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Search results:1582 件 見つかりました。
ヒューゴ(フーゴ)・カウンは1863年、ベルリン生まれの作曲家。地元で音楽を学んだ後1886年にアメリカ大陸に渡り、当時ドイツ系のコミュニティがあったミルウォーキーに居を構えました。この地で合唱指揮者、作曲家として活動するとともに、音楽学校でも教鞭を執り、多くの後進を育てました。1900年初頭にはドイツに帰国、ベルリンで教職に就きます。その後はベルリンに定住し1912年にはプロイセン芸術アカデミー会員に任命されました。このアルバムにはロングフェローが1855年に発表した叙事詩「ハイアワサの歌」から題材をとった2つの交響詩が収録されています。「ミネハハ」はドヴォルザークの「新世界より」第3楽章のLargoのようにイングリッシュホルンの旋律で始まりますが、すぐにワーグナー風の半音階的な旋律へと移っていきます。「ハイアワサ」は伝説的な英雄をネイティヴ・アメリカンの旋律を用いて描いています。交響曲第3番は1913年に作品。1914年に初演された後人気を博し、プフィッツナーやフルトヴェングラーもこの曲を演奏したとされています。(2023/10/06 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555572-2 |
現代では「ギター曲の作曲家」として名前が知られているカステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)。彼は幼いころから音楽の才能に溢れ、9歳で最初のピアノ曲を作曲し19歳でフィレンツェ音楽院のピアノ科を終了、その後作曲科でピツェッティに師事し4年後に卒業資格を得ます。そしてイタリア気鋭の作曲家として次々と作品を発表することとなるのです。この2曲のピアノ五重奏のうち、第1番はイタリアのピアニスト、エルンスト・コンソーロの思い出のために書かれたもので、1932年に作品番号なしで出版されています。第2番は1951年、彼がビバリーヒルズで映画音楽を盛んに作曲していた頃のもので、トスカーナの田舎の思い出が反映された「陽気さと瞑想的な静けさ」を併せ持つ、表情豊かな作品となっています。(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777961-2 |
ボヘミア出身、ドイツで活躍した作曲家レオポルド・ガスマンの室内楽作品集。ボローニャでジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニに師事したとされますが、詳細は分かっていません。イタリアの様式による22作の歌劇をはじめ、数多くの室内楽作品や宗教曲を書き、グルックの後継者としてウィーンに招かれ、1772年には宮廷楽長に任命されています。ガスマンの功績の一つに、1765年、旅行先のヴェネツィアで サリエリの才能を見抜き、ウィーンに連れて行き教育を施したことが挙げられます。現在では彼の歌劇を耳にする機会があまりありませんが、存命中には高い人気がありました。このアルバムに収録された作品中、2つの五重奏曲は大ヒットした歌劇《アモールとプシュケー》からとりわけ人気が高かったアリアを編曲したもの。他の作品も彼を重用した皇帝ヨーゼフ2世のお気に入りでした。これらの美しい響きに富んだ作品に、名手ラヨシュ・レンチェスとその仲間たちが新しい息吹をもたらしています。(2023/02/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555528-2 |
アントニオ・サリエリの師として知られる作曲家!ガスマンのアリア集最近、にわかに脚光を浴びている作曲家の一人、フローリアン・レオポルト・ガスマンのアリア集。ボヘミアのブリュックスで生まれ、地元の合唱団で音楽教育を受け、20代の終わりにはすでに歌劇を作曲、これをヴェネツィアの謝肉祭シーズンで上演していたという記録が残っています。歌劇の台本の多くは当時の名作家ゴルドーニによるもので、彼の歌劇はグルックを凌駕するほどの人気を獲得、1763年にはヨーゼフ2世が彼をウィーンに招き、1772年には宮廷指揮者に任命されるなど皇帝から多大なる信頼を寄せられました。しかし、活動の絶頂期であった1774年、馬車から落下するという不慮の事故に見舞われ、そのまま45歳の生涯を閉じてしまいます。現在、彼の名が注目されている一番の理由は、あのサリエリの師匠であったことでしょう。サリエリ人気の高揚に伴い、ガスマンの作品も聴かれるようになりつつあります。このアリア集は、あまり録音の多くないガスマン作品を知るためにふさわしい1枚。新進気鋭のソプラノ歌手アニタ・ヴェグリーの輝かしい声でお楽しみください。(2020/02/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555057-2 |
後期バロックの作曲家ラニエーリ・カッポーニ。その生涯と作品についてはほとんど知られていませんが、残された数少ない資料によれば、宗教家であるとともに、大いに影響力のある音楽家だったとされています。彼が没した1744年、兄ルベルトがフィレンツェで12曲のソナタ・ダ・カメラ(室内ソナタ)を出版、これらがケルン大司教クレメンス・アウグスト(1700-1761)に献呈されたことで、かろうじて歴史の中に彼の名が記されることとなりました。ウィーンの図書館に楽譜が保存されたこれらのソナタは、通奏低音付きの旋律楽器のために作曲され、18世紀の音楽様式を反映しています。このアルバムでは、マンドリン奏者アンナ・トルゲを中心としたアンサンブルがカッポーニの6つのソナタを演奏。バロック・マンドリンは当時人気のある楽器であり、ヴィヴァルディやスカルラッティも作品を残したほどで、カッポーニの作品もバロック・マンドリンでの調弦と演奏技法に適しています。トルゲは楽器の表現力と技巧を最大限に活かしつつ、当時の室内楽作品の美しさを再現しています。(2025/03/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555039-2 |
カトワール(ロシア読みはカトゥアール)はフランス系ロシア人のピアニスト・作曲家。モスクワ大学で数学を専攻し1884年にて卒業。その後音楽の道を選び、ベルリンへ留学します。そこでワグネリアンのピアニスト、カール・クリントヴォルトに師事し、自らもワーグナーへ傾倒し、1879年にワーグナー協会の会員になります。しかし、当時のロシアではワーグナー嫌いが多かったため、どうしても彼の作品は低く評価されてしまったのです。そんな彼の作品を再調査しているのが、ここでピアノを演奏しているザッシモワです。彼女は10年程前からモスクワでカトワールの作品を研究し、チャイコフスキーとの関連性についての本を出版しています。そんな彼女と名手ブロイニンガーが奏でる一連のヴァイオリン作品は、この忘れられた作曲家の復興に大きな力を貸すことでしょう。(2010/02/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777378-2 |
20世紀初頭のソ連における「最も成功した作曲家の一人」がカバレフスキーです。モスクワ音楽院でミャスコフスキーに作曲を師事、学生作曲家創造集団に入会し、第二次世界大戦中は数多くの愛国的な歌曲を作曲、1940年にソ連共産党に入党。何度もジダーノフ批判にさらされそうになるも、うまく切り抜け「ソ連公認」の作曲家として政府のために寄与しました。そのため、彼の作品はあまり前衛的ではないとされています。この弦楽四重奏曲も洗練された趣きを持つ聴きやすいメロディが特徴ですが、ところどころに斬新な部分や民謡風なメロディがあり、特に大戦後に書かれた第2番では、ショスタコーヴィチを思わせる悲痛な部分も感じられます。(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555006-2 |
ソビエト・ロシアのナショナリズムの鑑として末永く記憶に残されるであろう大作曲家カバレフスキー。多くの分野に渡ってたくさんの曲を書きましたが、現在知られているのは、ほんの一部の作品に過ぎません。そんなカバレフスキー、ファン待望の交響曲全集が登場しました。目玉はなんと言っても「交響曲第3番」でしょう。レーニンの追悼のために書かれた合唱を伴う規模の大きな作品で、今まで実際に聞くことはほとんど皆無に近いものでした。日本のホープ、大植の演奏。これは期待に胸を震わせていただきたいものです。(2008/10/08 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999833-2 |