にしたものと言えるでしょう。また、メロディを自由に発展させた幻想曲などもあり、作曲家によって、元のアリアがどのように変化させられているかを聴き比べるのも面白いものです。/(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25153 |
結成から30年、忙しいコンサート・スケジュールをこなしながら、これまでに40枚以上のCDをリリースしている英国のピアノ・デュオ「ゴールドストーン&クレモウ」。いくつもの珍しいレパートリーを持つ彼らですが、今回も2つの世界初演を含む、シューベルト(1797-1828)の知られざる作品を演奏しています。「死と乙女」のピアノ・デュオ版は、歌曲作曲家として知られるローベルト・フランツの編曲によるもので、こちらは原曲を忠実に移し替えた興味深い音楽となっています。もう一つの「未完成」完成版のピアノ・デュオ版は、様々な英知が結集したもので、第1楽章と2楽章はシューベルトと同時代に生まれたフッテンブレンナーによる編曲、第3楽章はシューベルトのスケッチをゴールドストーン自身がピアノ・デュオ版に作り変えたもの、そして謎の第4楽章は、ロザムンデの間奏曲のピアノ・デュオ版を転用したもので構成されています。このパターンは管弦楽版としては、しばしば見られるものですが、やはりピアノ・デュオ版として耳にするのは初めての経験であり、たくさんの驚きが得られるのではないでしょうか。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25125 |
50年の歴史を誇るフィッツウィリアム弦楽四重奏団によるシューベルトの後期弦楽四重奏集です。彼らが取り上げているのは、1824年、晩年のシューベルトが病に侵されながら書き上げた「ロザムンデ」と「死と乙女」。どちらの曲も、死に魅せられた人間の緊張感や不安感と、時たま訪れる安息が描かれた名作です。この演奏には、ガット弦使用の古楽器が用いられており、シューベルト時代の響きを反映した正統的、かつ堂々とした表現が見事です。フィッツウィリアム弦楽四重奏団は、1968年にイギリスで結成されたアンサンブル。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲ツィクルスが作曲家本人に認められ、後にそれをDECCAレーベルでセッション録音し、高い評価を得ました。メンバーの交代はあるものの、創立50周年を迎えた今も、変わらずイギリスを中心に活動を続けています。 (2020/02/14 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25197 |
31年という短い生涯に、歌曲を中心に夥しい数の作品を残したシューベルト。親しい友人たちと演奏した「ピアノ・デュオ」も作品の中で重要な位置を占めています。「人生の嵐」や「グラン・デュオ」などの大作から、誰もが知っている「軍隊行進曲 第1番」、気の置けないレントラーや舞曲など作品の趣きは様々ですが、どれも流麗なメロディと親密な雰囲気を持ち、時には思いがけないほどの深淵が顔を見せるシューベルトらしい作品です。演奏しているのはゴールドストーンとクレモウ夫妻。長年培った息のあった演奏は、まさに一心同体です。 この全集は以前、OLYMPIAレーベルから7枚の分冊としてリリースされていたもので、今回のBOX化にあたっては全収録曲をそのままリマスタリングしての再発となります。/(2017年1月2日、ゴールドストーンはBOXの完成を見ることなく、この世を去りました)/(2017/05/26 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA21701 |
ハリウッドで活躍する女性作曲家、ナン・シュワルツの作品集。グラミー賞受賞(ノミネートは5回)、エミー賞は7回ノミネートされるなど、その実力は存分でありながら、日本であまり知られていない彼女の作品をケヴィン・パーセルが演奏しています。余白にはブロードストックの「オーケストラのための協奏曲」を収録。こちらは1959年に発表されたマイルス・デイヴィスの「Kind of Blue」にインスパイアされた作品です。日本語解説付き。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25165 |