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オペラ・クラシックス

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    ウォレス:歌劇「ラーリーン」(ルイス/シルヴァー/マクスウェル/ヴィクトリア・オペラ/ボニング)

    アイルランドのウォーターフォードで生まれたウォレスは、軍楽隊の楽長であった父親から音楽の手ほどきを受け、10代の半ばですでに熟練したヴァイオリニスト&ピアニストとして知られていました。20歳になる前に結婚しましたが、後に家族を捨て冒険旅行に出かけてしまいます。インドでは虎と戦い、南洋では地震に見舞われました(他にも数々の冒険譚がありますが、これらはもしかすると彼の自己申告のみの話なのかもしれません)。ヨーロッパに戻り作曲活動を行いますが、またまた冒険旅行にでかけ波乱の人生を送ります。このオペラはライン河の伝説で名高いローレライを主人公にした作品です。序曲などの雰囲気はウェーバーそのものですが、なかなか楽しい場面が盛りだくさんです。リチャード・ボニングによる新しい版を使用した演奏でお楽しみください。(2010/08/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660293-94

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    ロッシーニ:歌劇「アルジェリアのイタリア女」(ピッツォラート/レガッツォ/ヴィルトゥオージ・ブルネンシス/ゼッダ)

    この「アルジェのイタリア女」はロッシーニの10番目のオペラです。当時21歳のロッシーニは、ヴェネツィアで「試金石」を上演したのですが、不人気で打ち切られてしまい少々意気消沈。しかし、同じ劇場から新作を一つ頼まれ、大慌てでこの「アルジェのイタリア女」を書きあげます。彼は「ユーモアたっぷりのオペラの台本」を望み、アンジェロ・アネッラ作の台本に白羽の矢をたてました。これは本来他のオペラで使われていたものですが、そんな事はお構いなし。ロッシーニはたった1か月で完成させ、当時の聴衆を大喜びさせました。かのスタンダールもこのオペラを見て大笑いしたとのこと。古女房に飽きた男が若い娘に目を移し、散々にいじめられるという他愛もない話ですが、この手の話はいつの世でも健在。テンポ良く進むお話ですが、歌手たちに求められる技巧は最高難易度という、聴いているだけで楽しくなる事間違いなし。この演奏は2008年のヴィルトバートにおけるロッシーニ祭でのライヴ演奏。アジオ・コルギの校訂版を使用しています。(2010/07/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660284-85

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    ロッシーニ歌劇:「オテッロ、またはヴェネツィアのムーア人」(ヴィルトゥオージ・ブルネンシス/フォリアーニ)

    このロッシーニの「オテッロ」は1816年にナポリで初演されています。ヴェルディの同名作品を思い浮かべる方も多いでしょうが、こちらはシェークスピアの戯曲を基にしたものではなく、台本がベリオ公爵のもので、原本は新古典作家ジャン=フランソワ・デュシスのフランス語のものをイタリア語に翻案したものが使われています。そのため、あらすじはヴェルディの作品とかなり違い、また、オテッロとデスデモーナは愛し合ってこそいるものの、まだ夫婦にはなっていませんし、デスデモーナを巡って争う3人の男は全てテノールで歌われ、これがまた絶妙な人間関係を醸し出しているのです。全編華麗なコロラトゥーラの歌唱が炸裂し、悲劇であるものの、ヴェルディのオテッロのような重苦しさは感じられません。この演奏は「黒い森地方」の小さな温泉保養地、バート・ヴィルトバートで毎年夏に開催されるロッシーニのオペラ・フェスティヴァルのライヴです。粒揃いの歌手たちによる声の饗宴をじっくりお楽しみください。(2010/06/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660275-76

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    S. アーノルド:歌劇「ポリー」(アルビーノ/マクレオド/グロスマン/ニューマン/アラディア・アンサンブル/マロン)

    1729年に書かれた風刺劇「ベガーズ・オペラ」は当時のロンドンで大人気を博し、これまでイギリスで隆盛を極めていたイタリアオペラの衰退する原因にもなった作品です。また、以降のイギリスの全ての喜劇(ギルバート&サリヴァンなど)から現代のミュージカルに強い影響を与え、現在でも絶大な人気を誇っています。さて、この「ポリー」です。音楽はとても優雅ですが内容は過激。西インド諸島が舞台となり、マクヒースは海賊になり、トレイプス夫人は奴隷売買業をはじめ、ポリーをだまし金持ちのダカット氏に売り飛ばしてしまいます。彼女は少年に変装して脱出、最後はカリブ首長の息子と結婚します。最初はベガーズ・オペラと同じくペープシュが曲を付けましたが、あまりにも政治的な風刺が強すぎて、当時の首相から上演禁止の圧力がかかりお蔵入りになってしまいました。その50年後にサミュエル・アーノルドがスコアを一新し、ようやく上演されたというものです。何も知らずにこの曲を聴いていると、優雅なバロックの歌劇にも聞こえますが、内容はかなり過激です。(2010/06/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660241

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    マイアベーア:歌劇「エジプトの十字軍」(マニアチ/チョーフィ/ヴィンコ/ゼンナーロ/パジーニ/フェニーチェ劇場管/ヴィヨーム)

    名前は知られているのに、その作品をほとんど聴くことがない作曲家は数多くいますが、マイアベーアもそんな一人。この「エジプトの十字軍」は彼がフランスで成功する足掛かりを作ったオペラで、1824年にフェニーチェ劇場で初演された時は大好評でしたが、1835年に再演されてからは、およそ170年も放置。すっかり忘れられた演目となってしまいました。今回の上演はアメリカの男声ソプラノ、マニアチの活躍と、人気沸騰のソプラノ、チョーフィ、そして名バス、ヴィンコらによる充実の歌手陣を得て、最高の盛り上がりを見せたそうです。4時間近くもの長丁場ですが、ヴィョームの緊迫感溢れる指揮のおかげもあり、一瞬足りとも気をそらすことはできません。(2010/05/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660245-47

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    ドニゼッティ:歌劇「ルクレツィア・ボルジア」(テオドッシュウ/ビアージョ/イオーリ/ベルガモ音楽祭/セヴェリーニ)

    ドニゼッティだけでなく、原作者ヴィクトル・ユゴーの最高傑作でもあるこのオペラです。当時の人々にとって、全ての悪(拷問、近親相姦、同性愛、殺人、陰謀、らんちき騒ぎ、)を網羅したかのような内容で、全く救いの手が差し伸べられることはありませんが、ドニゼッティは全ての行為を感動的な結論に導けるように、素晴らしいアリア、デュエット、合唱を用意しました。劇的な内容もオペラを聴く醍醐味の一つと言えるかもしれません。初演から再演まで3年の月日をかけ、様々な改訂を施したこの問題作、タイトル・ロールのテオドッシュを始めとした見事な歌手たちの演奏でお聴きください。(2010/03/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660257-58

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    ドニゼッティ:歌劇「マリア・ストゥアルダ」(ヴィンチェンツォ・ベッリーニ・マルキジアーノ歌劇合唱団/フリッツァ)

    ドニゼッティのこのオペラは、悲劇の運命に弄ばれた女王メアリーと、彼女のいとこエリザベス1世の息詰まる女同士の心理戦を描いた名作です。プライドと恋心を天秤にかけ、お互いに相手をぐいぐい追い詰めていく場面は思わず手に汗を握ることでしょう。今までにもマリブランやグルベローヴァ、そしてバルツァらがこのヒロインたちを歌っていますが、今回の若き2人の歌手ポルヴェレッリとピシテッリも、上品さと激しさを兼ね備えた素晴らしい歌を聴かせてくれます。フリッツァの引き締まった指揮による端正な音楽も聴きどころです。(2010/02/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660261-62

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    J. シュトラウスII:喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」(バッカード/ギルベール/ストックホルム・シュトラウス管/アイケンホルス)

    (2010/02/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660268-69

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    ルベル/フランクール:歌劇「シルフの王、ゼランドール」/「トロフィー」組曲(フシェクール/マーフィー/オペラ・ラファイエット/ブラウン)

    冒頭の不協和音が有名なバレエ組曲「四大元素」で知られるバロックの大作曲家ルベルの長男、フランソワ・ルベルも優れたヴァイオリン奏者でした。1715年、彼は友人フランクール(こちらはヨーゼフ・フランクールの息子)とともにプラハに行き、そこでフックスのオペラ「忍耐と堅忍」の上演に立ち会い、刺激を受けました。彼ら2人はそれからパリに行き、より友好を深め、以降49年もの長い間、強い友情で結ばれ、その結果いくつものオペラが生み出されたのです。このオペラは1745年にベルサイユで上演された楽しいロココ調の牧歌劇です。ずっと忘れられていた作品ですが、ラファイエットによるこの素晴らしい演奏で色鮮やかに蘇りました。フルオーケストラと合唱付きでの演奏は世界初録音となります。(2009/12/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660224

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    バラダ:歌劇「コロンブスの死」(ギャリソン/ジェンキンス/カーネギー・メロン/ページ)

    バラダの問題作「クリストーバル・コロン」(8.660237?38)の続編である「コロンブスの死」の登場です。前作では若干バラダ色が抑えられていましたが、こちらでは冒頭から不気味さ全開。聴き手を時を超えた超現実的な世界へと誘ってくれるのです。コロンブスが西インド諸島へ到着したところで終わった前作ですが、こちらはバルセロナに帰還したコロンブスの到着を讃える場面から始まります。しかし少しずつ物語には狂気と幻想が入りこみ、主人公の精神は錯乱していきます(ここら辺の表現はまさにバラダの面目躍如と言ったところでしょう)。僧による彼のための祈り、時折聞こえてくるインディアンや密林の鳥の声、これらも渾然一体となりますます音楽も混迷の一途を辿るのです。現在一層オペラに力を入れていると語るバラダですが、2009年もマドリードで新作「Faust-bal」が初演されるなど世界的に注目されていることは間違いありません。(2009/11/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.660193-94