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Solo Musica: アルバム一覧

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    ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第1番「海の交響曲」/音楽へのセレナード(ライプツィヒMDR放送合唱団&交響楽団/ラッセル・デイヴィス)

    2022年に生誕150年を迎えたレイフ・ヴォーン・ウィリアムズの代表作「海の交響曲」を鬼才指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスとライプツィヒMDR交響楽団が演奏した1枚。ウォルト・ホイットマンの詩集『草の葉』をテキストに用いた「海の交響曲」はもともと交響詩として構想された作品。ソプラノとバリトンの独唱及び混声合唱という大規模な編成で、後に「交響曲第1番」と附番されました。合唱の比重が大きなオラトリオ的な作品であり、ここではMDR響の首席指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスが見事にまとめ、バランスの良い演奏を聴かせます。「音楽へのセレナード」はイギリスの音楽界に多大な功績を残した指揮者、ヘンリー・ウッド卿(1869~1944)のゴールデン・ジュビリー・コンサートのために書かれたもので、本来は16人の独唱者を要する作品ですが、ここでは4人の独唱、合唱、管弦楽のためのヴァージョンで演奏されています。合唱の扱いに長じていたヴォーン・ウィリアムズらしいサウンドを存分に堪能できる1枚です。(2022/12/16 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM415

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    ヴラチェヴァ:ベートーヴェンの交響曲によるピアノ幻想曲(ウラチェヴァ)

    ピアノ独奏用のベートーヴェンの交響曲と言えば、リストの編曲版が有名ですが、即興演奏のオーソリティとして知られるヴラチェヴァのこのアルバムは全く違うコンセプトで作られています。どれもベートーヴェンの交響曲を聴いた後に即興で演奏されており、ベートーヴェンのおなじみのメロディが次々と変化しながら、発展していく様子は「ベートーヴェンを忘れないで」のタイトルにふさわしい爽快な驚きを聴き手に与えます。ベートーヴェンの新しい楽しみ方を提案する2枚組です。(2018/08/24 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM280

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    エーベルル:弦楽四重奏曲集 Op. 13, Nos. 1-3 (カザル四重奏団)

    アルバム「ベートーヴェンの世界 1799-1851」(SM283)の録音を進める際、モーツァルトの弟子であったアントン・エーベルルの作品に出会ったというカザル四重奏団のメンバーたち。このアルバムではその作品を取り上げ、当時ベートーヴェンを上回る評価を得るも、絶頂期に病によって不意に人生に幕を降ろしたエーベルルの真価を探っていきます。この3曲の四重奏曲は1801年に書かれたもので、ウィーン古典派の様式に基づきながら、初期ロマン派への移行を感じさせる革新的な作品です。カザル四重奏団はグラミー賞に3度ノミネートされたほか、ECHO KLASSIK、DIAPASON d'Orをはじめとした音楽誌で数々の賞を受賞した古典派作品を得意とする弦楽四重奏団です。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM391

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    エコー・オブ・バッハ - 無伴奏ヴァイオリン作品集(ラーツ)

    新世代ヴァイオリニスト・作曲家、アガタ=マリア・ラーツが弾く無伴奏ヴァイオリンのための作品集。収録曲はJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」を中心に、ヴァイオリンの名手としてバッハにも影響を与えたとされる初期バロックの作曲家ヴェストホフの組曲、バッハ作品からインスピレーションを受け、ジャック・ティボーに献呈されたイザイのソナタ第2番。そしてラーツが作曲家として活動する際に用いる名義“クララ・ジャズ”作の3曲に加え、スイスの作曲家クサヴィエ・ダイヤーの「Cette ame a six ailes tout comme les Seraphins=この魂にはセラフィムと同じく6枚の翼がある」という変化に富んだプログラムです。アガタ=マリア・ラーツは、11歳でポーランドのコシャリン交響楽団と共演、コンサートデビューして以来、さまざまなオーケストラと頻繁に共演。各地の音楽祭にも頻繁に招待されたほか、その音楽的功績が讃えられ、ポーランド文化大臣から特別賞を受賞しています。(2023/08/11 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM439

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    エシュマン/ケンプター/ロースリスベルガー:ソプラノのための作品集(ハインツェン)

    19世紀半ばのスイスでは、芸術家が専門教育や雇用機会を得る場が限られており、作曲家たちはドイツなどの国外でキャリアを追求しました。彼らが自国に戻り作曲したドイツ風の歌曲(リート)は家庭や合唱活動で楽しまれ、国民的アイデンティティの形成やコンサートで重要な役割を果たしました。アルバムにはドイツで教育を受けた作曲家たちの作品を収録。特に注目されるのは、女性作曲家イヴォンヌ・ロースリスベルガーの「7つの歌」です。この作品は1912年のスイス作曲家フェスティヴァルで演奏され、19世紀から20世紀初頭の女性作曲家の作品がほとんど紹介されなかった中で評価を受けました。スイスのソプラノ、ハインツェンとピアニスト、ミードが、ドイツの伝統を継承した歌曲や方言による歌曲、民謡を織り交ぜた多彩な作品を丁寧に演奏しています。  (2025/02/14 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM477

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    エネスク:幼き頃の印象/オーバード/ピアノ五重奏曲/遠くのセレナーデ(アンサンブル・ラロ)

    アンサンブル・ラロとヴァイオリニスト、ジル・アパップの新譜「Impressions d'enfance 幼き頃の印象」。アルバムにはルーマニアの作曲家、ジョルジュ・エネスクの5作品が収録されています。エネスク若き日の憧れであったブラームスの影響が強く感じられる「ピアノ五重奏曲 ニ長調」は、1897年、16歳の時にパリで開催した初の自作演奏会で演奏された作品です。ピアノと弦楽三重奏のための「オーバード」とピアノ三重奏曲「遠くのセレナーデ」は、エネスクが敬愛する師ガブリエル・フォーレから称賛された魅力的な作品。フォーレの名前を旋律の動機とした「オマージュ」にも詩的で夢幻的な雰囲気が漂っています。アルバムタイトルでもある「幼き日の印象」はエネスク晩年の傑作。彼が3歳の時に初めて街角のヴァイオリン弾きに出会ったときの記憶をはじめとして、時のかなたに霞みつつある幼少期の夢や印象を音で描こうとした作品。この曲でヴァイオリンを弾くジル・アパップはアルジェリア生まれのフランス人で、強靭なテクニックを持ち、特にロマ音楽のホットな演奏で人気を博しています。アンサンブル・ラロは、シューマンの「ダヴィド同盟」の中で相対する創造精神に均衡をもたらす力として描かれる「ラロ博士」にちなんだグループです。(2022/07/15 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM396

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    エネスク/バルトーク:室内楽作品集(アパップ/ケトラー/アンサンブル・ラロ)

    最近、注目を浴びているチェリスト、ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルクが所属するアンサンブル・ラロ。日本でも積極的にコンサートを行い、アグレッシヴな演奏を聴かせることで知られています。今回取り上げるのは、とりわけ彼らが得意とする東欧の2人の作曲家、エネスコとバルトーク。「ルーマニア狂詩曲」のタイトル通り、民族色豊かな作品が並びます。エネスコの「ルーマニア狂詩曲」はもともと管弦楽のために作曲されましたが、当アルバムでは現代作曲家トーマス・ウォリーがピアノ四重奏にアレンジした版を使用。小回りの利く軽妙な風情が原曲の魅力を引き立てています。(2018/03/16 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM277

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    エルガー/J.S. バッハ/シューベルト/メンデルスゾーン/ドヴォルザーク/スーク/マスネ:チェロとピアノのための作品集(デュオ・アルニカンス)

    幼い子供にとって「子守歌」は大切な宝物。誕生前でも、音は赤ちゃんの発達に重要な役割を果たします。このアルバムは、チューリッヒの「新生児学会財団」の協力を得て、チェロとピアノで奏でる素敵な子守歌と、気持ちを穏やかにする優しい曲を収録、赤ちゃんだけでなく、大人の心も癒す1枚になっています。チェロとピアノが織りなす美しい調べをお楽しみください。デュオ・アルニカンスはチューリッヒを拠点とするアンサンブル。ドイツのチェリスト、フローリアン・アルニカンスとラトヴィアのピアニスト、アルタ・アルニカーネの2人が親密な演奏を繰り広げます。(2018/05/25 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM288

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    エルマス:ピアノ・ソナタ全集(ラピヤン)

    アルメニアの作曲家・ピアニスト、ステファン・エルマス。オスマン帝国のスミュルナ(現イズミル)の裕福な家庭に生まれ、幼い頃から楽才を発揮し13歳の時には演奏会でフランツ・リストの作品を披露しました。1879年にはヴァイマールに行き憧れのリストに会ったのち、彼の勧めでウィーンでピアノ演奏技術の研鑽を重ね、この地でピアニストとして活躍。並行して作曲活動も行い称賛を集めました。このアルバムには、エルマスが書いた4曲のピアノ・ソナタを収録。演奏者のヘヒネ・ラピヤンは、これらをピアノ協奏曲と並ぶエルマスの最高傑作と考え、時間と労力をかけてこの世界初録音を成し遂げたと語ります。ショパンを思わせる、どことなく懐かしく哀愁が漂う旋律は聴き手を魅了します。ヘヒネ・ラピヤンはアルメニアのカヴァル生まれ。3歳からピアノをはじめ、エレバンのチャイコフスキー音楽学校でアルメン・ババハニアンに学びました。15歳の時にエレバン国立音楽院に入学、最高の成績で卒業。 その後はザルツブルグのモーツァルテウム大学で研鑽を続けました。アルメニアの作曲家の作品の普及に努めています。(2023/06/23 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM423

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    ガーシュウィン/J.S. バッハ/ボザ/ヴァイル/マイヤーズ/ピアソラ:室内楽作品集(クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団)

    光と闇、天と地上、それらの相反する要素から取られたこのアンサンブルの名前「クレール=オプスキュール」。その名との通り、暖かく優しい表情と、強烈で怜悧な表情が入り混じったエキサイティングな演奏を聴かせるサクソフォン四重奏団です。様々なレパートリーに果敢に挑戦し、結果を出す彼らの演奏は、新しいものを求める聴衆にも喜んで迎えられるのではないでしょうか?ユーモラスな曲からシビアな曲まで、どれもがナイスです。(2015/04/22 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM218