そのカリスマ性と美声によって世界中を興奮の渦に巻き込んできた
リリック・テノール、サイミール・ピルグのリサイタル・アルバム!
●サイミール・ピルグ(テノール) IL MIO CANTO-わが歌
その才能をプラシド・ドミンゴからも絶賛された、アルバニア出身のリリック・テノール、サイミール・ピルグのリサイタル・アルバムです。
22歳のときに、クラウディオ・アバドによって「コジ・ファン・トゥッテ」のフェルランド役に抜擢されて以来、そのカリスマ性と美声によって世界中を興奮の渦に巻き込んできたピルグ。レパートリーも広く、最近ではシマノフスキの「ルジェ王」での魅惑的な羊飼い役の演技も高い評価を得ています。
しかし彼の本領はやはりベルカント、そしてヴェルディやプッチーニといったイタリア・オペラにあるといえるでしょう。ドニゼッティの「我が祖先の墓よ」やチレアの「フェデリコの嘆き」などのデリケートな感情表現は、ただ声の力のみに頼っている歌手には全く不可能なものなのです。このアルバムでも全15曲、広い声域と明るい音色、そしてビロードのようなトーンを持つ彼の声にふさわしい作品が選ばれています。
●収録内容
1. ヴェルディ(1813-1901):《シモン・ボッカネグラ》より 《怒りの炎が》
2. プッチーニ(1858-1924):《ラ・ボエーム》より 《冷たい手》
3. グノー(1818-1893):《ファウスト》より 〈この清らかな住まい〉
4. R.シュトラウス(1864-1949):《バラの騎士》より 《愛に対し堅くよろわれた》
5. チレア(1866-1950):《アルルの女.》より 《フェデリコの嘆き》
6. ヴェルディ:《椿姫》より 《燃える心を》
7. ヴェルディ:《椿姫》より 《おお 何たる恥辱》
8. グノー:《ロメオとジュリエット》より 《ああ 太陽よ昇れ!》
9. ヴェルディ:《第一次十字軍のロンバルディア人》より 〈私の喜びを〉
10. ドニゼッティ(1797-1848):《ランメルモールのルチア》より 〈我が先祖の墓よ〉
11. マスネ(1842-1912):《ウェルテル》より 〈春風よ なぜ私を目覚めさせるのか?〉
12. ヴェルディ:《リゴレット》より 〈頬の涙が〉
13. ヴェルディ:《マクベス》より 〈ああ 父の手は〉
14. ヴェルディ:《ルイザ・ミラー》より 〈星の明るい夕べに〉
15. ヴェルディ:《リゴレット》より 〈女心の歌〉
●アーティスト
サイミール・ピルグ(テノール)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
スペレンツァ・スカップッチ指揮
●レコーディング
2015年9月1-5日 イタリア フィレンツェ歌劇場 コンサート・ホール
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