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ウクライナ出身のトーマス・ド・ハルトマン。作曲をアレンスキーやタネーエフ、リムスキー=コルサコフに師事、1907年に発表したバレエ『赤い花』で人気を博しました。ロシアの著述家・神秘思想家ゲオルギイ・グルジエフや画家ワシリー・カンディンスキーとの共同作品を書いたことでも知られています。このアルバムに収録された2作品はどちらも世界初録。大規模な編成を要する「交響詩第1番」、刺激的な不協和音を効かせた第1楽章にはじまり、回顧風な雰囲気を持つ緩徐楽章を経て、快活な民謡風のフィナーレで締めくくられるコントラバスとオーケストラのための「幻想協奏曲」。同郷ウクライナ出身の指揮者クチャルの巧みな演奏で。(2022/11/18 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0676 |
ウクライナで生まれたトーマス・ド・ハルトマン。作曲をアレンスキーやタネーエフ、リムスキー=コルサコフに師事、1907年に発表したバレエ『赤い花』はニジンスキーとパヴロワによりサンクトペテルブルクの帝国歌劇場で上演され、当時の皇帝に感銘を与えたため、彼はミュンヘンで指揮を学ぶ権利を得るとともに兵役を免除されています。作曲家として活躍をはじめ1940年までは妻オルガとともにフランスに18年間居住。劇音楽やピアノ曲など数多くを発表するとともに、著述家・神秘思想家ゲオルギイ・グルジエフや画家ワシリー・カンディンスキーとの協同作品を書いたことでも知られています。このアルバムに収録された4つの作品は、ハルトマンが故郷を離れて45年を経た"人生最後の20年間"に書かれたもの。サンクトペテルブルク、パリ、ニューヨークなどで培った豊かな芸術体験が作風に反映され、望郷の念も感じられます。音楽はチャイコフスキーやラフマニノフなど後期ロマン派の流れを汲みつつも、ジャン=ピエール・ランパルに献呈された「アンダルシア協奏曲」などで聴かれるエネルギッシュなパーカッションの響きには、ストラヴィンスキーやプロコフィエフに通じるモダニズムの影響が見られます。ウクライナ出身の指揮者クチャルの巧みな演奏でお楽しみください。原盤ブックレットにはハルトマンの研究者による詳細な解説が英語で掲載されています。(2022/02/18 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0633 |
1938年ウクライナ生まれの作曲家ヴィルコ・バレイ。1949年に難民となり祖国を離れ、現在はラスベガスに在住する彼は、長い間エミリー・ディキンソンの詩に魅了されており、このアルバムに収録された2作品も彼女の詩からインスパイアされたものです。「Uniforms of Snow 雪の制服」はソプラノと小編成のオーケストラのための歌曲集で、マーラーやベルクの伝統を継承するかのように抒情に満ちた音楽です。バレイ自身が指揮するクリーヴランド室内交響楽団の色彩豊かな響きを味わってください。また抑制された表現が際立つ「無言歌」は、アルヴォ・ペルトを思わせる静かな曲集です。(2023/09/29 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0681 |
パレストリーナの6声のミサ「ミサ・シネ・ノミネ(無名のミサ)」は彼の生前から高く評価された曲であり、堅固で整然とした様式(=パレストリーナ様式)と呼ばれるで書かれているために、J.S.バッハが古典派の様式を研究するために譜面を筆写、編曲した作品として知られています。今回、ケンブリッジのガートン・カレッジ合唱団の演奏はミサ曲本体に、同時代の作曲家インジェニーリの曲と、パレストリーナ自身による別の曲を組み込み、新たなミサ曲として再構成するという試みを行っています。作曲当時、ミサ曲からはあらゆる世俗的要素を退けるようにという風潮の中で生まれた作品に、改めて様々な思想を盛り込んだこのミサ曲は、現代ならではの味わいを持つ作品に生まれ変わっています。(2019/05/17 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0516 |
ドン・バンクス(本名: ドナルド・オスカー・バンクス)はオーストラリアの作曲家。若い頃にマティアス・セイバーに師事、ジャズに傾倒していた師の影響を受け、自身もジャズに没頭。イギリスのジャズ・プレイヤー、タビー・ヘイズと親しく、彼のためにいくつかの曲を書いています。1950年代にはロンドン現代音楽センターで指揮者エドワード・クラークの秘書を務めたのち、1967年から68年までは新音楽振興協会(SPNM)の会長を務めるなど要職を歴任、また教育者としても多くの後進を育てました。このアルバムには彼の室内楽と声楽作品が収録されています。鋭いドラマ性と抒情性を湛えたホルン三重奏曲や、親しみやすい旋律を持つ「5つの北国の民謡」などバンクスの多彩な作品を楽しめます。また「Tirade」はオーストラリアの詩人ピーター・ポーター(1929-2010)の詩を用いた1968年の作品。3人の打楽器奏者が奏でる約30の楽器からなる巨大なパーカッションアンサンブルと、ハープ、ピアノによる音楽は、まるで即興演奏のようですが、実はすべての音が楽譜に記されており、ここにメゾ・ソプラノのシュプレヒゲザング風の歌が絡み、ドラマティックな音楽を作り上げていきます。(2022/07/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0591 |
第1集(TOCC0150)でその柔軟性溢れる作品を披露したイギリスの現代作曲家、ジョン・ピッカード(1963-)。こちらは2つの弦楽四重奏曲を収録した第2集となります。こちらは彼の50歳の誕生日を記念してリリースされたもので、初期の作品である第1番と、最近の作品である第5番を収録。もちろん全て初録音となります。彼の作品は攻撃的な面を備えていますが、実に奥深く官能的な部分もあります。エルガーの研究家でもある彼らしく、時として美しいメロディが出現するあたりも興味深いところです。(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0197 |
現代イギリスを代表する作曲家の一人、ジョン・ピッカード。強靭な作風による作品が多いためか、主として管弦楽作品が知られていますが、このアルバムに収録されているような小さな編成の作品も、独自のドラマ性を備えており、聴き応えの多いものです。テキストに選ばれているのは20世紀前半に活躍した2人の詩人、ローレンス・ビニョンと/エドワード・トーマスの詩であり、どちらも第一次世界大戦の悲痛な影と、自然への賛美が表現されています。ピッカードはこれらの詩を丁寧に音楽と融合させ、美しいピアノの伴奏を付けて絶妙な作品に仕立てています。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0413 |
オーストリア出身のユリウス・ビットナー。後期ロマン派時代に活躍した多くの作曲家の中の一人ですが、現在ではほとんどその名前を記憶している人はいません。しかし存命当時は「ウィーンで最も成功したオペラとオペレッタ」の作曲家として人気を博していました。本業では弁護士だったビットナー、長く患っていた糖尿病の後遺症で体が不自由でしたが、彼の書く作品はどれもオーストリアのアルプス地方を舞台にした明るく楽しいものが多く、人々は親しみやすい彼の作品をとても愛していました。このシリーズでは彼の知られざる管弦楽作品を収録。ブルックナーを思わせるシリアスな雰囲気を持つ交響詩「祖国」と荘厳な交響曲第1番のリリースは、彼の再評価を促すきっかけになることでしょう。(2019/05/17 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0500 |